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d_va

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L:寮 = {
 t:名称 = 寮(施設)
 t:要点 = 寮,そこに住むメードなど
 t:周辺環境 = 宮廷,庭園
 t:評価 = なし
 t:特殊 = {
  *寮の施設カテゴリ = 藩国施設として扱う。
  *毎ターン犬妖精/猫妖精+2機される。この時食料は必ず-6万tされる。
 }
 t:→次のアイドレス = 暖かな家庭(施設),保育園(施設),後藤亜細亜(ACE),吹雪先生(ACE)



「みんな元気に、いってらっしゃい。」


寮母さんの笑顔で、今日も土場藩国寮、別名「少年の家」の朝は始まる。
はじめは、寮長に八神少年を置いてそこから少年、
大学院っぽく勉強を教えるのでそれに院をつけて
「少年院でいんじゃね!」と缶が騒いでいたのだが、
諸般の事情(語呂を考えろ、少年院をググレカス)などの発言により
少年の家、という名前が正式採用された。

冗談のような話だが、缶のネーミングセンスはあらゆる意味でロックであり
ネタにされる少年すら苦笑いをするという結果に終わった。
それはさておき寮である。
少年の家というのは未来の土場を支える少年少女を育成するべく建設された施設
であった。

この建設が始まった理由はすこし前にさかのぼる。
ターン13、無名騎士団領での戦闘は悲劇であった。
やむをえない事情があったとはいえ、奴隷として戦わせられていた兵士たち。
また、経済的な困窮から海賊をやるしかなかった男たちの多くが
ニューワールドの敵として葬り去られた。
なかには家族を守ろうとした結果犠牲になったものもおり
悲しみと犠牲の上に成り立つ勝利にみんなそろって苦い顔をしたのである。

「始まりは悲劇かもしれない、だが、終わりまで悲劇ですませてはならない。」

王はただ静かにそういうと、親を亡くした子を受け入れる施設を作ることにした。
寮をとろう。そう静かにいって、子供たちを受け入れる施設を作る仕事が始まった。
生きている限り終わりではない、夜が暗いなら東へ向かって歩けばいい。
悲劇の幕が下りても、人々は消えるわけではない。
古い話を読み聞かせるように、缶から出てきた藩王が言った。

子供たちのための家を作ろう。

戦争被害になった子供だけではない、急激な経済変化に耐え切れず
こどもを手放す親もいる。隣国では戦士以外になれない子供が
バタバタと死んでいるとも聞く、彼らを受け入れる場所を
路頭に迷う子供たちを一人でも多く受け入れる場を作ろうと言い出したのだ。

世界は暗い。それは夜だからだ。といわれたことを間に受け
ならば夜を照らす星・・・になれなくても
闇のなかにあるロウソクくらいにはなろうと誰からともなく言い出した。

目的はただひとつ
「こどもたちが笑っておやつを食べたり遊んだりできる場所がいい。
全部の子供達が、笑ってオヤツを食べられる世界、それこそ一番いい世界だ。
命をかけて守る世界だ」
そういわれ国民たちはしきりにうなづいた。

誰がどうとか、まじめに生きるとかそういうのではない。
ただ、つらい思い出に負けないこどもに育ってほしい。
そういうことである。

幸い、彼らを養うだけの財源はあった。
経済戦争でうるおっただけではなく、海賊被害者救済のための
基金がSSNから出され宰相府で運営されている。
基本は国が育て養い、彼らが高等教育を受けたいと望んだ場合は、
基金の奨学金などを紹介する形で運営された。
それは赤毛の子供であろうとも、東国人であろうとも関係なかった。

見た目は関係ないのだ、その心が土場にあり、
土場の小麦を食べ、空気を吸って育ったのであれば、
それはもう土場人である。帝国の民であり、愛すべき藩王の子の一人である。
異分子を排斥するものは、やがて自分も異分子として排斥されてしまう。
だからどうか、異端も認め内側に入れる。
誰も拒まず、誰も差別されない国であってほしい。
その代わり、他人を傷つけぬ限り、どんな考えであろうともその心の自由は保障しよう。
そのために、王はいつでも剣を取り戦うだろう。
寮にいる子供たちに言い聞かされる土場の方針である。

同時にこうも言われる、犯罪者や理不尽に対して、戦う勇気を持ってほしい。
ただし、勝てないと思ったら逃げなさい。逃げるのは恥ではない。
無駄死にせずに情報を伝え、確実に倒せるときを見計らう。
王は誰の無駄死にも望んでいない。

その言葉の通り、現在王が重用しているものは
他国から流れてきたものもいれば純粋な土場国民もいる。
それもそのはずである、王ですら元は共和国の民であった過去がある。
施設出であろうと、どこの出身であろうと有能なものはそのまま
王の側近まで上り詰められるシステムである。

生まれも育ちも気にしないという斬新な登用スタイルは、
昔も今もこどもたちに夢を希望を与えている。

また彼ら子供たち面倒は国で働くバトルメードたちが見ることになっている。

そのため寮は王城から庭園をはさんだ向かいに立てられた。
王城で働くバトルメードの通勤の便をよくするためでもあったが
藩王が足しげく視察に訪れることができるようにするためでもある。


彼らは基本パイロットとして働いているが、宮廷での作法にも長けており
こどもたちの躾には慣れていた。
なにしろ、国で一番の問題児である藩王(缶)の面倒をみてきた
経験があるものばかりだった。
それに、なによりこどもたちのためにたくさんの愛情を注ぐ意思を持っているのである。