作品情報
作品形式 |
小説 |
編者 |
大瀧啓裕 |
出版社 |
青心社 |
初版発行日 |
2002/9/6 |
収録作品
原題:Why Abdul Al Hazred Went Mad
著者:D・R・スミス
訳者:大瀧啓裕
「ネクロノミコン」最終章の悍ましい言葉を省略した修正版。
旧神によって玉座から投げ落とされ、肉の鎖で亡者の星(地球)に繋ぎ止められた彼のものについて語る。
彼のもの
偉大さ故に名付けようがない万物の王。玉座から追われた際にアザトースと対等なヨグ=ソトースを生み落とし、地球の支配者として自らの肉で従者クトゥルーをつくりだす。
その不浄にはナイアーラトテップでも堪えられず、人間は見ただけで肉体も心も死に至る。
彼のもの、イタカ、ロイガー、ツァール、ハスター、クトゥルー、ヨグ=ソトースが登場。
アザトース、ナイアーラトテップ、シュブ=ニグラス、ツァトゥグア、ティンダロスの猟犬、旧神が言及される。
原題:The Tale of Satampra Zeiros
著者:クラーク・アシュトン・スミス
訳者:大瀧啓裕
サタムプラ・ゼイロスとティロウヴ・オムバリオスは、残された財宝を求めて滅びの予言により人々が去ったコモリオムを目指し旅立ちツァトゥグアの神殿に辿り着く。
不定形の人肉喰いの化けものが登場。
原題:Hypnos
著者:ハワード・フィリップス・ラヴクラフト
訳者:大瀧啓裕
語り部は駅で意識を失い痙攣していた男の目を見て、自身が求めている意識や現実を超えた世界を眺めた者と確信し友となる。
二人は夢を超越した夢の中でのみ推測できる宇宙を研究する。
原題:Ithaqua
著者:オーガスト・ダーレス
訳者:岩村光博
1933年、コールド・ハーバーでヘンリイ・ルーカスが失踪し、警官のジェイムズ・フレンチが調査に乗り出す。
コールド・ハーバーでは昨年にもインディアンの子供の失踪事件が2件報告されており、ルーカスの失踪も関連するものと推測される。
原題:Terror in Cut-Throat Cove
著者:ロバート・ブロック
訳者:三宅初江
原題:The Horror from the Depths
著者:ダーレス&スコラー
訳者:岩村光博
原題:Spawn of the Maelstrom
著者:ダーレス&スコラー
訳者:岩村光博
原題:The Mound
著者:ゼリア・ビショップ
訳者:東谷真知子
最終更新:2024年05月17日 15:31