暗黒神話大系シリーズ クトゥルー 10

作品情報

作品形式 小説
編者 大瀧啓裕
出版社 青心社
初版発行日 1997/11/7

収録作品

  • ファルコン岬の漁師
原題:The Fisherman of Falcon point
著者:ラヴクラフト&ダーレス
訳者:大瀧啓裕
失踪した漁師イーノック・カンガーに関する噂話。

なかば人間なかば蛙のように泳ぐ生き物の目撃談が語られる。

悪魔の暗礁、アーカム、ダニッチが言及される。
カンガーが暮らしたフォルコン岬はインスマス港から数マイルの距離に位置する。

  • 妖術師の宝石
原題:The Sorcerer's Jawel
著者:ロバート・ブロック
訳者:岩村光博

  • クラーリッツの秘密
原題:The Secret of Kralitz
著者:ヘンリイ・カットナー
訳者:東谷真知子
城主のクラーリッツ家の嫡男は、祖先にかけられた呪いの秘密をしかるべき時期に明かされる。
二十一代目男爵のフランツは黒装束の二人の男に導かれ、城の地下を進む。

ユゴスに生息する菌状生物、クトゥルー、ヨグ=ソトース、イオドが言及される。

  • クトゥルーの眷属
原題:Demons of Cthulhu
著者:ロバート・シルヴァーバーグ
訳者:三宅初江
ミスカトニック大学付属図書館で整理係として働くマーティは、上司のヴォーリスに雇われ「ネクロノミコン」(オラウス・ウォルミウスのラテン語版からの翻訳)を盗み出す。
ヴォーリスに渡すよりも売り払った方が儲かると考えたマーティは自宅に持ち帰り、好奇心からナラトースの招喚法を実行する。

ナラトース、ヨグ=ソトースが登場。
クトゥルー、ナイアーラトテップ、旧神、イグ、アザトースが言及される。
ナラトース招喚の呪文に「しゅぶ・にぐらす」という言葉が含まれる。

  • グラーグのマント
原題:The Mantle of Graag
著者:フレデリック・ポール、H・ドクワイラー、R・A・W・ロウンデズ
訳者:岩村光博

妖術師グラーグが「ネクロノミコン」と「イステの歌」について註記したラテン語の本、
ラヴクラフトが言及される。

  • アルハザードのマント
原題:The Lamp of Alhazred

  • チャールズ・デクスター・ウォードの事件
原題:The Case of Charles Dexter Ward
著者:H・P・ラヴクラフト
訳者:大瀧啓裕
+ タグ編集
  • タグ:
  • 作品
  • 邦訳小説
  • 1997年
最終更新:2024年05月17日 16:14