PDCA サイクル

「行動改善」までがPDCFAサイクルである
『定義できないものは、管理できない。管理できないものは、測定できない。測定できないものは、改善できない』by デミング

Plan    目標設定:成果を明確にして「目標を立てる」

工数見積り:過去実績から算定
行動計画は予算工数に収める

Do     行動習慣:繰り返し実践される「行動を続ける」

計画に基づいて実行し,記録を残す。

計画に組み込めるか不明なものはランスルーや実験を即行い結果により計画に適用する。

Check    内省   :行動した経験を「深く振り返る」

実行した業務の検証をします
Plan(計画) と Do(記録) を照らし合わせ客観的に分析を行う

Feedback 吸収  :人の意見や視点を「取り入れる」



Action   行動改善:環境に適応させ「行動を変える」

Check (評価)結果をまとめる
  • 計画通り
  • 計画通りではない

今後の対応アクションプラン
  • 継続
  • 改善
意識改革(問題意識:問題を問題として取り上げる)
やめる・へらす・かえる
成長・品質向上・コスト削減・生産性向上
顕在化・共有化
  • 中断
  • 廃止

次回計画へ反映する → Planへ戻る

OODA LOOP

OODAループは「Observe(観察)→Orient(状況判断)→Decide(意思決定)→Act(実行)」の4つのフェーズを繰り返して運用し、迅速な意思決定や行動を促すためのフレームワークです。

Observe(観察)

現状を観察する「みる」過程です。
観察から「今何が起きているのか」を把握し、必要な情報を収集します。

変化にいち早く気づくためには、現状の把握が欠かせません。
情報は事実に即したものを収集し、現状としてしっかりと受け入れることがポイント。
自社や他社の置かれている状況、環境や市場の動向などの事実を幅広く収集します。

Orient(状況判断)

見たものや気づいたことを理解して受け入れる「わかる」過程です。
OODAループのなかでも最も重要なフェーズであり、状況判断次第で今後の行動が大きく異なります。

観察から得た情報を整理し、過去の経験則やこれまでの傾向から状況を正しく判断することがポイントです。
実行の手段を明確にするために必要な要素ともいえ、分析・把握した状況から今後の戦略や方向性を決定します。

Decide(意思決定)

実行に向けて具体的に何をするかを決定する「決める」過程です。
Orientで決まった方向性をもとに検討した複数のアクションから、最も効果的なアクションを選定します。

迅速な意思決定のため、OODAループの「決定」で重要なのは直感です。
目の前で起こっている事象に対して、有効なアクションが一瞬でわかる場合は直感で決め、
わからない場合は仮説を立てて検証します。

このとき、リスクや不確実性にも考慮し、現実的かつ適切なアクションを選択することが重要です。

Act(実行)

Decideで決定したアクション・プランを実行する「動く」過程です。
OODAループのなかでは最もシンプルなプロセスで、成果のために最後までやり抜くことが求められます。

ただ決まったことを実行するだけでなく、状況に応じて臨機応変に対応することも必要です。
1回目のActが終わり、期待する成果を十分に得られなければ再び「Observe」に戻ります。
結果に一喜一憂せず、切り替えて2回目のループを実行することがポイントです。
最終更新:2024年05月09日 11:46