作品形式 |
小説 |
著者 |
黒史郎 |
出版社 |
株式会社PHP研究所 |
初版発行日 |
2013/1/25 |
アーカムで暮らすカンナ・セリオは、〈時を穿つもの カーナツェリオン〉を崇める教団の儀式によって裏側にある異世界スウシャイに迷い込み、少女ラヴクラフトと出会う。
カンナは元の世界に帰るため、自身の執筆活動を妨害し歴史を変えるため世界を渡ることを望むラヴクラフトと共に旅に出る。
神話要素
〈時を穿つもの カーナツェリオン〉、〈唯一真〉、夜鬼、人面鼠のジェンキン、バイアクへー、ユッグゴッツ、「地母神(シュブ=ニグラス)の千匹の仔」の名で謳われる神が登場。
〈唯一真〉:世界を創り出した暗愚な万物の王。
〈カーナツェリオン〉:別名〈銀の鍵〉世界の境界に穴を穿つ。
くうぇろべほふっ(クトゥルフ、クルウルウ、クスルウー)、ヨグ=ソトース、ニャルラトホテプ、ウムル=アト=タウィル、ハストゥール、ノーデンス、イタクァ、ガタノソア、ツァトゥグァが言及される。
ボカディ・ンガマランヤなる神が小説の構想として語られる。
蜂蜜酒、セラエノ断章が登場。ネクロノミコンが言及される。
ロバート・ブロック、クラーク・アシュトン・スミス、オーガスト・ダーレス、J ・L・ボルヘスが言及される。
マサチューセッツ州アーカム。ラヴクラフトの作品の架空都市にあやかり改名された街。
ラヴクラフト像や「風見夜鬼」を備えたラヴクラフト記念図書館が存在。
スウシャイの住人としてラバン・シュリュズベリィ、ヘンリー・ウェイトワス・エイクリィ、ヴィオラ奏者のエイリア・ツァンが登場。
著者のあとがきでショゴス、フジウルクォイグムンズハー、チャウグナル・ファウグンの名が挙がる。
最終更新:2024年05月15日 16:45