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キッド×クロナ019 - (2009/03/17 (火) 18:49:46) の編集履歴(バックアップ)


クロナメイド物語~序章~

死神様「学費とか心配しなくていいんだけどね~そこまで言うなら~
    うちの家事手伝いしてもらっちゃおうかな~?」
クロナ「が、がががんばります…!」

  • いじ愛でるエロスレ 526氏



クロナメイド物語 ~第一章 その日は朝からメイドだった~

ラグ「 なーんで俺まで奉公しなきゃいけねーんだよ!なんだよ!このヒラヒラは!ムガー! 」
クロナ「似合ってるよ…ラグナロク」
リンゴーン×8
クロナ(呼び鈴まで左右対称に二つあるんだ…)


  • いじ愛でるエロスレ 529氏



「父上…どういう風の吹き回しですか?」
久しぶりに親子でテーブルに着いたキッドは、目の前に座る父親に訊ねた。
「一緒に食事をしようなどと」
「たまには良いじゃない♪」
死神は至って軽い調子で息子の疑問に答える。
「まあ…そうですが」
納得はいかないが、大好きな父親と久しぶりに食事の席に着けたことは素直に嬉しい。キッドはそう言うと腰を深く落ち着けた。
そしていつものようにメイドがワゴンで食事を運んでくる音が聞こえる。
程なく隣へ人の立つ気配がし、キッドはメイドが給仕しやすいようにと僅かに身を引いた。
しかし震える指先が差し出すスープの満たされたレードルは皿へ注ぐ置く際にその中身をソーサーへ零してしまう。
「あッ…す、すすすみま…」
「いや、いい…?!」
どこかで聞いたようなその声に振り返ったキッドは、ここにいるはずのない姿に驚きその名前を呼んだ。
「クロナ?!」
「何故ここにいる?!」
「ごごご、ごめんなさい」
家にいるメイド達の姿をしたクロナがおぼつかない手つきでテュリーンを抱え、泣きそうな顔をして立っていた。
そこへのんきな父親の声が割り込んでくる。
「あ~、そうそう!紹介が遅れちゃったけど、今度クロナちゃんがウチでお手伝いしてくれることになったから」
「ちっ父上…」
「どうしてもっていう本人の希望でね~。と言うわけで君付けのメイドになったから、よろしく♪」
「何を考えているんですか!!」
テーブルを叩いて抗議する息子に、気楽な口調で父親は言った。
「まっ、良いんじゃない♪本人が世話になっているのを気に病んじゃってるんだからさぁ~」
振り返りクロナを見ると、彼の視線を避けるようにクロナは俯いてしまう。
色調は普段と変わらないモノトーンだが、見馴れないフレアスカートと頭に付けられたホワイトブリムが思いの外かわいらしい。
一瞬くらりと眩暈がしたキッドは父親に視線を戻す。
「だからって!こんな格好をさせてまで」
まあまあ、というジェスチャーのあと、父親は息子に尋ねる。
「かわいいっしょ?」
「かわいいですが」
真顔でキッドは答え、クロナは怯えたように身体を震わせた。
満足したように頷く死神はこう続ける。
「あ、ちなみに、一応神の家に従属するわけだから、形式上だけど契約してもらったんだよね~」
「家の主人および親族には絶対服従!言うことは何でも聞くってね」
「ちなみに、この契約書、魔法で作られているから、クロナちゃんは私たちの命令を拒否する事ができないんだよね~」
大きな指を立ててふりふりと揺らすと死神は言った。
「だからってヘンな事をしちゃだめだよ~キッド♪」


  • いじ愛でるエロスレ 533氏







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