MagicalForcesの説明7

 オプション

  • 起動時にオプションを与えると、マニアックな設定が可能です。オプションを認識すると、起動画面に表示されます。

  • オプションの与え方は何通りかありますが、いちばん簡単なのはショートカットを作ってそのプロパティをいじくる方法でしょう。
  • ショートカットのプロパティの "リンク先(T):" の部分を"B:\Delphi Project\MForces\MForces.exe" /B /EなどとすればOKです("B:\Delphi~MForces.exe" の部分は環境によって異なります。書き足すのは線を引いた部分のみです)。

※ショートカットの作り方に関しては Windowsのヘルプを参照してください。

 一覧

  • 表示
/Dx  (no borDer)     縁なしウィンドウ
/Fx  (Full screen)   擬似フルスクリーン
/Sxy (Size)          大きさ変更
  • マルチメディア
/B   (no Bgm)        BGMなし
/E   (no soundEffect)効果音なし
  • リプレイ
/P   (Play save)     プレイセーブ ON
  • その他
/Wx  (Wait control)  ウェイト
/T   (Test mode)     テストモード
/Lx  (Language)      言語

  • x,yは数値を表します。
  • オプション例に"*"の付いているものは、省略した場合それを指定したのと同じになります。
(/Sオプション なら /S20)
  • "*" の付いているものがない(/Dオプション など)場合、省略すると全く効果がありません。


  • /Dx (no borDer) …… 縁なしウィンドウ

 普通はタイトルバーありのごく普通のウィンドウですが、タイトルバーやウィンドウの縁(ふち)をなくします。
 これによりウィンドウ自体の大きさも384×512となり、解像度640×480の環境でも、何とか遊べます。(^^;)
 注意ですが、タイトルバーがない状態では、閉じるボタンもありません。
 ですので終わりたいときは、[GRPH](または[ALT])+[F4]を押すか、ポーズをかけてからタスクバーの Magical Forces のボタンを右クリックして[閉じる]を選んでください。
 xにはプレイ中のパラメータ(スコアと魔力メーター)をずらす値を指定します。
 x文字分(ゲーム画面での 8 かける x ドット)分ずらします。

※プレイ中のパラメータ以外の表示(ランキングなど)はずらしません。
 また、ゲーム画面の大きさがディスプレイより大きいわけですから、画面外で敵弾にぶつかったりする危険性もあります。
 xを省略すると1を指定したのと同じになります。('/D' = '/D1')

  • /D0 :縁をなくすだけです。
  • /D または /D1 :縁をなくし、640×480の解像度でスコアと魔力メーターを8ドット内側に表示し、画面内に収まるように調整します。


  • /Fx (Full screen) …… フルスクリーン

 DirectXものに対抗すべく(?)、擬似フルスクリーンモードにします。
“擬似”なのは、画面モードを切り替えることなく、ウィンドウを最大化して
 デスクトップや他のウィンドウを隠しているだけだからです。
 せっかくだから余った部分に赤……もとい、画像を表示できるようになっています。

※このオプションだけではウィンドウの縁の処理をしません
(通常のタイトルバーやボタン付きのウィンドウをいっぱいまで広げた状態になる)。
 /D0 オプションとセットで指定すると、よりフルスクリーンらしくなるのでオススメです。

  • /F または /F0 :最大化するだけです。背景は「ボタンの色」と同じになります。
  • /F1xxxxxx :背景を16進数6桁で指定した色にします。一般的な指定方法と異なり、bbggrrの順番(Delphiの仕様)で書いてください。
 256色モードの場合は指定したとおりの色にならない場合があります。
 たとえば /F1000000 であれば黒、/F1FFFF00 であれば水色になります。
  • /F2filename :指定したファイルを背景画像にします。(ビットマップ画像のみ、JPEGやGIFは不可)
 拙作『Magical Forces インストラクション壁紙』でもいいし、お気に入りのあの娘の画像でも、はたまた風景画でもなんでもどうぞ。
 ただし、画面の色数とファイルの色数によっては色がおかしくなる場合もあります。

※画像は画面全体にに引き伸ばされます。
※ファイル名だけ書けば Magical Forces と同じフォルダから探します。
 たとえば /F2instwp.bmp とすれば、拙作『Magical Forces インストラクション壁紙』を背景画像にして遊べます(笑)。
※フルパス指定は廃止になりました。
※ファイルが見つからなかった場合は警告ダイアログを山ほど出して止まってしまい、[Ctrl]+[GRPH](または[Alt])+[Del]で終了させるほかなくなります。注意しましょう。
※変な画像を指定して周囲の顰蹙を買わないようにしてください(笑)。

  • /Sxy (Size) …… 大きさ変更

 xでゲーム画面の大きさ(倍率)を設定します(1か2)。
 yは拡大方法の設定になります。0はCopyRect(標準)、1~3はピクセル拡大します。
 2,3はCRT向けに明るさの調整も行ないます。

 yを省略するとゼロになります。('/S2' = '/S20')
 xは省略しないでください。

※ピクセル拡大は画面の色数が65536色以上の時に指定してください。256色で指定すると、色がおかしくなる場合があります。
 また、読み込みに多少のお時間を頂きます(特に2倍時)

  • /S1 または /S10 :等倍(192×256)、CopyRectで拡大
  • /S2 または /S20 : 2倍(384×512)、CopyRectで拡大 ←これが標準
  • /S11 :等倍(192×256)、ピクセル拡大
  • /S21 : 2倍(384×512)、ピクセル拡大
  • /S12 :等倍(192×256)、ピクセル拡大、明るさ調整(弱)
  • /S22 : 2倍(384×512)、ピクセル拡大、明るさ調整(弱)
  • /S13 :等倍(192×256)、ピクセル拡大、明るさ調整(強)
  • /S23 : 2倍(384×512)、ピクセル拡大、明るさ調整(強)

 /S3 以上では動作しないようです。
 おとなしく解像度を下げた方がベターでしょう。

  • /B (no Bgm) …… BGMなし

 MIDIによるBGMを鳴らしません。
 真夜中にプレイされる方、MIDI音源がソフトウェアMIDIで処理落ちが激しくなる方などにオススメです。

  • /E (no soundEffect) …… 効果音なし

 WAVEによる効果音を鳴らしません。
 真夜中にプレイされる方、WAVEを鳴らすと処理落ちする方(出来の悪いドライバ、CPUパワー不足など)にオススメです。

  • /P (Play save) …… プレイセーブ ON

 プレイデータを録画します。
 面の再現に必要なデータ(乱数系列、選択したキャラクタ、キー入力のデータなど)をメモリに蓄えて、面クリア時に面ごとにファイルに出力します。
 ファイル名は'replayX.dat'(Xにはステージ番号(1~7)が入ります)で固定されています。
 古いプレイデータがあっても容赦なく上書きされます。
 保存しておきたい場合はプレイ終了のたびに名前を変えるなり別のフォルダに移すなりしておいてください。

 元々はデモプレイデータの作成用の機能(笑)なので、1.06.00ではプレイデータの再生には対応していません。
(デモデータ'demoX.dat'と差し替えれば、タイトル画面でのデモプレイで途中までなら見られます)
 そのうち再生機能も付けたいと思います(^^;)。
 1面あたり約20キロバイトです。動的確保が面倒なので面の最初からボスが自爆するまで待ったとして最後までの最大サイズです。

  • /Wx (Wait control) …… ウェイト

 MFに昔はWindowsタイマーを使っていて、タイマーで安定動作しない場合にタイマーを使わず動かすためのオプションでした。
 1.07.04でタイマーを全廃した(Windowsタイマーを使わないプログラムにした)ため明示してやる必要が薄れました。
 なお、同期モード(/W1) が標準になっています。

  • /W または /W0 :ノーウェイトモード
 ノーウェイトでメインルーチンを駆動させます。
 敵の多い少ないでゲーム速度に多大な差が出ます。
 自分のマシン(とあなた自身)の限界に挑戦?
  • /W1 :同期モード
 メインルーチンをきっちり50ミリ秒に一度ずつ駆動させます。
 マシン、Windowsによってはタイマーイベントがあまり正確な間隔で発生しない事があるようなので付けました。
 処理速度の目安を上回るマシンなのに動作が遅い場合は、このオプションをつけると改善されることがあります。

  • /T (Test mode) …… テストモード

 テストスイッチを入れて(/Tを付けて)電源を投入(MFを起動)するとテストモードになります。
 ただし入力テストしかできません。6系統の入力のチェックができます。
 系統名の左に文字が出ますが、これは
  1:プレイヤー1 がこの系統を使う
  2:プレイヤー2 がこの系統を使う
  B:一人プレイのとき この系統を使う
 という意味です。

  • /Lx (Language) …… 言語選択

 Magical Forces は日本向けに制作されていますが、ある日、日本海の向こうからwebサイトで紹介したいとのメールが舞い込みました。
 そういうことで英語に切り替えられるようにしてみました。
(ユーラシア大陸の向こうからCDに収録したいとも来ました(^^;;))

 言語が切り替わるのは、タイトルバーや起動画面のメッセージといった、プログラム内に記述できる部分のみです。
 「ファイルが見つかりません」とか「不正な浮動小数点命令」とか出るダイアログはプログラムとして書いていない(Delphi、もしくはWindowsが用意している)ので、他の言語で表示されるか分かりません。

  • /L0 :日本語(Japanese)
  • /L1 :英語(English)

※/L以外のオプションも指定する場合は、/Lオプションを一番最初に指定してください。

 メッセージ

 何かあると、画面上に黄色い文字でメッセージが表示されます。

  • TRANSLUCENT:ON / OFF
 半透明をオン/オフしました。
([F5]キー)

  • SHOW FPS:NONE / HISTORY / ELAPSED / ALL
 フレーム数表示をオン/オフしました。
([F6]キー)

  • QUITING GAME...
 ゲームを中断します……
([SHIFT]+[F2]キー)

  • 1P A.I.C.:ON / OFF
 1P側の連射設定をオン/オフしました。
(チェンジボタン押したまま)

  • WARNING:SAVE FAILED
 セーブに失敗しました。
 ファイルやドライブが Read Onlyだったり、CD-ROM上の実行形式を実行した場合、書き込めないためにこのメッセージが出ます。
 使用回数やハイスコア、プレイデータのセーブを行いたい場合は、ハードディスクにコピーしてそれを実行する必要があります。

  • WARNING:FILE NOT FOUND
 ファイルが見つかりません。
 具体的には
  デモデータが見つからない場合
  面セレクトで1,2,3,5面以外を選択した場合に出ます。
  デモデータを無いものとして処理を続行します。
 1,2,3,5面なのに出た場合は、demoX.datを消していないか確認してください。

※WARNINGは実行に支障の無い『警告』です。


最終更新:2010年11月14日 13:44
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