定理(OPV)の証明のアイデア

[構成(OPV)]
  • コミットメント・トランスクリプト
    • (c, PK, PPK(c)), (c0, c1, wiP(c0,c1)), (σ0).
  • デコミットメント・トランスクリプト
    • (m, PPK(c,c0,c1), σ1).
[コミットメント?に関する concurrent NM]
  • 抽出可能性
    • A=C*に対し、そのPPK(c*)よりコミット対象m*を抽出。
  • 両義性
    • A=R*に対し、PPK(c)の代わりにSim(c)。
  • シミュレーション健全性
    • タグPKがセッションごとに異なるので、PPK(c)の証明を流用できない。
[デコミットメントに関する concurrent NM]
  • 抽出可能性
    • A=C*に対し、そのPPK(c)よりコミット対象m*を抽出。
  • 両義性
    • A=R*のwiP(c*0,c*1)よりfake witness (m*b,s*b) を抽出し、デコミットメント時のPPK(c,c*0,c*1)に用いる。
  • シミュレーション健全性: ※ ここがこのスキームのノベルティ
    • A=C*が、c*を、コミット時のメッセージmとは異なる、メッセージm'にデコミットするためには、
    • デコミット時のPPK(c*,c0,c1)では、fake witness (mb,sb) を使うしかない。
    • よって、m' = mbとなり、Rの生成したコミットメントcbの秘匿性が破られる。
    • 実際に、そのような秘匿性攻撃者がAに対しRをシミュレートできるようにするため、wiP(c0,c1)が必要となる。






















最終更新:2009年10月31日 17:47