「懸念される拘束者」指定 米、著名活動家の釈放要求

「懸念される拘束者」指定 米、著名活動家の釈放要求



 【ワシントン22日共同】反体制的な運動をしたなどとして中国当局が投獄した人権活動家らのうち、著名な市民活動家の胡佳氏、弁護士の陳光誠氏、ジャーナリストの師濤氏らを米政府が「特に懸念される拘束者」に指定、これらの活動家リストを中国側に今年春に渡し、早期釈放を要求していたことが21日、分かった。米国務省当局者が明らかにした。

 米国が現在、最優先で釈放を求めている中国の活動家名が明らかになったのは初めて。

 国務省当局者によると、米政府は今年5月に北京で再開された米中人権対話に先立ち、同リストを中国側に提出。クレイマー国務副次官補(民主主義・人権・労働担当)やハンフォード特使(国際宗教の自由担当)らが人権対話などを通じ、リストに含まれる活動家らの釈放を求めた。

 中国側の対応は不明だが、国務省当局者は「今後も政府のあらゆるレベルを通じ、リスト記載の人物に関する懸念を中国側に伝える」と述べており、議論は平行線をたどっているとみられる。
最終更新:2008年08月23日 19:02
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