250cc Class - イタリアGP(モンツァ) 決勝
※ただしカレンダー上では、イタリアGPは開催されていないので?
[初] Part7(639)
J.サーリンネン(Jarno Saarinen)、R.パゾリーニ(Renzo Pasolini)
350ccレースにおいて、地元メーカー・ベネリのマシンに乗るW.ヴィッラ(Walter Villa) がコース上にオイルを噴出させてしまうが、オフィシャルは黒旗など振ることも無く、彼を完走させてしまう。
引き続き行われる250ccのレース前に、オフィシャルはコース状況を確認、オイルは処理されクリーンだと発表。
PPは金谷秀夫(ヤマハ)、J.サーリネン(ヤマハ)が2番手、ライバルはR.パゾリーニ(アエルマッキ)、他はヤマハのプライベーター達であった。
決勝はスタートし、パゾリーニが好スタート、サーリネンがパゾリーニを追う。
第1コーナーにパゾリーニ、ヤーノ、金谷の3台がタイヤが触れ合わんばかりに進入。
突然、パゾリーニのマシンが横を向き始め、サーリネンと金谷がアクセルを戻しブレーキングするも同じようにスライド、金谷は後ろにいた分多少凌いだもののコースアウトしガードレールにクラッシュ。ヤーノとパゾリーニは絡んだまま転倒しガードレールに叩きつけられ、コース内に跳ね返ってきてしまった。
金谷のマシンは満タンのタンクが爆発炎上、後続も含め14台が転倒しレースは赤旗中断となった。
この事故で、サーリネンとパゾリーニが亡くなった。
レース開始前に、コース上がクリーンだと発表されたが、実際にはコース上のオイルは完全に処理されておらず、残留していた(または全く処理していなかった)と言われている。
当時のモンツァはスタート直後のシケインは無く、1コーナーは5速で進入するコーナーであった。
最終更新:2009年05月06日 15:42