作品形式 |
小説(洋書) |
編集 |
Brian Lumley |
出版社 |
Tom Doherty Associates |
発行日 |
? |
太古の大陸Theem'hdraを舞台としたPrimal Landシリーズの小説集成2巻。
収録作品
Treasure of the Scarlet Scorpion
Thinhlaの修道院に大量のルビーを持った半死半生の男が流れ着く。修道女がルビーを対価に取り引きを行っていることを聞き付けたNud Annoxinは、ルビーの出処が行き倒れの男Tarra Khashだと把握すると、彼が回復し院を離れるのを待って接触を図る。
酒に混ぜた薬でTarra Khashを眠らせたNudは彼を地下に幽閉して4年にかけて情報を引き出し、ジャングルの神殿に向けて使者を送り続ける。
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登場・言及 |
神・種族など
Thinhlaの西のジャングルに埋もれた太古の神殿の地下の洞窟で長き眠りに就く緋色のサソリ神。望んだ姿に自在に変化する力を持つ。
眠りを妨げられることを嫌い、侵入者及び遣わした人物は殺害するが、配下の緋色のサソリを殺さず自身を崇拝する者に対しては寛容。
Yhemのジャングルで暮らす黒い肌の人種。熱病を媒介する蝿も避ける酸っぱい血が流れる。
Theem'hdraの土地
人物
Hrossak族。横柄で無愛想で少々残忍だが裏表のない男。
Thinhlaで忌み嫌われる肥満の宝石商。
魔術師。Nudに雇われ遠方から魔術で使者を支援する。
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Isles of the Suhm-yi
Thinhlaから逃げ出しThandopolisで豪遊し活力を取り戻したTarra Khashは砂金採りの2人と出会い行動を共にするが、就寝中、Kon Athar率いる北方の野蛮人たちの襲撃を受ける。
一人生き延びたTarra Khashは復讐のためInner Islesに向かうKon Atharを追い、彼らに妻を殺害された伝説のSuhm-yi族のAmyr Arnと出会う。
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登場・言及 |
神・種族など
盲目で耳も聴こえない老いた月の神。神々の長。
Na-domの岩の上でSuhm-yiの司祭が呼び掛けると稀に答えることがある。
"the Rarely Seen"。
莫大な希少宝石の埋蔵地を知る、神々に愛される奇妙な力を持っているなど神話や伝説上にのみ語られていた種族。
目は金色。指は4本。唇の動き・言葉を発する際の心を読み他種族の言葉を瞬時に理解する力を持つ。
古くからの掟で復讐を大罪としている。
北方の野蛮人が信仰する神。
Theem'hdraの土地
Suhm-yi族の神々が降り立つ場所と信じられている禁足地。
人物など
Suhm-yiの最後の生き残り。
北方の野蛮人。
野蛮人。Konの右腕。
野蛮人。
砂金採りのコンビ。
Amyr Arnの妻。Kon Atharに殺害される。
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Told in the Desert
Nameless Desertを彷徨い続け死を覚悟した夜、Tarra Khashは老夫婦に飲食物を振る舞われ命を助けられる。
Tarra Khashは礼にナイフの装飾の宝石や僅かな金を渡そうとするが2人は受け取りを拒み、Tarra Khashの話を聞かせて欲しいと口にする。
Tarra Khashの話を聞いた2人は、暴君Gylrathの命令で妻と離れ遠くShadarabarまで旅に出た太古の魔法使いDramahの物語を語る。
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登場・言及 |
神・種族など
Shadarabarに住んだ黒い肌の人食い人種。
蘭を煎じた毒矢を扱う。
- Cthon
- Ahorra Izz
- Gleeth
- Suhm-yi
- Shoosh
Theem'hdraの土地
緑色の毒沼が拡がる古代の土地。
- Great Circle range
- Thinhla
- Thandopolis
アイテム
亡霊と対話するために吸引する必要がある。
人物など
Mylakhrionがまだ若かった時代に、現在ではNameless Desertとなった森で妻と暮らしていた善良な魔法使い。
Dramahが仕えていた王。大食漢で痛風を患う。
Theem'hdra最強と伝えられる古の魔法使い。
Mylakhrionの師。
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Curse of the Golden Guardians
Nameless Desertを抜け出たTarra Khashは緑豊かな湖に辿り着き、そこで釣りをする老人と出会う。
老人Hadj DyzmはTarraに魚を振る舞い「Chlangiに向かう途中、キャラバンが怪物に襲われ逃げ延び湖に辿り着いた」と自分について語りながらTarraを値踏みする。
翌朝、Hadjは金貨の詰まった袋をTarraに見せ古代の王族の墓を発見したこと、そこにある何千倍もの金貨の輸送を手伝えば相応の報酬を払うと提案する。
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登場・言及 |
神・怪物など
古代王の種族。
翼と触手の生えたkrakenを象った1対の黄金像。
全身に腐食性の粘液を帯び、盗掘者が王墓に入ると動き始める。
Theem'hdraの土地
- Nameless Desert
- Mountains of Lohmi
- Klühn
- Eyphra
- Chill Sea
- Chlangi
- Thinhla
人物など
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Kiss of the Lamia
Lohmi's peaksとDesert of Shebに挟まれた地でTarra Khashは、3人の少年の襲撃を受け積荷の金貨ごとラクダを強奪される。
少年たちを追いChlangiに向かう道中でTarraは彼らに襲われ打ち捨てられた少女を保護し食事を振る舞う。Tarraは礼として少女から背中の傷の手当てを受けるが、急速に意識が遠退き意識を失う寸前にOrbiquitaという名を聞く。
Chlangiの街では大量の金貨を持ち帰った少年たちに対してlamiaと交わった疑惑で裁判が開かれる。
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登場・言及 |
神・怪物など
魔術師とsuccubus、あるいは魔女とincubusが交わり生まれたとされる砂漠の悪魔。
5年に一度力が衰える時期があり、砂漠の奥地のパワースポットで回復する必要がある。その間はあらゆる自然物が天敵となり、特に太陽は致命的。
Mylakhrionの娘。
溶岩の塊のような容姿のlamiaの代表者。
- Gleeth
- Ahorra Izz
- Cthon
- djinn
Theem'hdraの土地
- Lohmi's peaks
- Desert of Sheb
- Chlangi
人物など
盗賊王。
ルーンの魔術を扱う預言者。黒色人種との混血で元は死霊術師。
老詐欺師。Freggが財宝を持ち逃げすると予想しTarraに協力を持ち掛ける。
Stumpyの娘もしくは妻。
- Hylar Arf
- Thull Drinnis
- Gumbat Chud
Tarraを襲撃した少年たち。
lamiaと寝て生き延びたと伝わる伝説の魔術師。
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In the Temple of Terror
Klühnの賭博場でEllern Tharkのイカサマを見抜いたTarra Khashはナイフを抜こうとした彼を殺害する。
Ellernと協力関係にあった黄色いローブの司祭たちがTarraがイカサマを仕掛けた側であるかのように偽証し、裁判に掛けられたTarraは死刑判決を下される。
檻に入れられ死を待つTarraはAmyr Arnに救出され、彼から司祭たちを率いる魔術師Gorgosが過去にSuhm-yiの島を襲い宝と少女を攫い、おそらくはSuhm-yiが滅びる原因になった赤い灰の元凶だろうと聞かされる。
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登場・言及 |
神・怪物・種族など
星と星の間の暗い深淵に潜む悪魔と呼ばれる存在。
全身が無数の膿疱、触手、付属肢で覆われている。脇腹から伸びる黒い毛だらけの脚は先端がキチン質で蜘蛛の脚のように鋭く尖る。
- Gleeth
- Ahorra Izz
- lamia
- Yibb
- ghoul
- night-gaunt
Theem'hdraの土地
- Chlangi
- crater sea
- Na-dom
- Shadarabar
- Khrissa
人物など
- Tarra Khash
- Amyr Arn
- Gorgos
Shadarabar出身の黒肌の黒魔術師。
幼い頃にGorgosに攫われ囚われ続けているSuhm-yi最後の女性。
- Lula
- Kon Athar
- Mylakhrion
- Nud Annoxin
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最終更新:2025年08月17日 04:21