命題(双子計算DH仮定)の証明

群生成アルゴリズムGenGの双子計算DH問題を解く任意の効率的アルゴリズムをAとする。
Aを用いてGenGの計算DH問題を解くアルゴリズムBを構成する:

アルゴリズムB: (X, Y)を入力として、
  • r, s ← Zq
  • X1 = X, X2 = gs/X1r
    • ※ s = x2 - x1r
  • (X1, X2, Y)を入力として、Aを起動:
    • Aが2dhp(X1,X2,・,・,・)オラクルへ問い合わせ(Y',Z'1,Z'2)を発したら、
      • 『(Z'1)rZ'2 =? Y's』を返答する。
      • ※ (Z'1)rZ'2 = Y's ⇔ (Z'1/Y'x1)r = Y'x2/Z'2
      • ※ Z'1/Y'x1 ≠ 1 ならば右辺の成り立つ確率は高々1/q. (注:(X1,X2,Y)は、したがってAのviewは、rに独立。)
  • Aが出力(Z1,Z2)で停止したら、
    • (Z1)rZ2 =? YsならばZ1を(そうでなければ⊥を)出力して停止。

アルゴリズムBの解析:
  • Bによる2dhpオラクルのシミュレーションは、ネグリジブルな例外を除いて完ぺき。
  • よって、Pr[ Bが計算DH問題を解く ] ≧ Pr[ Aが双子計算DH問題を解く ] - (ネグリジブル).

Q.E.D.




















最終更新:2009年09月17日 16:43