第2戦 スペインGP(ハラマ) 決勝
[初] Part9(305)
J.イクス(Jackie Ickx)、J.オリバー(Jackie Oliver)
オープニング・ラップでJ.イクス(Ferrari 312B) とJ.オリバー(BRM P153) が激突、マシンから大きな炎が上がったが、ドライバーは無事に脱出した。
第5戦 オランダGP(ザンドボールト) 決勝
[初] Part2(230)
P.カレッジ(Piers Courage) ***死亡事故***
23周目、イースト・トンネル手前の右コーナーでP.カレッジ(DeTomaso 505) がスピン、外側ガードレールを突き破った。
車体は瞬時に原型を留めぬ残骸となったがスピードは衰えず、火の玉となりながら更にその奥のイースト・トンネルの橋を支える欄干に激突。
マシンは跳ね返り、コースすぐ脇のキャッチネットが張られた草地に転落。
カレッジは、どす黒い煙を立ち上がらせながらマシンの中で死亡した(消火活動が遅れたが、即死だったと思われる)。
第10戦 イタリアGP(モンツァ) 予選
[初] Part1(127)
J.リント(Jochen Rindt) ***死亡事故***
J.リント(Lotus72) が、パラボリカ手前でブレーキシャフトが折れ、コントロールを失い突然外側にコースアウト。
ほぼトップスピードに近い状態で、左側ガードレールにノーズから激突。
ガードレールに食い込んだ部分は勢いでそのまま引きちぎられ、一度バウンドしてその先の砂地に落ち、数回スピンして砂煙を上げながらようやく停止した。
六点式のベルトの下の部分をいつも付けなかったのが仇となり、リントはモノコックの下に滑り込んでしまい、バックルで頸動脈を切ってしまう(胸郭破裂)。
彼は病院に向かう救急車の中で、胸郭破裂が致命傷になり帰らぬ人となる。
この時点でランキング1位だった彼のポイントを上回るドライバーがいなかった為、1970年のワールド・チャンピオンとなった。
最終更新:2009年05月06日 15:39