アニワル・トフティ氏略歴
1963年東トルキスタン(中国新疆ウイグル自治区)、コムル(哈密、[ハミ])生まれ、鉄道局勤務の父の転勤でウルムチで育ち、漢語(中国語)で教育を受ける。
1991年鉄道局付属病院の医師となる。1996年留学目的でウズベキスタン、トルコに渡航し、トルコで病院に勤務する。
1998年7月新疆ウイグル自治区での核実験の影響を潜入取材した、英国独立系テレビ、チャンネル4のドキュメンタリー「シルクロードの死神 Death on the silkroad」の取材に参加する。
1999年イギリスに政治亡命。
ウイグルの原爆被害を知ってもらいたい」
2008.8.7 21:05
広島と長崎の原爆忌に合わせて来日中のウイグル出身の外科医アニワル・トフティ氏が7日夜、北京五輪の開幕に先立ち都内で講演し、中国の核実験による汚染の実態を説明した。
アニワル氏は、中国の核実験場があった新疆ウイグル自治区で、大脳未発達児が数多く生まれ、がんの発生率も高いことなどを指摘。「原爆の悲惨さを一番知っている日本人に、原爆の被害に苦しむウイグル人が大勢いることを知ってもらいたい」と訴えた。また「ウイグル人の生命や財産の犠牲の上に、北京五輪が開催される」と述べ、中国によるウイグル人への人権弾圧を批判した。
最終更新:2008年09月10日 09:11