ラヴクラフトの世界

作品情報

作品形式 小説
原題 Return to Lovecraft country
編集 スコット・デイヴィッド・アニオロフスキ
翻訳 大瀧啓裕
出版社 青心社
初版発行日 2006/10/7
ラヴクラフトが描いた街を現代の作家が再訪するというコンセプトの小説集。

収録作品

  • その後
原題:In the Time After
著者:フレッド・ベーレント

  • 闇のプロヴィデンス
原題:Dark Providence
著者:ドン・ダマサ

  • 点を結ぶ
原題:Conenect the Dots
著者:ドナルド・R・バーリンス

  • アーカムの蒐集家
原題:The Arkham Collector
著者:ピーター・キャナン

  • ダニッチの破滅
原題:The Doom that Came to Dunwich
著者:リチャード・A・リュポフ

  • 魔宴の維持
原題:Keeping Festival
著者:マリィ・L・バーリスン
幼い頃ラヴクラフトの短編小説を読んだことがある主人公。
読み返す機会があり没頭した彼はキングスポートのモデルとなったマーブルヘッドに行くことを決める。

  • 腔腸動物フランク
原題:Frank the Cnidarian
著者:ベンジャミン・アダムス
妻の都合でアーカムに引っ越したフランクは、怪物の法螺話を繰り返す住人などアーカムの全てに鬱憤を溜め込んでいた。
ある日、今際の際の義父に呼び出されるが。

ミスカトニック大学で爆発が起こり、アーミティジ・ホールが破壊される。怪物を目撃したとの証言がある。
フランクの妻は、インスマスを介して海洋貿易で栄えた一族の末裔。結婚当時より目が肥大化しているらしい。
義父は独特の魚臭さを漂わせている。「イア、イア=ルルイエ。クトゥルー・フタグン」などと唱える。「ネクロノミコン」のギリシャ語版とラテン語版を読み、グハーン断片を研究し、キシュの地下墓地を暴いたと語る。

  • タトゥル
原題:Tuttle
著者:ジェイムズ・ロバート・スミス

  • コロンビア・テラスの恐怖
原題:The Horror at Columbian
著者:C・J・ヘンダースン

  • ヒッチハイカー
原題:The Hitch
著者:ゲアリイ・サムター

  • 裏道
原題:The Shunpike
著者:ロバート・М・プライス

  • ファン・グラーフの絵
原題:Van Graf's Painting
著者:J・トッド・キングリア

  • ポーロス農場の変事
原題:The Events at Poroth Farm
著者:T・E・D・クライン

  • ハーレクインの最後の祝祭
原題:The Last Feast of Harlequin
著者:トマス・リゴッティ

  • ヴァーモントの森で見いだされた謎の文書
原題:Strange Manuscript Found in the Vermont Woods
著者:リン・カーター
最終更新:2024年01月16日 04:22