OP相殺について

  • ワンパターン相殺(以下OP相殺)とは、同じ技を連続使用することで、その技の攻撃力が下がってしまうことです。攻撃力の減少に従い、与える吹っ飛び力も減少します。そのため、一つの技にばかり頼った戦い方をしていると、相手を倒しにくくなります。 下がった攻撃力は、別の技を使用したり画面から消えることで回復します。

画面から消えるとは

  • 1ミス
  • ゼルダの変身
  • ポケトレのポケモンチェンジ
  • サムスからゼロスーツサムスへ(切り札、アピールコマンドどちらでも)
  • ゼロスーツサムスの最後の切り札使用
  • クッパの最後の切り札使用
  • ワリオの最後の切り札使用

のこと。


 同じ技の連続使用による攻撃力低下と、他の技の使用による攻撃力回復が起こる条件は「使用した技で攻撃対象にダメージを与える」ことです。

なので

  • 技が当たらなかった場合
  • 相手がガードしていた場合
  • 相手が無敵状態の場合
  • 相殺が発生した場合

上記の場合はダメージを与えられないため攻撃力の低下・回復は発生しません。
ちなみに「攻撃対象」は他キャラだけでなく、 攻撃できるもの全てが含まれます。
なのでアイテム等に攻撃した場合にも攻撃力低下・回復が発生します。


OP相殺のメリット

スマブラXでは、OP相殺による攻撃力低下が起きていない技は、攻撃力が1.05倍になります。しかし、OP相殺により0.1でも攻撃力が下がってしまうと、1.05倍の補正は無くなってしまい、不利になります(なお、OP相殺が発生しない技には1.05倍補正がありません)
 ちなみに、トレーニングモードにはOP相殺も1.05倍補正もないので、トレーニングモードでの攻撃力と対戦での攻撃力を比較することで1.05倍補正の確認ができます。



■攻撃力の減少・回復
 同じ技を連続で使用しているとその技の攻撃力は段々と下がっていき、最終的には 9回連続で使用した時点で、元の46%まで下がります。
 また、OP相殺により低下した攻撃力を回復するため、別の技を使用した場合、別の技を使用するたびに攻撃力が段々回復していき、 9回使用した時点で攻撃力は100%まで(実質105%)回復します。ちなみに、ステージから落ちたり、ポケモンを交代させた場合は、全ての技の攻撃力が完全に回復します。
 ここで一つ注意して頂きたい事があります。それは、上記の「9回」という回数はいかなる場合でも言えるという事です。例えば、ある技の攻撃力を100%まで回復させたい場合、 46%から100%に回復する場合でも、90%→100%の場合でも、別の技を9回使用する必要があります。
 また、攻撃力の1回当たりの減少量・回復量は、はじめは多く、後になるほど少なくなり、その比率は下の通りです。

1回目:2回目:3回目:4回目:5回目:6回目:7回目:8回目:9回目=10:9:8:7:6:5:4:3:2
 これにより、次のような計算式ができます。

◇攻撃力の減少・回復量
N 回目の減少量={(11-N)/54}×(X1-46)
           ={2(11-N)/(13-N)(10-N)}×(XN-46)

N 回目の回復量={(11-N)/54}×(100-Y1)
           ={2(11-N)/(13-N)(10-N)}×(100-YN)

<註>
XN:N 回目の攻撃力減少の前の時点で、技の攻撃力が元の何%であるか表す数
   X1→X2→X3→X4→X5→ X6→X7→X8→X9→46
YN:N 回目の攻撃力回復の前の時点で、技の攻撃力が元の何%であるか表す数
   Y1→Y2→Y3→Y4→Y5→ Y6→Y7→Y8→Y9→100


<計算例>
◇現在の攻撃力が元の46%の技を、他の技の使用で回復させた場合の回復量
 Y1=46
 100-Y1=54より
 1回目の回復量:{(11-1)/54}×54=11-1=10%
 2回目の回復量:{(11-2)/54}×54=11-2=9%
 ・・・中略・・・
 9回目の回復量:{(11-9)/54}×54=11-9=2%

◇現在の攻撃力が元の56%で、次に使うと5回連続になる技を使用した場合の減少量
 N=5
 XN=X5=56
 X5-46=10より
 減少量=[{2×(11-5)}/{(13-5)×(10-5)}]×10
      ={(2×6)/(8×5)}×10 = 12/40×10 =3%

 また、多段技の場合、何回ヒットしても、技の使用回数は1回と見なされます。



■つかみ攻撃
 つかみ攻撃は、打撃の間隔の長さによって、OP相殺の扱いが違っています。
 打撃の間隔が短い場合は、多段技扱いになります。よってこの場合、一度相手をつかんでから投げるまで(あるいはその相手がつかみ状態から抜け出すまで)の間は、何回攻撃しても攻撃回数は1回とみなされます。逆に、打撃の間隔が長い場合は、打撃1回1回がひとつの技とみなされます。
 打撃の間隔が長い場合と短い場合、それぞれにメリットとデメリットがあります。   間隔が長い 間隔が短い
つかみ攻撃で与えるダメージ 小 大
他の技の攻撃力を回復する効果 大 小
 なお、次に挙げるキャラは、打撃の間隔が短くなっても多段技扱いになりません。

マリオ ルイージ クッパ ワリオ シーク ゼルダ ガノンドロフ ロボット メタナイト デデデ オリマー ゼニガメ フシギソウ ゲームウォッチ

■最後の切り札
 最後の切り札による攻撃の場合、スマッシュボールの使用1回=技の使用1回とみなされます。ですから、スマッシュボールの効果が切れるまでに何回攻撃しても、技の使用回数は1回です。但し、ギガクッパ・ワリオマンは例外で、通常技と同じように攻撃力低下・回復が発生します。
 また、サムス・ゼロスーツサムスは、最後の切り札使用後に変身するので、最後の切り札の攻撃力は低下することがなく、常に1.05倍補正がかかった状態になります。






(*暇人のゲーム研究から抜粋)

作成担当:澪恁

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最終更新:2008年05月07日 22:15
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