ラヴクラフト全集 別巻 上

作品情報

作品形式 小説
著者 H・P・ラヴクラフト
翻訳 大瀧啓裕
出版社 東京創元社
初版発行日 2007/9/28

収録作品

這い寄る混沌

原題:Crawling chaos
著者:イリザベス・バークリイ 

マーティン浜辺の恐怖

原題:The Horror at Martin's Beach
著者:ソウニャ・H・グリーン
1922年5月17日、漁船アルマ号が海の怪物を殺害する。アルマ号のオーン船長は怪物をマーティン浜辺の行楽地で展示するが、7月20日の朝船ごと剥製が消失する。

+ 登場・言及

怪物

  • 海の怪物
長さ50フィート、直径10フィートほどの円筒形をした怪魚。眼は落ち窪んだ単眼、胸鰭にあたる部位に6本指の脚がある。博物学者からは孵化して数日の幼体と言明される。

土地

  • マーティン浜辺

人物

  • ジェイムズ・P・オーン船長
  • オウルトゥン教授

原題:Ashes
著者:C・M・エディ・ジュニア
語り部プラーグは、心痛に怯える様子で訪ねてきた友人ブルースから陰惨で恐ろしい体験を聞かされる。
ブルースは元大学化学教授のヴァン・アリスターの助手として働き、彼が発明した無色の液体を使用した実験を披露された。

+ 登場・言及

アイテム

  • 液体
ガラスを除く接触したものすべてを一瞬で灰に変える液体。

人物

  • プラーグ
  • マルカム・ブルース
  • アーサー・ヴァン・アリスター教授
  • ミス・マージャリイ・パーディ

幽霊を喰らうもの

原題:The ghost-eate
著者:C・M・エディ・ジュニア
ある真夏、翌日正午までにメイン州グレンデイルに行く必要のある語り部は森を横断しようとするが、休憩中に眠りこんでしまい目覚めると日が沈んでいた。
天候が嵐となり避難場所を探す語り部は二階建ての住居を見つけ、朝まで滞在させて貰う。

+ 登場・言及

人物

  • わたし
  • ヴァシリ・ウクラニコフ

  • フョードル・チェルネフスキ

最愛の死者

原題:The loved dead
著者:C・M・エディ・ジュニア
祖父の葬儀の際死体に魅惑され、その後母の葬儀で自身の人生の原動力は死体と悟った語り部は葬儀屋に弟子入りし最初の実技対象として父を防腐処置する。

+ 登場・言及

土地

  • フェナム
長命者の多い地方の村。
  • ベイバロ
フェナムから50マイルほど離れた町。

人物

  • グレンジャム
ベイバロの葬儀屋の経営者。

見えず、聞こえず、語れずとも

原題:Deaf, dumb, and blind
著者:C・M・エディ・ジュニア
リチャード・ブレイクは下男のダブズと二人で呪われた石造りの家を借り暮らしていた。
1924年6月28日正午過ぎ、ダブズが正気を失った様子で隣家に逃げ込んだと聞き、モアハウス医師は3人の男を連れて家に乗り込む。

+ 登場・言及

土地

  • フェナム
  • ベイバロ
  • セイレム ギャロウズ・ヒル

人物

  • アーロ・モアハウス医師
  • リチャード・ブレイク
  • シミアン・タナー
  • ダブズ
  • フロイド・モアハウス

二本の黒い壜

原題:Two black bottles
著者:ウィルフリド・ブランチ・トールマン

最後の検査

原題:The last test
著者:アドルフ・デ・カストロ

イグの呪い

原題:The curse of Yig
著者:ズィーリア・ビショップ
1925年、語り部は蛇の伝承を調査するためオクラホマ、ガスリーの精神病院を訪ね、ドクター・マクニールの案内で人間の姿にどことなく似た異様な生物を見せられる。
マクニールはイグの伝説と、1889年にデイヴィス夫婦が体験した事件について語る。

+ 登場・言及

  • イグ
  • クェツァールコアートル
  • ククルカン

土地

  • ピンガー
ウィチタ河の北、かつてはウィチタ族の土地が存在した場所に位置する小さな村。

人物

  • わたし
蛇神の伝説を調査する民俗学者。
  • ドクター・マクニール
  • ウォーカー・デイヴィス
  • オードリイ

  • ジョー・カムプタン
  • サリイ・カムプタン
  • クライド
  • ラフィエット・スミス
  • トム
  • ジェニー
  • グレイ・イーグル酋長
  • ムーア少佐
  • スティーヴァンズ

電気処刑器

原題:The electric executioner
著者:アドルフ・デ・カストロ
トラスカラ鉱山社に会計検査官及び調査官として関わる語り部は、書類を持ち逃げしたアーサー・フェルダンを捕えるためメキシコの第三鉱区に派遣されることになり、
メキシコ行きの夜行列車で同室となった狂人に襲われ彼が発明した電気処刑器の実験台にされそうになる。
+ 登場・言及

神?

  • クトゥルートゥル
  • イグ
  • ヨグ=ソトートゥル
  • クェツァールコアートル
  • ウィツィロポチトリ
  • トロクェナウァクェ
  • イパルネモアン
  • ミクトランテウクトリ
  • トナティウー
  • メツトリ

アイテム

  • 電気処刑器

人物

  • わたし
  • アーサー・フェルダン
メキシコ、サン・マテオ山脈第三鉱区の副監督。

  • マクーム社長
  • ジャクスン
第三鉱区監督。

メドゥサの髪

原題:Medusa's coil
著者:ズィーリア・ビショップ

原題:The trap
著者:ヘンリイ・S・ホワイトヘッド
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  • 邦訳小説
  • 2007年
最終更新:2024年09月23日 04:12