作品形式 |
小説 |
原題 |
The Mind Parasites |
著者 |
コリン・ウィルソン |
訳者 |
小倉多加志 |
出版社 |
学習研究社 |
初版発行日 |
2001/7/15 |
ギルバート・オースティンは友人のカレル・ヴァイスマンが自殺して以降、時折奇妙な感覚を抱いていた。
オースティンはカラテペのブラック・マウンテン地下に埋没した都市の発掘調査中に届いた、ヴァイスマンが遺した手記を読み、精神寄生体の実在を確信し共同研究者のライヒと共に対抗手段を模索する。
登場・言及
怪物
- ツァトグァン人、精神寄生体、心の吸血鬼
- 暗黒王アブホート
ブラック・マウンテンで発掘された玄武岩の小像にヒッタイト人の楔形文字で記述されていた存在。
暗黒=ヒッタイト語で「黒い」、「不浄な」、「触れてはならぬ」。
カダトの壁面に記述されていた存在。
- 不浄の神アブホート
- ニオーグタ
- 半ポリプ性のさらに古い種族、ポリプ族
- 「偉大な先祖たち」、巨大な円錐形をした生物
ラヴクラフトが小説内に記した存在。
アイテム
ヴァイスマンの遺した手記。人間の心の中の世界と、心の吸血鬼について記される。
- 時のとどかぬ影
- 時間の実験
- 〈ウィアード・テールズ〉
- クトゥルーの喚び声
土地・施設
カラテペのブラック・マウンテン地下に埋没した町。
ラヴクラフトが創作した架空の土地。
人物
考古学者。
科学者。
心理学者。オースティンの三十年来の友人。
トルコ人。発掘協力者。
トルコ人。発掘協力者。
ヴァイスマンの秘書。
ニューヨーク在住。〈カダト発掘反対同盟〉創始者。
- H・P・ラヴクラフト
- スタンリスラウ・ペルツィンスキー
ポーランド人の作家。二十世紀はじめに精神病で死亡。
ペルシャ人の作家。二十世紀はじめに精神病で死亡。ラヴクラフトの小説で描写されたものと似た都市・怪物を記していた。
ツァトグァン人の〈手さき〉だったと推測される。
最終更新:2024年10月13日 05:34