作品情報
作品形式 |
小説 |
原題 |
The Beast under the Wizard's Bridge |
著者 |
ブラッド・ストリックランド(本書にはシリーズ創始者のジョン・ベレアーズが著者として記載されている) |
翻訳 |
三辺律子 |
出版社 |
アーティストハウスパブリッシャーズ |
上巻初版発行日 |
2004/4/30 |
不愉快そうに新聞を読むおじ、魔法使いのジョナサン・バーナヴェルトの様子を不思議に思ったルイス・バーナヴェルトは夜になってから新聞を確認する。
老朽化した橋が建て替えられる記事を見つけたルイスは、以前橋が幽霊の侵入を防いでいると聞いたことを思い出す。
神話要素
橋の素材には1885年、カフォーナウム郡のクラバノング農場に落ちた隕石が混ぜられている。
隕石はこの世のものとは思えない色の光を放ったとされる。橋に使われた鋲も、この世とは別の場所に属する色に光、自ら熱を発しているように感じさせる。
農場は全ての命が吸い取られたかのような枯れ野となっており、動植物は結晶化したかのように脆い物質に変わり果てたにも関わらず形と命を保っている。
魔術師エディドヤ・クラバノングが異次元に追放された“旧支配者”の存在を信じ、門を開き地球に呼び戻そうとしていた。
H・P・ラヴクラフトが“旧支配者”や目に見えない恐怖について書いた本が存在。
最終更新:2024年07月01日 16:28