魔界王子レオン 猫色の月と歌えないウサギ

作品情報

作品形式	小説
著者	友野詳
出版社	角川書店
初版発行日	2012/9/15

主が不在のマンション屋上のオーナーの家から響く不思議な音楽を耳にした主人公は確認に向かい、オーナーの孫を名乗る少年と出会う。

次話:魔界王子レオン なぞの壁画と魔法使いの弟子

クトゥルフ神話要素

マンションのオーナー、ダイアン・カーターはランドルフ・カーターを大伯父に持つ。夢幻界=ドリームランドではカーターの姪の通称で知られている。
孫に天祭レオンがいる。

ナイトゴーント、シャンタク鳥、ミ=ゴ、ビヤーキー、星の落とし子、ドール、猟犬が登場。夢幻界の月の猫、土星の猫について言及がある。
『てけり・り』と鳴く生ゴミのようなもの、円錐の体に3本の触手を持つ世界を越える旧き時代のもの、全ての色が混ざったような無数の球体でできた別の世界に連れて行く存在が登場。

飲むと宇宙でも呼吸できるようになる蜂蜜の香りの飲み物、水滴が滲み出る本が登場。
虹衣の妖琴(イリストバイオラ)という楽器が登場。エーリッヒ・ツァンはこの楽器が奏でる音楽を元に作曲したとされる。