おまけ
美琴の悪夢
「ん……、ここは……?」
照井に気絶させられ、風紀委員(ジャッジメント)の第177支部のソファに寝かされていた美琴は目覚める。
「あ!お姉さま!目覚めましたのね!早くこの動画を見てください!」
黒子は慌てた様子で、パソコンの画面を美琴の目の前に持ってくる
「何……?この動画?………………へ?、…………そ、そんなぁあぁぁあああああああ!!」
その動画には自分と黒子が風都から来た刑事に攻撃を仕掛け、連続教会襲撃事件の犯人として拘束しようとし、あまつさえ戦闘を
繰り広げる様子が撮られているではないか。
「そ、そんな!あたし達がこんなことしたなんて!」
「お姉さま、悲しいですが事実ですの。この行為によってわたくしたちは風都刑務所に護送されることになりましたわ」
美琴の頭の中は真っ白になった。映像に映っているのは紛れもなく自分と、黒子である。しかも刑事に攻撃を加えるという
行為をやってのけている。弁解のしようがない。
「御坂さん、白井さん。とうとう犯罪に手を染めちゃいましたね」
「私も初春も御坂さん達がいなくなるのはさみしいです。今までありがとうございました」
「あらあら、御坂さんと白井さんがまさかこのようなことをしでかすとは……わたくしも友人として胸が痛みますわ」
「よう、ビリビリ。お前の顔を見るのも今日が最後になるな。刑務所は大変そうだけどしっかりやれよ」
美琴は聞き慣れた声の方向に目を向ける。そこには初春、佐天、婚后、上条の四人が立っていた。
「あ!初春、佐天さんまで!こ……!婚后さん!?、それになんでアンタまで!!」
美琴は動揺を隠しきれなかった。なぜこの四人がこの第177支部にいるのか。
「お前が護送されるのを見送りに来たんだ。いい友達は持っているようだな」
美琴に捜査を妨害された照井が殺気を放出しながら言う。
「そろそろだな」
その時扉が開き、刑事らしき二人の男が入ってきた。
「へえ、このお嬢ちゃん達が照井警視に暴行を加えた子か。可愛い顔に似合わず物騒なことするねぇ」
「そうですよ刃野さん!こういう学生が超能力なんて持っちゃうからこういう事態になるんですよ!」
美琴と、黒子を護送しにやってきた風都署の超常犯罪捜査課に所属する刃野幹夫と、真倉俊は照井を襲った美琴と黒子を
見るなり、からかうようなことを言う。
「これからお前達を刑務所に送る。何、何十年先には出られる。それまでム所で臭い飯にありついているがいい」
照井はそう言うと、美琴と、黒子の両手に冷たく、重い物をガチャリとかけた。
「そ!そんなぁ!固法先輩!助けてください!」
美琴は涙ながらに固法に救いを求める。
「残念だけど御坂さん。今回ばかりはあたしじゃどうにもならないわ。自分のしたことを素直に悔いるのね」
助けを求める美琴を固法は冷たい視線を送りながら切捨てる。
「お姉さま。わたくしはお姉さまと一緒の牢獄でお姉さまと罪を悔います。だからお姉さまも黒子のお傍に……」
黒子は泣きながら美琴に抱きつく。
「うわぁあああ!あたし達は無実なのよーーーー!」
最終更新:2010年03月05日 12:45