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ここでは本は不必要な荷物だと決めたのだった。

少年も本を持っていた。そして旅の最初の二、三日間はそれを読もうとした。しかし、キャラバンを観察したり、風の音を聞いている方が、もっとずっとおもしろいとわかった。自分のらくだをもっとよく知るためにはどうすればいいか学び、らくだとの友情をきずくやいなや、彼は本を投げすててしまった。少年はそれまで、本を開けるたびに何か大切なことを学べるという迷信を持っていたが、ここでは本は不必要な荷物だと決めたのだった。

最終更新:2011年07月09日 22:21