異時間の色彩

作品情報

作品形式 小説
原題 The Color Out of Time
作者 マイクル・シェイ
翻訳 荒俣宏・栗原知代
出版社 早川書房
初版発行日 1990/2/28
ニューイングランドのダム湖のキャンプ場を滞在中、不調を感じていた老学者二人は七色の“色彩”や、異常成長した木々や昆虫を目撃する。
湖を汚染した“色彩”が生物を害していると推測し二人が調査を進める中、実体を持った“獣”が人々を襲う事件が発生する。

神話要素

現在はダムに沈んだ農場で、かつて隕石が落ち作物の異常成長や家畜の死などが引き起こされた末に農場主の一家が全滅する事件が起きている。付近の住人は“色”が空の彼方に飛び去る様子を目撃している。

ハワード・フィリップス・ラヴクラフトが実在している世界観。
彼は真実を基に幻想を交えて小説を書いており、上記の事件を調査し『異次元の色彩』を執筆したとされる。

現在湖を侵す“色彩”は、かつて農場を去った際に残された種から育ったもので当時のものより進化していると推測されている。
最終更新:2024年01月20日 04:17