ストーリー
大洋に浮かぶノルツシ大陸には、こんな伝説が伝わっている。
「天地創造の時、2匹の竜、闇(くろ)き竜モガルエと紅(あか)き竜テルリガが世界の覇権を賭けて争った。
モガルエは魔物を従え、テルリガは精霊を従え、激しい戦いを繰り広げた。その戦いは空を引き裂き、大地を割る程だった。
長い戦いの末、ついにテルリガはモガルエを封印し、これ以上の争いが起こらぬよう、森にその身を潜めた」
ここは、ノルツシの果てにある、『竜の森』。
伝説ではテルリガがその身を潜めた場所だが、今ではこの森に竜がいるなどと思っている者は一人もおらず、
また、いつも深い霧に包まれているこの森に入ろうとする者もいなかった。
この森には、人間と動物の特徴を併せ持つ、『けものびと』と呼ばれる者達が住んでいた。
けものびと達は、この森にまだテルリガが住んでいることを知っていた。
しかし、ノルツシには世界の覇権を握ろうと企んでいる者がいた。
彼の名はアグンシ=オイガテヌ、ノルツシを治めるオイガテヌ国の国王。
ノルツシにもう一つ伝わっている伝説、「竜の血を飲んだものは、無限の力を得ることができる」に目をつけた彼は、
家臣にも国民にも何も知らせないまま、密かに旅に出た。
竜の森に忍び込んだ彼は、長い彷徨の末、やがてテルリガと対峙した。
「俺に無限の力をよこせっ!!」
森に竜の鳴き声が響き渡った。
たまたま近くで木の実を取っていたアリザとユニが、テルリガの所に駆けつけた。
そこで二人が見た物は、血の海と、今まさにその中に沈まんとしているテルリガの姿だった。
瀕死のテルリガは、二人に伝説の本当のところを語った。
長い戦いの末、自分はモガルエの首筋に食らいつき、血を吸い尽くしてモガルエをその身に封印した。
そして、自分の血を飲んだ者は、その中のモガルエの血の力によって、やがて闇き竜に変貌してしまうのだ。
自分の亡き後、闇き竜によってこの大陸、いや世界が大変な事になると……
テルリガは、最後の力を振り絞って自分の牙を一本、二人に託した。
それは、けものびとの持つ魔力を増幅し、竜と戦うために必要な物。
しかし、それは竜の血の力も増幅するものであり、それが竜の血を飲んだ者の手に渡れば、本当に世界を滅ぼしかねない。
その事を伝えると、テルリガは息絶えた。
急いでけものびとの村に戻った二人を村人が取り囲んだ。
「そ、村長―――! 大変です―――!!」
村人たちは竜の牙を見て全てを理解したようだった。村長が歩み出て、二人に言った。
「わしらの使命は、テルリガをお守りする事だったんじゃよ。
この森がいつも霧に包まれておるのも、そのためじゃ。
テルリガをお守りできなかったのは、わしらの手落ち……
じゃが、こうなった以上、竜の血を飲んだ者……そして、闇き竜の復活を止めねばならぬ。
やってくれるな、アリザ、ユニ」
このままでは世界が危ない! 二人は竜の牙を仕込んだ特製のほうきにまたがって、オイガテヌの首都、王都レパへと向かった……
- キャラ増えたから、ストーリーも書き換える必要が……(涙)。
ステージ紹介(全7面)
けものびとの村を出たアリザとユニに、謎のムササビの大群が襲いかかる...
ボス:人面樹
森のはずれにある大木だったのだが、実は闇き竜の手先だった。謎のフルーツ(?)を実らせて攻撃してくる。
氷山の浮かぶ……ということはかなり極に近い海。タコやペンギンが住んでいる。
船が流氷に囲まれて身動き取れなくなってたりする(助けられません)。アリザはあんな格好で寒くないのだろうか?(自問)
ボス:電気クラゲ
秋刀魚賞……じゃなかった、三魔将の一人(一匹?)。2本の触手から激しい攻撃(しつこいが、難易度にもよる)を繰り出す。
夜。とある村。しかし、その村の住民はみんな命を奪われ、ゾンビと化していた……。
ボス:ロポダヌゲス
三魔将の一人。村をひとつ死の村と化し、その生命エネルギーをアグンシに送っている。翼、手、口から攻撃を仕掛けてくる。
果てしなく広がる砂漠の奥に、遺跡があった。竜型侵入者撃退砲撃装置「ドラゴントーチ」の攻撃の向こうにボスが待つ。
ボス:サンド・アーチン
名前から推測できるとおり、砂(sand)の中に棲む巨大なウニ(urchin)。
海胆だけに硬い(耐久力が高い)。その痛そうな(今のところ、触ってもミスになりませんが)棘から派手な弾幕を放ってくる。
ついに王都レパに着いたアリザとユニ。城の正面までたどり着いた二人の前に、魔導戦車が立ちふさがる。
ボス:汎用魔導戦車『クリミナル・デストラクタ』(通称デスクリ)
数年前から研究開発されていた、魔導エネルギーで動く戦車。攻撃も魔導エネルギー弾であるため、弾薬を積み込む必要もない。
当然、動かすためには多大な魔力を必要とするのだが、国王(※竜の血を飲んだために魔力がみなぎっている)のおかげで運用が可能になったとか。
通称が通称だけに、「やりやがったな」と言いたくなる攻撃を仕掛けてくるらしい。
城内に侵入するアリザとユニ。沸いてくるメイドを倒しつつ(笑)大広間やら図書室やら食堂やら中庭やら倉庫やらを通り抜け、謁見の間で二人が見たものは?
ボス:国王アグンシ=オイガテヌ&魔剣『サネラズ』
オイガテヌ国の国王。世界の覇権を握ることを企み、テルリガを殺し、その血を飲んだ。
サネラズは、こう見えても実は三魔将の一人(?)。破壊不可能なのでアグンシのみを狙って撃ちましょう。サネラズを投げつけてきたらとってもピンチ。
アグンシを倒したアリザとユニ。しかしアグンシは竜の血の力によって闇き竜モガルエへと変貌を遂げる。城を破壊し、外に出たモガルエを追う二人。ノルツシ大陸上空(というほど高くないが)で、最後の戦いが今始まる……。
ボス:闇き竜モガルエ
本作のラスト・ボスです。がんばってやっつけましょう。EASYでもあまりやさしくなりませんが、ラスボスをあまり腑抜けにするわけにもいきません。ご了承ください。
頭はライフが75%で一つ、50%でもう一つ壊れます。諸般の事情によりこのとき倍率がかかりません。
(モガルエの頭は最後の一つ以外は0点です。最後の一つは他のボス同様に倍率をかけられます)
ボスキャラクタについて
1面:人面樹
2面:電気クラゲ
3面:ロポタヌゲス
4面:サンド・アーチン
5面:クリミナル・デストラクタ
6面:国王アグンシ
7面:闇き竜モガルエ
- 面の最後に出る大型の敵です。
- 雑魚とは比べ物にならない激しい攻撃(……あなたの選んだ難易度にもよりますが)をしてきます。
- ひたすら攻撃して体力(ハイスコアの下にある黄色いバーグラフ)をゼロにすると倒せます。
- 倒した瞬間に画面内の雑魚敵・敵弾も消滅します。
- ボスとの交戦時間は約5分間(600フレーム)、残り30秒になると HURRY UP! と出て急(せ)かされます。
- ちなみに時間切れになるとボスはおもむろに自爆し、得点は入りません。ご注意を。
最終更新:2010年11月14日 13:29