ある日突然、シエール学園への編入の誘いの手紙が届き、入学することになった私。
そこで出会ったのはミケルにそっくりな男の子だった。
ミケルはおばあちゃんが私にくれたオルゴールの人形。
動くはずがないどころか、そもそも人間でない。おもちゃなはず…。
それなのに彼は私を見るなり、笑顔を浮かべて抱きついてきた。
そして知ってしまう特別クラスの正体―。
そう、彼らは全員人間ではない。
それから穏やかな日々は一変、世界は破滅への道を辿り出す。
浮き上がってくるそれぞれの抱える問題。
ノアールと名乗る不穏な影と、私の中にいる女の人の存在。
時間は狂いだし、世界は悲鳴をあげながら崩壊していく―。
そんな中、一筋の希望が訪れる。
『あまりにも強大な力を持ちすぎて、開けてはいけない匣。
世界を一瞬にして破滅にも幸福にもしてしまうパンドラの匣がどこかにある。』
パンドラの匣の正体。
それは……
…私自身だった。
パンドラの匣を求めて壮絶な戦いが始まる。
破壊し、破壊され、生き残るのは誰なのか?
彼らに隠された真実は一体なんなのか?
そして私の正体は……
全ては魔女狩りによって運命を狂わされたある男女から始まった。
そう、これは美しくて切なく、とても哀しい愛の物語―。
世界が向かう先は絶望か、希望か―