シナリオプロット

エロゲを作ろう(仮)大雑把プロット


登場人物

  • 主人公(一年生)
エロゲ創作部(仮)のポスターに魅かれ、入部する。シナリオ担当。
ときおり謎の既視感に苛まれながら、シナリオ作りに奮闘する。

  • 幼馴染(一年生)
中学時代はやや隠れオタ気味に絵を嗜む。主人公に無理やりエロゲ創作部に引き込まれる。原画担当。
主人公に恋心を抱き、主人公の期待に応えようと、赤面しながらエッチな画面に立ち向かう。

  • 部長(五年生)
エロゲ創作部の部長にして2回の留年を経験する猛者。エロゲを作るという破天荒な目標を掲げる部活の象徴。指揮監督係。
高校時代をエロゲに注いだ兄の想いを引き継ぎ、エロゲ創作部を創設する。なお、兄はしっかり生きてます。

  • 百合子(一年生)
お気楽ムードメーカーとして活躍する。アイディア係兼幼馴染イジリ担当。
実は自分の性癖にコンプレックス持っている可愛い女の子。部員の気持ちに敏感で、調整役として日々奮闘中。

  • プロ子(三年生)
エロゲ創作部に本籍を置きつつも、パソコン部のエースとして活躍中。システム(プログラミング)担当。
受動的で選択をできない自分に悩む。目標に突き進む部長の姿に引かれ入部、でも吹っ切れない。

  • エロ子(エロゲ創作部の妖精)
想いは残留し繰り返す。主人公の既視感の原因であり、主人公の進むべき道を指し示す案内係でもある。
部長の兄の想いが実体化した妖精。兄の想いにシンクロした主人公だけ、姿を見ることができる。二話から登場予定。


~話の目標~

  • エロゲを作る(小目標)
エロゲ創作部の目標。コミケ(8月?)までに完成を目指します。
主人公のシナリオ、幼馴染の原画、プロ子のシステムが完成し、エロゲの体裁を整えることを目指せ。

  • ヒロインを攻略する(小目標)
プレーヤーの目標。シナリオは経験を通じて完成度を高めるなどと嘯き、ヒロインの悩みを解消していく。
ヒロインを攻略するごとにエロゲの完成度は高まっていく。

  • エロゲを完成させる(大目標)
エロ子(エロゲ創作部の妖精)の納得のいくエロゲが完成するまでループは続きます。
エロゲ創作部の目指すエロゲとはなんぞや、という疑問が物語の主題。


~大きな物語の構成~
ループもので、各ヒロインごとに一話とする。全五話。

  • 第一話「応援よろしこ(仮)」
幼馴染ルート。エロゲ初心者の幼馴染にエロゲの世界を見せつける形で、物語の導入とする。
シナリオ作りに悩む主人公と、エロ画が描けない幼馴染。二人の悩める一年生が、試行錯誤を繰り返し、各自の課題をクリアしていく。

  • 第二話「選択肢みすると必ず死ぬ(仮)」
プロ子ルート。パソ部の活動に終われ、エロゲ作りだけに没頭できないプロ子と交流する。エロゲ創作部の過去を匂わす引継ぎの話。
シナリオとゲームシステムを結ぼうとする主人公はプロ子に相談を持ちかける。「選択」によって「分岐」するシナリオ。それでは、プロ子にとっての「選択」とは。

  • 第三話「百合ゲーじゃイカンのか(仮)」
百合子ルート。エロゲが好きな理由は、女の子が好きだから。そんな特異な嗜好に悩む百合子を、主人公が肯定する話。
女の子の心情描写ができない主人公と、男の子になりたい百合子の交流。女の子特有の鋭い洞察力で、エロゲ創作部のメンバーを今一度定義しなおす予定。

  • 第四話「今度こそ企画倒れで終わらせるなよ(仮)」
共通ルート。エロ子(妖精)によって主人公は過去を見せられる。部長の兄視点から始まり、神視点に移り、主人公の入部、ループ一回目の記憶まで。
兄にとってのエロゲとは、恋愛を通してヒロインを「救う」ものだった。そして兄にとってのヒロインとは2つ年の離れた妹、部長のこと。
そんな兄の想いはエロゲ創作部へと残り、主人公へと引き継がれる。部長ルートへの繋ぎ話。

  • 第五話「エロゲー作るわ(仮)」
部長ルート。兄が卒業したあとも、一人、兄が思い描いた夢を追う部長を「救う」話。
兄に頼らず自身の選択で自由に生きて欲しい、兄がエロゲで伝えたかった部長への想いが、逆に部長の生き方を縛っている。
そんな皮肉な事実を打ち破るべく、主人公はエロゲ作りに奮闘する。


(※)二話と三話は入れ替え可。選択肢でって考えもあるけど、内容量が大きくなりすぎて作り手の負担大。


~第一話の大雑把なプロット~(展開を書くと細かくなるので、流れだけです)

a、オープニング

  • 部活動の光景
シナリオについてやり取りする主人公と部長、悲鳴をあげながらエロゲをプレイする幼馴染と百合子、そんな光景を楽しそうに見つめるプロ子。
陰気で、アングラで、卑猥で、卑屈で。だけどワクワクする。そんな高校生活の始まり。


b、第一部(4月)

  • 主人公の既視感について
教室にて。
「目が覚めると泣いていた。また成せなかった。どうしようもない悔恨が胸に広がる」
「悔恨? どうして悔やむことがある。俺の高校生活はこれからだと言うのに」

  • エロゲ創作部のドアを叩く
入部から幼馴染勧誘、人物紹介、幼馴染とエロゲをプレイするところまで。
主人公に「シナリオ」を書くという使命を持たせる。奮起する主人公、上手く書けないシナリオ。


c、第二部(5月上旬)

  • GWに部長の別荘(元実家である空き家)へ
「あなたに足りないのは『経験』よ!」と楽しい日常の描写を学ぶべく、合宿イベントへ。
この合宿にて主人公は、エロゲが山盛りと詰まれた部長の兄の部屋を目撃する。

  • シナリオ書けない主人公と、エロ画が描けない幼馴染
「うひーん、どうしてもダメダメ官能小説になっちまうよーん」
「お、おちんちん……」


d、第三部(5~7月)

  • 生徒会とのいざこざ
部長の過去を思わせる生徒会長の言葉
「ふーん、その子が新しいオモチャってわけ」

  • 幼馴染におちんちん見せつけイベント
幼馴染に協力する形で自身のおちんちんを見せ付けることになる。幼馴染の赤面顔を受け、主人公もシナリオを思いつく。
「ねえ、主人公……、え、えっと、お、おちんちん見せて」

  • エロゲ作り、始動
プロ子のパソ部に便乗して、コミケにてエロゲ創作部の作品を並べることになる。(目標付け)
8月までの完成を目指して、主人公と幼馴染はひたすら書く描く。

  • 地方の同人イベントに(消費者として)参加。
部長の提案で同人イベントに顔を出すことに。自分たちがサークル側に立つことを想像して奮起される部員たち。
百合子の性癖が明らかになる。偶然のぞきこんだ百合子の同人誌は、すべて百合もの。

  • 幼馴染とのエッチ
「より経験に根ざした描写を」。そんな建前のもと、二人は仲を深めていく。
もともと恋愛感情のあった二人は、なんの捻りもなく恋愛イベントをこなしていく。


e、エンディング(8月?)

  • 主人公の既視感
エロゲは順調に完成しつつある。それなのに、胸に募るは焦燥感。その理由は今の主人公ではわからない。


  • エロゲ完成!
デッドラインギリギリとなりつつも、なんとかエロゲの体裁を整えることに成功する。
テストプレイということで、部室でみんなで鑑賞会を開く。エンディングへ。

  • エンディング終了後
「まあ、高校生が作ったにしては上出来じゃないかしら
そう言い放った部長の表情を思い出しながら、主人公は床に就く。

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最終更新:2012年04月08日 16:55