作品情報
作品形式 |
小説 |
著者 |
黒史郎 |
出版社 |
創土社 |
初版発行日 |
2015/8/20 |
山に捨てられた生娘のような容姿の20の男・アザコは、童子を素材に提灯を作り鬼に授ける老人・ヒコザエモンと出会い、彼の仕事を手伝う。
登場・言及される存在
化け物
生き物の傷口から根を張り、全身に玉虫色の腫れ物を発生させる茸。
親指ほどの大きさの蜂に似た化け物。人間の鼻に蛹に植え付ける。
脳と引き換えに夜に山を渡る者を守護する化け物。陽の光に弱い。
桂幕と人間との間に生まれた子。
泡のように増殖する夜の凝りのような塊。
見た目は甲殻類だが菌類に近い。甲殻で出来た塔が巳辜(みこ)櫓と呼ばれる。
蝙蝠の翼を持つ貌のない怪物。
内部に蟷螂の子が詰まった蛸の触手のような怪物。
鬼
- 天狗
- 染み、鬼布団
- 葛籠猿猴
- 仏
- 臓物
- 朝盥、夜盥、夜なべコトコト、おんばこどののおんとぶらい、ばさるばさらのへいさらのへいさらばさら、鉞の砥水、ヤサカノマガタマ、くそぼうず
- 肉吸い
- 鉄婆
物
土地・施設
人物など
- アザコ
- ヒコザエモン
- 杏
- ヤタロ
- 弓彦
- ヨシ
- 火車童
- カイノ
- キコスケ
- 十郎
- 薬屋洞蔵
常闇を纏ったかのように黒い、人心を収攬する男。
最終更新:2025年02月22日 05:41