◇
伽藍の堂。
それは、魔術師『蒼崎橙子』の工房であるとともに、一つの会社でもある。
封印指定を受けた最高位の人形遣いである橙子のもとには、やはり奇怪な事件が次々と転がりこんでくる。
これは、そのうちの一つに過ぎない。
「学園都市で人攫いが多発―――か」
「学園都市?ああ、あの胡散臭い機関か」
事務室には二人。
蒼崎橙子と、両儀式。
式の方は、専ら『コロス』ことが仕事である。
「『神ならぬ身にて天井の意思に辿り着くもの【SYSTEM】』。確かに、科学サイド代表の割には随分と魔術臭い目標だな」
学園都市。
東京の西部を一気に開発して作られた《超能力開発機関》。
「人攫い……それを解決しろってか?」
「いいや、別に何もしなくていいんだが……。何しろ相手が相手だけにな」
「相手……?」
「気になるなら自分で調べろ。モノ探しにおいてだけ才能発揮のすごいやつがいるじゃないか」
ドサッ、と書物のようなものを式の前に投げ出す橙子。
「……『幻想郷縁起』?」
◇
「狙われてるのはあくまでも大能力者以上。今のところ、15人ほどのようですわね」
「能力に関しては関連性がないみたいです。空力使いから発火能力まで、さまざまですね」
風紀委員、第一七七支部。二人の風紀委員【白井黒子と初春飾利】が、モニターを前に話し合いをしている。
「幸いにも、一日経てば帰ってきてるようですわ。皆、口をそろえて言うのは『何も覚えていない』だそうですけど」
「ええ。それに、範囲も第七学区中心ですね。時間は……夜……?」
「どうかなさいましたの?」
「大能力者クラスといえば、当然優等生ですよね?」
「……なぜ、夜に出歩いているのか?ということですわね」
コクリ、と初春は頷く。
居なくなったものは、皆路上で人攫いにあっている、というのが情報。
しかし、時刻は完全下校時刻をとっくに過ぎたころ。
―――矛盾。
学園都市に住んでいるものしか感じられないであろう、小さな違和感。
「となると……」
「犯人は外部の人間、ですわね」
―――白い世界に住んでいるがゆえに。
―――彼女たちは、意図的な情報の封鎖に気づくことはない。
「―――白井さん、空間移動能力者【テレポーター】の出番よ」
唐突に後ろから声がかかる。
その声は、先輩・固法美偉のものだ。
「どうかなさいまして?」
「出入り口【ゲート】の方でトラブルみたい。能力を考えると、現状あなたが一番近いのよ」
「了解いたしました。初春、もう少し調査をお願いいたしますわ」
「あ、はーい。がんばってくださいね―」
飴玉を転がすような声は、果たして応援といえるのだろうか。
―――いいから入れろ。
―――だめだ。パスポートもIDもないやつが勝手に入れるか!!
ヒゅン、ヒュウン、と瞬時に『空間移動【テレポート】』を繰り返す。
行先は、学園都市と外部を隔てる強大な外壁に用意された関門、出入り口【ゲート】。
―――パスポート?これのことか?
―――それは外国に渡るためのものだろ!
「風紀委員【ジャッジメント】ですの!何か、問題が?」
「ああ、こっちだ。こいつ、不法侵入しようとしてるみたいなんだ」
見れば、明らかに怪しげな女が入れろ入れろと騒いでいる。
紅いブルゾンに、着物。
異色な組み合わせすぎる。
年は白井よりいくらか上で、おそらく高校生だろう。
「いいだろ!オレのどこがあやしいんだよ」
「全身くまなく怪しさ全開ですのよ……」
はぁ、と思わず溜息をつく。
仕事なので仕方ありませんわね、といった次の瞬間。
―――白井は、女の背後に立っている。
すっ、と女に触れる。
瞬く間に女は地面に寝転ぶ。
「戦争というのは怖いものですわね。警備員が薄くなってしまって、ついには私達まで駆り出される始末……」
世間話のように呟くと、太もものホルダーに触れて、金属矢を女の服に撃ち込んで地面に縫いとめる。
「へぇ……これが学園都市の『超能力』か」
「……不法侵入の容疑で拘束しますの」
「面白い。ちょっと遊んでやる」
言ったかと思うと、つながれた部分をお構いなしに女は立ち上がる。
ビリッ、ビリッ、と服のあちこちが破ける。
「結構お気に入りなんだけどな。仕方ないか」
シャキッ
腰に手をまわして、仕込んでおいたのであろう、ナイフを取り出す。
「―――ッ!傷害と公務執行妨害も追加ですわね!」
後方に空間移動。続いて鞄を振りかぶり、頭を狙う。
ドサッ
大きな音だが、鞄は空気を切っていた。
着地、身構えると女はすでにこちらへ斬りかかっている。
(かがんで……かわした……?)
低い体勢から、バネが跳ねるように身を翻して白井を狙う。
「オレは、―――両儀式だ」
ザッ
踏み込む音が、雷鳴のように白井の耳に遅れて届く。
実力差は明白だった。
ナイフは白井の首元に。
空間移動する間もなく喉は切り裂かれ―――
「手加減……ですのね」
ない。
「なんだ、大したことないな。お前にはもう、殺す価値もないよ」
近くで見ていたゲートの管理人も、唖然としていて声が出なかった。
「パスの発行には時間がかかるのか?」
「……いいえ。指紋、写真をとらせていただき注射を打ってよろしいというのならすぐに作れますのよ」
もちろん、詳しくは知らない。
しかし、勝った相手に向かって、もう逮捕だのなんだの言う気も起きなかった。
―――自分は、本当なら死んでいる。
そう思い、彼女を手助けすることにしたのだ。
無論、白井は正義の人である。
しかし、言葉を交わす中で式が悪い人間でないということもよく理解できた。
甘い、と言われればそれまでだが、実際最近の白井は甘いにもほどがあった。
それも、誰かの影響なのかもしれない。
「一応聞いておきますわ。目的は何ですの……?」
「ある事件の解決だ。そろそろ騒ぎ始めてる頃だろう?」
「―――ッ!なぜ、外部の人間が―――ッ!」
「保護者だのなんだのが騒いでるからな」
学園都市内では、混乱を避けるために風紀委員にも口外は禁じられいた。
しかし、これでは噂が広まるのも時間の問題だろう。
「こちらへどうぞ」
白井は、パス発行のための手続きを簡易に済ますことにし、式を招く。
―――。
もちろん、注射を打たせたのも指紋を採ったのも左手だ。
義腕の、左手。
後からいくらでも情報は抹消できるのだ。
「これで心おきなく中を歩き回れるんだな」
「ええ。ですが、ナイフを取り出したりしたら」
「解ってるって。みだりには使わないし」
じゃあな、と街の喧騒に溶け込んでゆく式。
――能力すら、使わずに。
自分を圧倒したもの。
「精進が足りませんわ。私も、努力しなくては」
ヒゅン、ヒュウン、と連続で空間移動し、目指す先は第一七七支部。
帰るべき、場所。
待っているのは、おそらく始末書の山だろう。
◇
あれから三日、黒桐からの情報などを参考にして、聞きまわり張り込み、らしくないことを重ねて得られたことがある。
―――人攫いの犯人は果てしなく強力な『バケモノ』である、と。
(……被害者からの証言はなしか。あのカエル顔は……『脳ごとフリーズさせたみたいだね?』とか言ってたな……)
...........
脳ごとフリーズ、というのは学園都市の能力ではない力で行われたようだ、とも言っていた。
(バケモノ……か。攫っておいて、記憶を奪う術もあるのに……殺さないのか)
―――これじゃあ、私の方がよっぽどバケモノだ。
今、式が歩いているのは夜の学園都市。
戦争中だって言うのにお祭り騒ぎは続く不良たちを除いて、人通りはまばらである。
「うひょー、かわいいな」
莫迦な奴、だと思う。
やはり学生の多い街、この手の不良は多いのだろう。
「死にたくなかったら私に関わるな」
「はぁ?何いってんの?」
男は式の肩をつかもうとし―――
「失せろ」
腕を取られ、あらぬ方向へ曲げられる。
「―――ヒぃッ!……テメェ!」
逆の腕で顔を狙い、拳を放つが、
「失せろって言ってるんだ」
今度は回し蹴りを当てられ、拳は顔に当たることなくだらしなくぶら下がる。
只者ではない、といい加減に察知したのか、不良グループの仲間と思われる者の何人かは、すでに逃げ出していた。
ダダダダダッ
「……やっと消えたか」
「俺が相手だ」
「―――ッ!」
油断していたわけではないが、それでも声をかけられるまで存在に気づかなかった。
「知ってるぞ……オマエ……」
学園都市に潜り込むうえで、いくつか目にした資料があった。
その一つが『原石』のリストである。
「はぁん?俺は知らないんだけどなぁ……ま、いいや」
「学園都市の第七位【ナンバーセブン】、削板軍覇だ」
「―――両儀、式―――!」
名乗る。そして次の瞬間には第七位の眼前へ式は迫っていた。
圧倒的な瞬発力。しかし、
「なかなかの根性だ」
(こいつ……死の線が……視えないッ!?)
万物には全て綻びがある。
それを視認するのが『直死の魔眼』だが、削板の体に見られる死の線は薄い。
「今度はこっちの番だ」
眼前へと迫ったナイフの斬撃を、身体を捻る形でかわし、
「すごいぱーんち」
すごいのかすごくないのか分からない宣言とともに、
拳が当たった式の体が5m以上ノーバウンドで『飛ぶ』。
ザザザザザザ!
地面を左手でつかみ、強引に勢いを殺す。
続けざまに、直進し薄ら見える死の線を切り裂かんとナイフを振るう。
「同じ手は通用しないってな」
削板は式を凌駕する速度で、左方に移動。
右手を裏拳気味に振るい、
「裏・すごいぱーんち!」
拳は式の顔面へと迫り―――
「同じ手は通用しないってな、お前が言ったんだろ?」
下から、ナイフに貫かれる―――のが普通だが
「いってぇなあおい!」
数センチ切りこんだところでナイフは勢いを失くす。
(……!?確かに死の線を貫いた筈……!?)
よく見れば。
削板の死の線は。
―――絶えず場所を変えて、『死』を薄めている―――ッ!
それも並大抵の速さではない。
死の線を見るものでもなければ気づかないであろう。
故に一般人からは、彼は正体不明の強靱な肉体を持っていると思われているのだ。
「そうか、死ににくい体なんだな」
「……根性だ!根性さえあればどんな攻撃にも耐えられる!」
「面白いよ―――最高に面白いぜ―――ッ!」
ナイフを抜き、
―――宙へ放る。
まるで、古びて弱った武器を捨てるように。
「これが私の本気だ」
背後へ手を回し、一本の日本刀を引き抜く。
すっ……と、自然に構える。
削板は、
「女だからって容赦はしないぞ。お前は殺人未遂犯なんだからな!?」
「―――は?」
「先ほど男たちを襲っていたではないか!彼らは鬼でも見るかのような形相で走り去って行ったぞ」
◇
「あれが、オレが男を襲っているように見えたのか」
「当たり前だ」
「……」
―――この男、超能力者【レベル5】に認定されているくせに、頭は弱いらしい。
学園都市の超能力は、演算によって可能性を高めることで発動する。
しかし、削板の場合は無意識化で、生まれつきに能力が備わっているために演算の必要などはない。
いつも頭を使っていないのだから、当然学力は乏しいのだろう。
「……まあ、どうせ殺すんなら―――
大した違いじゃないよなぁ!」
削板めがけて直進、日本刀を突き刺す直前、
「……おいおい、こんなときに」
見えた―――異形が。
影は二つ……やや大きい者と、小さい者。
「……視えるのね。流石『直死の魔眼』といったところかしら?」
「……お前―――ッ!」
話しかけてきたのは、大きな影の方。
人間に視認されなくなるような魔術でも使っているのだろう、『直死の魔眼』でもうっすらとしか見えないレベルである。
「……戦う気力ないのよ、この後もやることたまっててさ。……後は任せるわ、氷精さん」
―――りょうかいしたっ!
「……チビの方が相手か……いいぜ、殺し合いだ」
削板に突きたてた刃を引っ込め、小さい影に向き直る。
「誰と話している?何もしないならこちらから行かせてもらう」
啖呵を切った割になかなか攻めてこない式を不審に思ったのだろう。
そして、削板に影は見えていないらしい。
「お前、人攫いのことぐらい知ってるだろ」
「……?それが」
「犯人だ。オレが捕まえる。お前は帰れ」
「何っ!ならば住人の敵は住人が倒すのが道理!」
「お前が道理とか言うな。虫唾が走るだろ」
死の線が動き回るなどという道理を抜け出した人間に道理を語られると、何とも言えない憤りを覚える。
「さぁて、もんだい。この世で一番強いのはだぁーれだ?」
「―――ッ!」
削板と話しているうちに、影は攻撃の準備を終える。
姿は―――幼い妖精。
「人間相手にころしちゃったら悪いしね。『スペルカードルール』でしょうぶしてあげるよ」
「『ルール』、ねぇ」
『スペルカードルール』。それは、大自然に立ち向かうような無謀な争い、人間の妖怪退治をやりやすくするために生まれたもの。華やかな弾幕戦をすることに意義がある。
専ら、勝負事に使われているようではあるが。
「―――ほら、隙だらけだよおねぇさん。氷符・『アイシクルフォール-easy-』」
氷の飛礫が散る。
ある程度まで広がりを見せると、楕円の軌道を描いて式を両側から挟むように襲う。
「確かに強力な弾幕だよ、けどな―――」
「―――ッ!」
直進。
横から迫ってくる氷に目もくれず、ただ敵の眼前へと迫る。
「目の前が安置っていうのは、あんまりじゃないか?」
ザッ!
踏み込み、下方から上方へ、縦一直線に切り込む。
居合のような動き。間合いは完全に直撃する位置にまで入り込んでいる。
が。
「―――あっぶな!宣言もなしに攻撃しちゃだめじゃなかったっけ?あれ?」
うーん、と頭を抱え込んで何かを思い出そうとしている様子の小さな妖精。
「―――お前、馬鹿だろ」
「なっ、あたいは馬鹿じゃないもん!喰らえ、氷符・『アイシクルフォール』!!」
再び飛礫の展開。
しかし、先ほどよりも弾幕は濃い。妖精の目の前にも安置はない。
どうやら速さで乗り切るしかないらしい、と判断する。
―――右へ、左へ。
式は、次々と襲いかかる氷塊をものともせずにかわし続ける。
「妖精ってのは、もっとずる賢いやつだと思ってたんだけどな。あいつが飼いならしてた妖精が特別だったのか?」
「ずるがしこさなんか、必要ないね!あたいはさいきょーなんだから!」
―――さっきから馬鹿の相手ばかり。
会話をしても疲れるだけだと思い、
「行くぞ」
戦闘を続行、開いた距離を詰めようと前進し、
「すごいぱーんち!」
「ぐ、ぁぁああ!」
横からの拳。
受け身も取れずに、飛んだあとには地面へ激突してしまう。
肺の中の空気は強制的に外へ送り出され、呼吸が荒まる。
「ごほっ……オマエ……削板……!!」
明らかな怒りの形相で、削板をにらむ式。
「ちょっと、しょうぶのとちゅうなのに邪魔しないでよ!」
「嬢ちゃん、わるいな。あいつのせいでけがを負うところだったな」
よーしよし、と妖精の頭をなでる削板。
「嬢ちゃん、名前は?」
「……チルノ」
「外人さんか!」
恥ずかしいのか悔しいのか、頭を撫でられたチルノは顔を赤らめながら向き直り、
「お姉さん!早く立ってよ」
「……言われなくても」
「おいおい、俺の拳を受けて立ち上がるなんて見上げた根性だ。モツ鍋以来だぞ」
「お前達……」
鬼かと思われるほどの怒りの視線。
「両方まとめて殺してやるぞ」
◇
―――「……式の奴、大丈夫かな」「あれ、らしくないですね橙子さん」
「物騒だな、短気は損気だぞ―――ッ!」
有無を言わさずに直進、居合一閃。
しかし後方へのバックスッテプで見事にかわされる。
勢いを殺さずにそのまま横あいのチルノに一撃。
だがこれも、超人的な速さによってかわされる。
「―――そこだっ!」
攻撃終了の隙。
着地し、敵に向き直る隙だらけの式を氷塊が襲い―――
「読めているぞ」
バキイイン!と、一刀両断。
「これはどうだ?」
続いて削板の攻撃。
背中を爆発させながら、見た目のままの推進力で式へ迫る―――ッ!
「―――ッ!」
払った刀を即座に引き戻して応戦、向かってくる削板を切りつけるが―――。
「おしいな!それじゃ俺には当たらない」
剣先スレスレのところをくぐりぬけ、式の間合いへ入る。
轟、と唸りをあげながら、
「すごいぱーんち!!!!」
「うぉおお、かっこいい!」
横で見ていたチルノが、なぜか感動。
式も超反応の速さで攻撃をかわす。
「……ふんッ!」
かわした体の流れを利用して、チルノに向けて横一直線に刀を薙ぐ。
しかし、
「グレイズ!」
すんでのところで回避され、むなしく刀が空を切る音だけが響く。
結論から言ってしまえば、一対二に近い状況だ。
しかし削板とチルノの間には『連携』なんて言葉はないし、氷の飛礫や超破壊力の拳を難なくかわしながら、式は攻撃を出し続けることができる。
対して、無駄の多い攻撃ではあるものの、手を休めない削板とチルノ。
「……分かりあう【ころしあう】気がないらしいな」
「なにいってんだ、喧嘩で殺しは、やりすぎだろう」
「そうだよ!それとも何、死にたいの?ばかなの?」
―――ああそうかよ、
と一息ついてから。
刀をしまう。
「……参ったか?」
「もう―――いいよ。飽きた」
「どういういみよ?」
「そのまんま。お前たちの相手なんかしたくない」
振り返り、帰ろうとした瞬間――――――
突如、妖怪が目の前に現れる。
「あらぁ、それでいいのかしら?」
「―――ッ!?」
気色の悪い目玉がのぞく、空間。
そこから女が顔を出している。
「誰だ……お前、もしかして―――」
「まあ、察しがいいわね」
八雲―――紫!
幻想郷縁起に記されていた、最高峰の力を持つ妖怪―――ッ!
「へぇ。まあ、境界だか何だか知らないけど――――。
――――――いきているなら、神さまだって殺してみせる」
「神さま、ねぇ。普段神さまとか信じてない人にそんなこと言われても。ねぇ?」
「―――じゃあ死ね」
会話は中断される。
空間の死の線に向かって思い切り刀を引き抜き、居合。
しかし、
「何処を狙ってるのかしら?」
「―――ッ!?」
次の瞬間には、紫は式の後ろに立っている。
「さようなら」
式の意識は、闇の底へ―――――――――――――――
【両儀式:了】
nextstage......《忘却録音》
さぁて。
準備は整ったわ。
それじゃあそろそろ―――
――――――この世界のために、美しく死んでもらおうかしら。
『上条当麻』
the end...
最終更新:2011年01月26日 20:56