第5戦 鈴鹿・決勝
[初] Part39(642)
B.トレルイエ(Benoit Treluyer)、立川祐路
20周目、スプーンコ-ナーの一つ目でオーバーランしてしまったトレルイエのマシンに、背後から立川のマシンが迫っていた。
2台のマシンはバックストレートでテイル・トゥ・ノーズまで接近、立川のマシンが左に進路を取ろうとしたと同時に、トレルイエのマシンも左へ進路を取った。相手のマシンが右に進路を取り直した時に、不運にもノーズがトレルイエのマシンのリアに接触(接触箇所は不明だが、金属音がしたということで、リア・ジャッキ・ポイントではないかと推測される)。
ちょうどストレートが左へ曲がりかけた所へ、マシン後部に右向きの力がかかった為、トレルイエのマシンはスピン状態に陥り、ガードレールに激突。
マシンからエンジンやミッション・ケースが千切れ飛んでしまう大クラッシュとなった。
トレルイエは奇跡的に自力でマシンから脱出し、軽傷で済んでいる(接触前からマシン停止までの記憶も残っていた)。
※接触の瞬間は、TV中継映像・コース監視カメラのどちらにも記録されていない。
第7戦 スポーツランドSUGO
[初] Part40(894)
M.クルム、井出有治、金石年弘、片岡龍也
翌49周目の馬の背コーナーで、クルムはアウト側から井出にしかけるが、アウト側の路面はタイヤかすや埃で汚れており、止まり切れなかったクルムはスピン。これと同時に、前の周にタイヤに埃を拾っていた井出も同じようにスピンを演じた。
この時、すでに井出とクルムの背後に迫っていたのが金石と片岡だったが、2台が目の前でスピンしたため、金石が井出のマシンとの接触を避けるため急減速。
その後方にいた片岡は、井出のスピンを視認できる位置ではなかったため、急減速した金石のマシンに乗り上げた。これによって片岡のマシンは宙に飛び、グラベルベッドに墜落した。
幸い、この4台のドライバーに大きな怪我はなかった。
最終更新:2007年11月29日 23:08