能力一覧




作中に登場した超能力一覧。
順不同。


  • 『ダウンロード(仮名)』
 所有者:ハルトシュラー=ハニャーン
 形状:銀の十字架のついたヘアゴム
 内容:
 現実世界で所有している超能力を空想空間に持ち込む能力。
 一度発動させる度に能力体結晶を一つ消費する。

 【その他】
 通常の願いを叶える系バトルロイヤルではありえない、単体ではなんの意味もない能力。
 他のキャラがこんなものを与えられた日には棄権を決意するレベルである。
 ハルトシュラーの願いに関係しているはずだが、現時点では詳細不明(そして彼女の超能力も不明)。


  • 『重力作成(グラビトン)』
 所有者:鳴滝成実→消滅
 形状:お守り
 内容:
 物体にかかる重力方向を一定時間(七秒間)変化させる能力。
 条件は、その物体に触れること。

 【その他】
 「周囲の拘束から自由になりたい」という願望が元になった能力。
 元ネタは「パワプロクンポケットシリーズ」登場の大江和那の持つ重力操作能力。
 本家では自分の重力方向を操作し“上下左右に落ちる”移動法を見せている。


  • 『“accelerando(アッチェレランド)”』
 所有者:有栖川有子→消滅
 形状:小さなピンバッジ
 内容:
 自分の歌を聞いた相手に幻覚を見せる能力。
 効果継続時間は五分間。
 ただしどれほど強化されたとしても聴覚だけは操れない。

 【その他】
 音楽家らしい能力で、けれど音楽家には負けてしまう能力。
 聴覚を操れない理由は「音楽家は音を使い曲の主題となる風景を見せるもの」と本人が考えていたため。
 自分の音楽を聞いた者全てを魅了してやるという決意が元になった能力。
 そも、有栖川有子は「ライバルに勝ちたい」という願いなど持っておらず、もしかするとハルトシュラーはそれを見抜いていたのかもしれない。


  • 『Davy Jones' Locker(DJL)』
 所有者:参道静路→願いの変化に伴い消滅
 形状:錨を模した携帯ストラップ
 内容:
 相手に攻撃を与えた瞬間に一キロ分の枷を付け、以降攻撃を通す度に枷の重さを二倍にしていく能力。
 常時発動型の能力で、『沈め』という言葉と共に加重される。

 【その他】
 元ネタは「BLEACH」吉良イヅルの斬魄刀侘助。
 全て船乗りが等しく抱く海への畏敬と「ちゃんとした中身のある、何かになりたい(存在を重くしたい)」という願いが元にある能力。
 自分を重くするのではなく他人を重くする能力なので、彼は無意識のレベルで誰かに助けを求めていたのだろう。
 ……というか、そういうことを含めてのテーマソングである。


  • 『リィンフォース』
 所有者:不明(女子生徒)→鞍馬兼
 形状:桃色の指輪
 内容:
 任意の物体を強化する能力。
 一段階目は無生物以外の任意の物体を鉄にする能力だった。

 【その他】
 元ネタは「うえきの法則」のタオルを鉄に変える能力。
 洛西口零は所有者の願望を「鉄のように強い心を持ちたい」と推測したが鞍馬兼は否定している。 


  • 『勇者の些細な試練(random encounter)』
 所有者:鞍馬兼
 形状:キーホルダー大の携帯ゲーム機
 内容:
 “勇者”を指定し、その相手が“魔王(自分)”を認識できないようにする能力。
 相手を知ってさえいれば誰にでも発動できるが、一度に発動できるのは四人までで、かつその四人は仲間でなければならない。
 対象が半径三メートルの円に入った瞬間に「エンカウントした」と見なされ姿が見えるようになる。
 ちなみに、こちらから見えていない相手を攻撃することはできない。

 【その他】
 RPGが元になっている鞍馬兼の超能力の一つ目。
 これは「ドラゴンクエストシリーズ」が元。
 こちらから攻撃できない理由はランダムエンカウントシステムというゲームシステム的にエンカウントしない限りは戦闘にならない為。
 何故四人までなのかと言えば、彼の一番好きなドラクエがⅢだからである。
 ……名付け親の洛西口零はランダムエンカウントのゲームで梃子摺ったことがあるのだろう(だから“些細な試練”)。


  • 『変身(ドッペルゲンガー)』
 所有者:三宅メイ→高天ヶ原檸檬
 形状:丸いコンパクトミラー
 内容:
 自分の身体を変化させる能力。一段階目は「自分の知る誰かに変わる」というもの。
 一度変化させると変わりっぱなしなので色々とややこしい。
 ただ制約として声だけは変えられない。

 【その他】
 元ネタは「NEEDLESS」よりそのまま「変身(ドッペルゲンガー)」。
 「こんな自分嫌だ」という心の叫びと「本当の自分の声を聴いて欲しい」という願いの二律背反が元にある能力。
 彼女も何処かで想いは自分の言葉でしか伝わらないと分かっていたので声は変えれないのだった。


  • 『超速運動(ロケットスレッド)』
 所有者:不明→関ヶ原衝風
 形状:不明
 内容:
 自分が投げた物体を加速させる能力。五話時点では二百キロまでで、一種類、かつ四つまでだった。
 特別製の黒いスーパーボール『チョウダン』を用い変則弾幕を張ることが可能。
 一般的なものが二~六センチなのに対してこれは七センチ大(テニスボールよりも大きい)。

 【その他】
 元ネタは「めだかボックス」で風紀委員長雲仙冥利が使う対人兵器「超躍弾(スーパーボール)」。
 ネーミング的には「等速直線運動」と「ロケットスレッド」から。
 『チョウダン』は“跳弾”と“超玉(スーパーボール)”の掛け言葉で本家と同じ。 
 テニスボール大のものが二百キロで激突すると骨折、下手をすれば即死なので強いかと言えば強い。
 というか、チョウダンなしでも大抵の物体は二百キロまで加速すれば立派な凶器になる。


  • 『残す杙(ファウル・ルール)』
 所有者:くいな橋杙
 形状:巨大な槌
 内容:
 認識した(≒視界内にある)敵戦力の武装を解除し武器を解体する能力。
 能力発動と同時に波動が射出され、それに触れた武装を対象とする。

 【その他】
 元ネタは「境界線上のホライゾン」より大罪武装「淫蕩の御身」。
 「杙を穿つ」と「悔いが残る」という言葉遊び。
 くいな橋杙は大罪武装や聖譜顕装を見て反則めいた規則規定だと思ったのだろう。 


  • 『神の憂鬱(コンテキスト・アウェアネス)』
 所有者:不明→鞍馬兼→洛西口零
 形状:不明
 内容:
 自分の知っている物体を一つ指定し、それがどの方向に在るのかを検索する能力。
 物体は無機物でなければならず、かつ検索の為にその正式名称を知っていなければならない。

 【その他】
 検索エンジンとコンテキストアウェアネスから。
 全てを俯瞰する視点を手に入れ神になった人間だが、自らの情報処理能力は一定なので逆に見つけたいものを見つけられなくなった。
 それこそ自身を電脳化するしかないレベルに。
 知りたいことを知ることは結構難しいという洛西口零の考えが根底にある能力。


  • 『汎神論(ユビキタス)』
 所有者:洛西口零
 形状:ノンフレームの眼鏡
 内容:
 何処にでも存在し、かつ、何処にも存在しない能力。
 傍目にはテレポートなのだが……。

 【その他】
 元ネタは「HELLSING」シュレディンガー准尉。
 ユビキタスとは「神は遍在する」という原義から「何処からでも情報にアクセスできる状態」を表すようになった言葉。


  • 『ハンドレットパワー』
 所有者:深草火兎
 形状:メタリックレッドのバックル
 内容:
 一時間の内、合計十秒間のみ、右腕の力を十倍にする能力。
 合計で十秒間で「百分の一秒」「残り時間全て」などの指定も可能。
 使い切った瞬間から一時間後に十秒間チャージされる。

 【その他】
 元ネタは「TIGER & BUNNY」の同名能力。
 本家よりは大きく劣るが、一応“十秒間×十倍=百”ということで「ハンドレットパワー」ではある。
 右腕のみなのは深草火兎が「スクライド」のシェルブリットが好きだから。


  • 『姫君の迷惑な祝福(ZAP)』
 所有者:鞍馬兼
 形状:同じ
 内容:
 死んだ相手を生き返らせる能力?
 詳細不明。 

 【その他】
 鞍馬兼の能力の二つ目。
 こちらは「ドルアーガの塔」を元になっている。


  • 『ブラックローズ』
 所有者:鳥羽通
 形状:
 内容:
 触れた場所に黒い薔薇の紋様を刻み、次にそこに触れたものを茨で拘束する能力。
 応用で自分の腕を拘束し防具とする使い方もある。

 【その他】
 元ネタは特になし。
 「好きな人をいっそ拘束してしまいたい」という口に出せない独占欲が前面に出た能力。
 黒い薔薇の花言葉は「貴方は私だけのモノ」など。
 鳥羽通は参加しなかったためにこの能力も存在していない。
最終更新:2012年12月10日 05:07