| 作品形式 |
小説(洋書) |
| 編集 |
Salomé Jones |
| 出版社 |
Ghostwoods Books |
| 発行日 |
2016/2?/? |
収録作品
Nikukinchaku
著者:Matthew J. Hockey
St. Andrew's Community小学校の給食管理者のMargaretは、校長に呼び出されスタッフ3人を解雇するか予算を削減するか迫られる。Margaretは食品販売会社のEpikurea productsを頼り、Nikukinchakuと呼ばれる新種の生物を格安で購入する。
Nikukinchaku料理を給食に出した初日の夜、Margaretは海底に沈む亡き夫が何かを警告するかのように声無き声で叫ぶ夢を見る。
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登場・言及 |
食材
容姿:肉厚でラグビーボール似た形の殻に覆われている。殻はパールピンク色で静脈瘤が膨らむ。呼吸孔と思われるギザギザの亀裂があり、亀裂上部の隆起に沿って棘が生える。亀裂の中からは捻れた軟骨と肉質の銀色の茎が伸びる。
植物か動物か分類不能の新種の生物。肉は高級な牛肉に近い味と食感、栄養価。
冷たく暗い海底の砂状に棲息し、魚や海藻などを捕食。育て方を間違えなければ、竹よりも早く育ち週に数度は肉を収穫できる。
日本と韓国が、それぞれ最初に発見したと主張しており食品として販売するEpikurea productsは日本名を採用している。
土地
EU圏内、ブラックプール北部に位置する港町。
かつては漁業が盛況だったが、現在は寂れ観光事業を中心に復興しようとしているが上手く行っていない。
企業・施設など
- St. Andrew's Community Primary school
- Epikurea products
グローバルに活動する食品企業。
人物
給食責任者。漁師の夫を漁船の沈没事故で亡くしている。
校長。保護者からの給食費及び、政府からの支援金を着服していると推測される。
- Victorian
- Anina
- Bethany
- Sally
給食スタッフ。
Epikurea productsの営業。
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Babatunde
著者:Ayobami Leeman Kessler
父の死により故郷ナイジェリアのOgbomosoに帰還したRobertがロンドンに住む友人Arthurに宛てて記した手紙。
Robertは原始的な故郷の伝統と、夜毎に夢の中で何者かにBabatundeと本名で呼びかけられる夢に苦悩する。
The Myth of Proof
著者:Greg Stolze
作家のWard MaddoxとJill MacCray牧師は宗教について討論を行い、無神論者のWardが優位に立ち回る。
討論後、控室に戻ったWardはMateus Quirogaと名乗る男の訪問を受ける。MateusはWardとの議論を望み、キリスト教的宗教を嘲笑い、より強大で現実的な神について示唆する。
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登場・言及 |
神など
人物など
米国国務省職員。
ベストセラー作家。無神論者。
- Mateus Quiroga
- Jill MacCray
- James
Wardの秘書。
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Service
著者:Lynnea Glasser
The Star that is not a Star
著者:Lucy Brady
August Lokken
著者:Yma Johnson
August Lokkenの兄弟Olafは夜更けに家を抜け出して夜明け前に戻る日々を数ヶ月続けていたが、Augustは眠ったふりをして詮索せずにいた。
ある夜、帰宅したOlafはAugustを起こし次の晩は同行するようにと告げる。
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登場・言及 |
悪魔など
体長6フィート。下半身は鱗に覆われた扇状の魚に似た形状。上半身は人間に似ているが肌は灰色でゴム状。肋骨のある位置に鰓が裂けている。頭部はほとんど剥げているが、髪の毛と触手、その間で蠢く細い毛が疎らに生える。目は瞼がなく顔の半分を占めるほど大きい。
人物
- August Lokken
- Olaf Lokken
62歳の漁師。幼い頃から死に取り憑かれ、彼の付近では動物が怪死したり、人間の死体と遭遇することが幾度となくあった。
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Wake My Lord
著者:M. S. Swift
Puddles
著者:Thord D. Hedengren
湖畔での水泳部の合宿中、女子生徒が溺死した事故で顧問のGerrard Morganは教員会議でやり玉にあげられ保護者からも脅迫文を送られる。
事故後初めての水泳の授業中、Gerrardはプール内やバケツの底から彼を見つめる潤んだ瞳を目撃するが、目は瞬きする間に消えGerrardはリアルな幻覚だと判断する。
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登場・言及 |
怪物など
眼球の姿をした人知を超えた太古の存在。プールやバケツの水、水溜りなど水中に現れて人間を見つめる。
雨が降ると、無数の小さな眼が集まり象られた小さな眼が、更に無数に集まってできた巨大な眼となって現れる。
巨大な眼に見つめられた人間は、人間の領域を越えて現実を知覚して、眼の中に取り込まれ世界のあらゆる秘密の真実を知った末に精神を砕かれ殺害される。
人物
- Gerrard Morgan
- Anne-Karin Anderssen
校長。
刑事。
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Sometimes, the Void Stares Back
著者:Marc Reichardt
深夜、巨大なヒキガエルの夢から目覚めた語り部は、キッチンシンクの排水口の詰まりに気付き、パイプの中を何かが動き回るような音を聞き取る。
Beyond the Shore
著者:Lynn Hardy
Bleak Mathematics
著者:Brian Fatah Steele
Father of Dread
著者:Matthew Chabin
He Sees You in His Dreams
著者:Samuel Morningstar
Isophase Light
著者:Daniel Marc Chant
Icebound
著者:Morris Kenyon
Seven Nights in a Sleep Clinic
著者:Saul Quint
Mykes Reach
著者:William Couper
Notes for a Life of Nightmares
著者:Pete Rawlik
シュールレアリスム派の彫刻家Henry Anthony Wilcoxについての評論。
Henryは幼少期から美術と音楽に関して天才的な才能を持っていたが、睡眠病に罹患し主に夜に出歩き出会った人々を絵に描いていた。
担当医のChristopher EckhardtはHenryが繰り返し"Thulu fthan!"と叫んでいたことをカルテに記録していた。
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登場・言及 |
土地・施設
- Providence
- Waterman Street
- Thomas Street
2月28日の深夜地震が発生する。
Wilcoxの作品
- She-Wolf
- Star-Beetle
- Crucifixion
- Sea Mother
- Professor
円錐形の頂点から4本の触手が生えた何か。2本の触手の先端はハサミ状。
- Scion
- A Madonna of the Cenotaphs
- Black Stone
- The Wilcox Bas Relief
ニューイングランドの地震の直後にWilcoxが製作した、悪夢に現れた怪物の浮き彫り。
人物
- Henry Anthony Wilcox
- Kenneth Hart
Wilcoxの芸術家仲間。Wilcoxと疎遠になった後にBostonに転居する。
Brown Universityの元教授。
Wilcoxの母。
医師。
Wilcoxの作品を複数所有する一族。
Bostonに移住した後のKennethの友人。
Miskatonic Universityの教授。
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Offspring
著者:Evey Brett
Out on Route 22
著者:E. Dane Anderson
The Red Brick Building
著者:Mike Davis
語り部は孤児だった頃に住んでいた赤レンガの建物に立ち入る。
外に出る機会はあり、語り部自身も出なければならないと思っているが探索を続けてしまう。
The Lullaby of Erich Zann
著者:G. K. Lomax
Cymothoa Cthulhii
著者:Gethin A. Lynes
最終更新:2025年09月27日 02:57