所有者への加護

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d_va

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所有者への加護




L:所有者への加護 = {
 t:名称 = 所有者への加護(イベント)
 t:要点 = 加護の輝き,暖かさ,輪郭
 t:周辺環境 = アイテム
 t:評価 = なし
 t:特殊 = {
  *所有者への加護のイベントカテゴリ = 個人イベントとして扱う。
  *所有者への加護の効果 = 生死判定で失敗したことを一度無効化する。この加護は派生元のアイテムの所有者にかかる
 }
 t:→次のアイドレス = 送り主の不運(強制イベント),更なる加護(イベント),虫の知らせ(イベント),しばしの安らぎ(イベント)

 はじめに祈りがあった。
 母親が子供に対して、健やかな成長を祈る。
 妻が、戦いへ赴く夫が無事であるように祈る。
 この世界が、生まれたとき。人がその営みを始めたときから
もっとも単純な誰かを思う気持ちが、祈りである。

 この世界の誰かが誰か他の人のことを思う。
 それはとても純粋で、人が生きるために必要なことだ。

 いつからか。祈りに贈り物が加わった。
 祈りをこめた贈り物は、その祈りに答え輝きを持つ。
 誰にも負けないように、その祈りを加護にかえ、ただの人間を
世界で一番強い男にする。
 これはそういう加護の物語である・・・・・・・・・

と思ったら、
「えいえい!えいえい!」
「えいえい!」
 何をおもったのか、枕で戦闘とか何を考えてるんだこいつら。

 赤コーナー(というか髪の色で決めた)矢上麗華、獲物「安眠枕」
おい、それ爽やかさん(矢上爽一郎)にプレゼントしたやつちゃうんかい。
「だってプレゼントに加護つけるのー!!」
「いや、いまほとんどはいじ・・・」
「いやー!」
「ちょ、おま」
 青コーナー(自称青にしてペ○シだから)空き缶。
 どーてもいいが、絶技は使わない主義、なぜって?体格-3で壁をつくってみよう。
壁っていうか段差ですね、わかります。評価30の段差。意味ねぇな。
「もー、ちゃんと真面目に祈るのー」
「いや缶、わかんね!まくらで、どつきあいが
なんで加護になるのかわかんね!あ。いま本気で一発いれたー」
「もー、真面目にやるー」
 わーん、とかギャーとか何かやたら音がする・・・・・・どうでもいいが、近所迷惑だろ、常識的に考えて。

 当然ながら周囲に響けばバレるわけで・・・・・
「おい、お前ら」
「また、何やってるんだ」
右から白衣の矢上爽一郎、左から黄ジャンの弓下アリアン。
二人合わせてWヤガミ、ちなみに2人して危ない橋を渡るのが得意です。
手早く、2人を取り押さえる。
「あ!」
「ふぇ!」
 強制的にケンカを中止させられる2人。
 ちぇーという顔である。よっぽどマクラで戦闘が楽しかったらしい。
 ふてくされる2人を見てヤガミ2名はため息をつく。
「まったく、お前らは何をやってるんだ」
「だってー」
「いいから、何があったのか言ってみろ」
 どうせつまらないことなんだろうな、と思いつつ2人にたずねる。
「えー?」
「なんだっけー?」
 2人してアホの子のように同じ角度で首をかしげる。
「・・・・・・・」
「じー」
 2人の視線に気がついて、照れるヤガミ2名。
左はもうちょと人生考えたほうがいい、相手は缶だ。
「なにがあったっけー?」
 最初に缶がつぶやくと麗華がむーっという顔をして答える。
「えーとテレビみてたきがするー」
ヒマだから最近テレビをよく見る。藩国内部では最近
越前藩国キモ入りのアニメ「フェアリーさん」が放送されており
人気を博している。

ちなみにフェアリーさんの内容は、
何故かかまぼこ工場でフェアリー研究をすることになった主人公と
フェアリーさんを巡るギャグアニメである。

第一話

「卒業後の進路で妖精研究と答えたらこんな所に飛ばされてしまった」
「……新しく出来る研究所の職員をやることになるらしい」
「ここか……? 建物はかなり古いけど、番地はここであってるな」
「あ。なんだ、表札が立ってるじゃないか」
『ハヤマかまぼこ工場』
「だまされた!?」

第二話

「入ってみたら意外と中は普通だった」
「こんにちは。今日からこちらで働くことになりましたスズハラです」
「スズハラくんね。聞いているよ、私が主任のオグラ、君の上司になります」
「はい、到らぬ点も多いと思いますがよろしくお願いします」
「うん。と言っても私はかまぼこを作るしか能の無い男だから君に期待しているよ」
「工場ッ!?」


といったカンジの4コマ風のテンポのよいストーリーと1話5分程度の短さ。
話のユルさ、フェアリーキャラのかわいさもあいまって、
どうも「フェアリーを違法に使うのはダメじゃね?」という
空気がなんとなくでてはいるが・・フェアリーさん萌えッスという
野郎が多発。【だめだ、こいつら。はやくなんとかしないと】状態らしい。
そんなことこの藩王摂政にいわれたかねーよ、という意見もあるが。

「おお、そうだ、テレビだった」
 ぽん、と手を叩いて缶が言う。そして、ない知恵をしぼりつつ回想開始。
「きょーはねー、ひまだったから。テレビのまねしてあそんだのー」
/*/回想はじめ/*/

缶「ひまですねー」
麗華「ひまだねー」
缶「よし、あれやろーあれー」

缶「おれは、こんな国にきとうはなかった!きとうはなかった!きとうはなかった!」
麗華「さわやか、このれいかのそばにいてくれぬか?」
麗華「いつまでもわたしのそばにいよ!」「わたしのそばにいよ!」
缶「れいか!」
麗華「さわやか!」

/*/回想おわり/*/

「~って、テレビのマネしてたらエキサイトしました!!」
「ああ、あれチャンバラか」
「その可能性はいなめない!」
「つぶしていいか?」
「すまん、こんなんでも俺の嫁なんだ」
「しつれいな、缶をとりますよ!」
「いや、それはいい」
「わかったー」
「それより、周りの人の迷惑になるから騒ぐな」
「・・ちぇー」
「しょうがない、おとなしく祈ろう」
「そだねー」

 2人が静かにアイテムに祈りを捧げ、こうしてただのアイテムに加護がやどるわけだが。
背景の事情を知ると全然うれしくない、ふしぎ!

これもまた送り主の不運というものだろうか・・・。