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乱択アルゴリズム


代表的な問題


グラフの塗り分け問題


完全グラフの全ての枝を2色で塗り分ける場合に同色のクリークが現れる確率に関する定理
nn \leq 2^{2^{k/2}}を満たす整数とする。
このとき、n頂点の完全グラフの各枝を青と赤でランダムに塗り分けると、
高い確率でk頂点の同色のクリーク現れない。

グラフの支配集合

グラフG = (V,E)の頂点部分集合U \subseteq Vを考える。
このとき、グラフの全ての頂点uに対して、uUに入っているかUの頂点に隣接している
という条件を満たしているとき、Uは''支配集合 (dominating set)''であるという。

グラフの最低次数と支配集合のサイズに関する定理
n頂点のグラフG = (V,E)の最低次数が\deltaであるなら、
サイズn(1+\ln(\delta+1)/(\delta+1))以下の支配集合が存在する。

グラフの最大カット


グラフの枝の数と最大カットのサイズに関する定理
グラフG=(V,E) \ (n=|V|, m=|E|)に対して、少なくともサイズm/2の最大カットが存在する。


最終更新:2012年02月07日 11:41