『つきのうさぎは美少女戦士の夢を見るか』
「わーっ、何なのあれ!」
友人達と買い物を楽しんでいた少女が悲鳴をあげる
地元からわざわざ都会まで出てきたのに妙な怪物に遭遇したのだ
「まさか、また新しい敵なの~?」
「何言ってるの!」
うんざりした声をあげた少女を腰まで伸びた黒髪をした友人が咎める
「戦うにしてもこんなに人が多いんじゃ……」
茶髪をポニーテールに結い上げた少女が辺りを見回す
「待って、その必要はなさそうだわ!」
メンバーの中で一番利発そうなショートヘアの少女が指さした先では
「あの子たち凄い……」
六人の少女が、巨大な怪物に立ち向かっている
見れば、人だかりは彼女たちを応援している
「……それにしても、最近の美少女戦士は
衣装が可愛いわねえ」
彼女らの中では最古の美少女戦士が不満げに自身の金髪をいじる
「行けーっ、がんばれー!」
最初に声を上げた少女は、六人を応援している
「何やってるのよ」
「だって、戦ってる時応援されたらがんばれるもん!がんばれー!」
無邪気に応援する彼女を見て、友人達は微笑んだ
美少女戦士の気持ちは美少女戦士にしか分からない
最終更新:2009年12月24日 19:43