最終戦 Fuji Victory 200km(富士スピードウェイ) 決勝
[初] Part1(244)
スタート直後、生沢徹(No.70-GRD S72)が十分なラインをとれず30度バンクの下方を走行するも、挙動が不安定になりスピンを起こしてしまう。
彼のマシンは操縦不能に陥りながらバンク上方に駆け上り、後方から漆原徳光(No.16-Lola T290 Mitsubishi)の右側面に激突、両車は弾け飛んだ。
後方では、津々見友彦(No.55-Lola T212)が、田島基邦(Chevron B23)に接触。
田島のマシンは岡本安弘(No78-Sigma GC73 Mazda)に追突した後、清水正智(No.33-March 73S BMW)にも衝突。
清水のマシンは、中野雅晴(Chevron B23)のマシン左横腹に激突した。
完全に横向きとなった中野のマシンはフロントから上方ガードレールに激突し、物凄い爆発音を上げて炎を上げた。
この炎に清水、田島、岡本が巻き込まれ、連鎖反応のように次々と炎上。
巨大な火の塊と化しながらバンクを滑り落ちていった。
計10台が0周リタイアとなったこのレースで、中野は死亡、岡本安弘は顔面を含む身体の大部分に大きな熱傷、清水正智は激突の際腕を後に450針も縫うという大きな裂傷を負った。
最終更新:2009年05月06日 15:43