グラーキの黙示1

作品形式 小説
著者 ラムジー・キャンベル
監修 森瀬繚
出版社 サウザンブックス社
初版発行日 2022/2/17
ラムジー・キャンベル作品集。

収録作品

ハイ・ストリートの教会

原題:The Church in High Street
翻訳:森瀬繚
一文無しとなった主人公は友人を訪ねテンプヒルを訪れる。
友人の家は長らく人の出入りした痕跡がなく友人の知人を訪ねて話を聞くと、中央広場の教会では門の向こう側の存在を通り抜けさせる儀式を行っておりそれを目撃した友人は彼らに連れ去られたのだと告げられる。

友人の手紙によると、教会に隣接して「ヨグ=ソトース」の神殿が存在するとされている。
友人の遺した書類に古きものども、クトゥルー、ユゴス星より到来した種族、レンの大祭司、アザトース、ナイアルラトホテプ、ボールについての言及がある。
ネクロノミコンの翻訳とされる引用がある。

城の部屋

原題:The Room in the Castle
翻訳:森瀬繚

橋の恐怖

原題:The Horror from the Bridge
翻訳:尾之上浩司

昆虫族、シャッガイより来たる

原題:The Insects from Shaggai
翻訳:森瀬繚

ヴェールを剥ぎ取るもの

原題:The Render of the Veils
翻訳:尾之上浩司
ケヴィン・ギルスンはタクシーで相乗りになったヘンリー・フィッシャーと魔女宗派の背後に隠された実在する神々について話し合い「目にしている光景が現実そのままなのか」という共通の悩みから彼が行おうとしている実験に参加することを決める。
フィッシャーの住むアパートに同行したギルソスは、ヴェールを剥ぎ取るもの-ダオロスの偶像を披露される。

大英博物館に収蔵されている『ネクロノミコン』、それに記された夢の結晶器(ドリーム・クリスタライザー)が話題に挙がる。
フィッシャーは『グラーキの黙示録』を所持しており、実験の手順はそこに書かれていた。

湖の住人

原題:The Inhabitant of the Lake
翻訳:尾之上浩司

奏音領域

原題:The Plain of Sound
翻訳:森瀬繚

魔女の帰還

原題:The Return of the Witch
翻訳:尾之上浩司

ユゴスの坑

原題:The Mine on Yuggoth
翻訳:森瀬繚

スタンリー・ブルックの遺志

原題:The Will of Stanley Brooke
翻訳:尾之上浩司
スタンリー・ブルックが亡くなり親族が集まるが遺言書は書き換えられており、親族には一銭も残されておらずブルックと瓜二つの姿をしたウィリアム・コリアーが全財産を相続することになっていた。

ムーン=レンズ

原題:The Moon-Lens
翻訳:尾之上浩司
最終更新:2024年01月16日 04:20