形式 |
小説 |
原題 |
Strange Eons |
作者 |
ロバート・ブロック |
翻訳 |
大瀧啓裕 |
出版社 |
東京創元社 |
初版発行日 |
1988/11/18 |
アルバート・キースが購入した食屍鬼の絵を見て、友人のサイモン・ウェイヴァリーは「ピックマンのモデル」の実物だと断言する。
サイモンの要望で絵画を購入した骨董店を訪ねると店主が殺害されており、サイモンはラヴクラフトが小説という形で警告した脅威による犯行と確信する。
神話要素
インスマス面の水夫、ナイ神父(ナイアーラトテップ)、クトゥルーが登場。
シュブ=ニグラス、ヨグ=ソトース、アザゾース、ユゴスの翼あるものが言及される。
R・アプトンが描いた食屍鬼の絵画、輝くトラペゾヘドロン、「ネクロノミコン」を映したマイクロフィルムが登場。
H・P・ラヴクラフトが存在した世界観。
小説『ピックマンのモデル』、『潜み棲む恐怖』、『アウトサイダーおよびその他の小説』、『眠りの壁の彼方』、『壁のなかの鼠』、『故アーサー・ジャーミンとその家系に関する事実』、『ダニッチの怪』、『インスマスを覆う影』、『ランドルフ・カーターの陳述』、『冷気』、『かれ』、『魔宴』、『恐るべき老人』、『家のなかの絵』、『狂気の山脈にて』、『時間からの影』、『宇宙からの色』、『魔女の家の夢』、『クトゥルーの呼び声』、『戸口にあらわれたもの』、『闇をさまようもの』の名が挙がる。
小説内の存在として、リチャード・アプトン・ピックマン、アーカム、ミスカトニック大学、「ネクロノミコン」、ダニッチ村、インスマス、ヴァーモント州の丘に生息する他星の生物、クトゥルーとルルイエ、「インスマス面」、ハーリイ・ウォーラン、ラヴィニアなどが言及される。
オーガスト・ダーレス、ドナルド・ワンドレイ、ディ・キャンプの『ラヴクラフト伝』、ロングの『夜の夢想家』、ウィリス・コノヴァーの『最後のラヴクラフト』が言及される。
最終更新:2024年06月15日 04:42