蹶起趣意書と共に事件当日、陸省官邸で香田清貞が川島義之陸軍大臣の前で読み上げたもの。
何かよくよく読むと、結構トンでもない、お子様的なお願いしてる気がす(ry
一、陸軍大臣は事態の収拾を急速に行ふとともに、本事態を維新廻轉の方向に導くこと。決行の趣旨を陸軍大臣を通じて天聽に達せしむること。
二、警備司令官、近衞、第一兩師團長及び憲兵司令官を招致し、その活動を統一して、皇軍相撃つことなからしむるよう急速に處置をとること。
三、兵馬の大權を干犯したる宇垣朝鮮總督、小磯中將、建川中將の即時逮捕。
四、軍權を私したる中心人物、根本博大佐、武藤章中佐、片倉衷少佐の即時罷免。
五、ソ國威壓のため荒木大將を關東軍司令官に任命すること。
六、重要なる各地の同志將校を即時東京に招致し事態收拾に當らしむること。
七、前各項實行せられ事態の安定を見るまでは、蹶起部隊を警備隊編入、現占據位置より絶對に移動せしめざること。
八、次の者を陸相官邸に招致す。
二十六日午前七時まで招致すべき者
古莊陸軍次官、斉藤瀏少將、香椎警備司令官、矢野憲兵司令官代理、
橋本近衞師團長、堀第一師團長、小藤歩一聯隊長、山口歩一中隊長、
山下調査部長
午前七時以降招致すべき者
本庄、荒木、眞崎各大將、今井清軍務局長、小畑敏四郎陸大校長、
岡村寧次參謀本部第二部長、村上軍事課長、西村兵務課長、
鈴木貞一大佐、満井佐吉中佐
最終更新:2008年05月07日 10:35