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胡佳さんはその活動と発言ゆえに以前も拘禁されていましたが、2006年3月に釈放されてからも、そのほとんどの時間を自宅軟禁と徹底した監視下に置かれ続けてきました。警察の許可なく外出しようとして殴られたこともあります。
北京愛知行健康教育研究所の共同設立者として、胡佳さんはHIV/エイズ問題に取り組んでいました。最近はさらに幅広く中国の人権状況について発言し、海外のジャーナリストや外交官などとも国際的な連絡網を築いていました。また、2007年9月には、オリンピックを控える中で中国の人権状況について小論を発表しました。
2007年12月27日に胡佳さんは警察によって拘束されましたが、数週間、家族は居所を教えられませんでした。
胡佳さんの裁判では、母親は傍聴が許されたものの、妻と父親、同僚の活動家らは法廷に入ることを許されませんでした。また傍聴を希望した諸外国の外交官も「満席」を理由に断られ、裁判所職員と警察官ばかりが傍聴席を占める異様な状況下で裁判は行なわれました。3月3日、裁判所は「国家転覆扇動」の罪で胡佳さんに3年6カ月の有罪判決を言い渡しました。
同じく人権活動家であり胡佳さんの妻である曾金燕は、生まれて間もない娘とともに、厳しい自宅軟禁に置かれています。
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今月3日に政権転覆扇動罪で実刑判決を受けた中国の著名市民活動家、胡佳氏の釈放を求めていた天津市の市民活動家、鄭明芳さんが2年間の「労働教育」処分を受けたことが分かった。関係者らが21日までに明らかにした。
鄭さんは明確な容疑を告げられぬまま2月末に公安当局に拘束された後、連絡が取れなくなり、今月中旬、当局が労働教育処分を家族に告げた。自宅前には当局の車が止まり、家族が記者らと接触しないよう監視しているという。
胡氏は外国メディアの取材を受けたことなどを理由に昨年末に拘束され、懲役3年6月の判決を受けた。
関係者らによると、27日午後3時、20人ほどの当局者が自宅を訪れ逮捕を通告、連行した。妻の曽金燕さん(24)は自宅で軟禁されているという。胡氏の携帯電話は30日午後現在、不通になっている。
胡氏は中国各地のほぼすべての民主活動家や人権派弁護士、欧米大使館員らと連携して当局の弾圧状況などを電子メールで発信。昨年7月から今年2月まで当局に拘束されていた。曽氏は夫が拘束された際、国際社会に支援を呼びかけ、今年、米タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた。胡氏も欧州議会が人権活動家に贈るサハロフ賞の候補の一人だった。
反政府活動家に対する当局の弾圧は広範囲に及んでおり、これまでも強制中絶の被害者支援で知られ、マグサイサイ賞の候補ともなっていた盲目の活動家、陳光誠氏が逮捕されたほか、著名な人権派弁護士、高智晟氏も国家政権転覆扇動罪で執行猶予付きの有罪判決を受けている。さらに人権活動家である郭飛雄氏が11月に非合法経営罪で懲役5年の実刑となったほか、強制堕胎事件への支援で知られる
李和平弁護士は最近、身元不明集団に拉致され暴行された。
胡氏はこれら著名な活動家らと太いパイプがあり、その中核的な存在だった。北京の元弁護士は「五輪で国際社会の注目が集まる前に、活動家の動きを封じ込めようという当局の狙いがある」と話している。
中国 人権活動家 胡佳氏、国家反逆罪・懲役刑に
最終更新:2008年10月26日 09:45