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寄せ - (2009/05/04 (月) 03:09:05) の最新版との変更点

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*寄せ 前のページで説明した通り寄せというのは相手玉を詰ませやすい形に持っていくことで、基本的に詰みや必至が見込めない時に行うものです。 早速いきましょう。 問題1 さてこの局面で詰みはありますか?必至はありますか? ないですよね。なのでここでは寄せを行います。よく局面を見ると相手の銀をはさんで自分の飛車が相手の玉を睨んでいます。こういう場合は相手は銀を動かせません。なのでここでは単純に銀を攻めればいいのです。ではどのように攻めますか? 問題1の正解は▲6二歩成です。ここから次に▲6一と~▲7一角から△9二玉▲8二金△9三玉▲7二金△84玉▲8五銀の詰みを狙います。 ▲6二とに△同金は▲同飛成で次にさっきと同じで▲7一角を狙います。 この▲7一角~▲8二金は有名な詰み手筋なので覚えておいてください。 「要の金をねらえ」「金なし将棋に受け手なし」という格言があり、今回相手の守りの金を奪い、攻めに使うとこのように相手の守りに金がない状態となり簡単に寄せることができます。攻めの狙いは相手の守りの金ということを覚えてください。 **まとめ 1、大駒が相手の玉を睨んでいると相手は守りの駒を避けさせることができないので攻めを考える時は一つのテクニックとして覚えておきましょう。 2、終盤では駒の損得を考えるよりも最速で相手の玉を寄せる感覚を身につけましょう。(ただし速度ばかり考えて攻め駒がなくなっては意味がないのでそこは気をつけましょう) 3、攻める時は相手の守りの金に狙いを定めましょう。終盤では飛車か角1枚と金銀2枚のほか桂馬などがあれば寄せ安くなるので、片方の大駒をばさーっと切ってしまうのもアリです。
*寄せ **寄せの難しさ 自分の攻めが成功して、いざ玉を寄せようと思ってもなかなかどう指せばいいのか分からない人が多いと思います。ここでもたもたしていると相手の攻めが始まり、受けに回るしかなくなって、いつまで経っても相手玉を寄せられないということになります。最悪そのまま詰まされてしまいます。「&u(){終盤は駒の損得より速度}」という格言があり、敵陣に侵入できたら多少の駒損はしてもいいから早く相手玉を寄せるのがいいということです。他人の対局を観戦してると、せっかく成った馬や龍をバッサリ切ってしまうところを見たことあると思います。あれは寄せの速度を上げ、確実に寄せるための決め手であることが多いのです。しかし速度を重視するあまり駒損しすぎて攻め駒がなくなってしまっては元も子もありません。ここが終盤の難しいところです。終盤はいかに効率よく攻めるかがカギになります。 **攻め駒は何枚? 飛車や角の成りこみなどの攻めが成功したら寄せに入ることになりますが、龍や馬一枚で相手の囲いの金銀を蹴散らすのは到底不可能です。そこで攻め駒を増やすことになりますが、最低何枚あれば確実に寄せられると思いますか? 「&u(){4枚の攻めは切れない}」という格言があり、寄せの際には4枚あれば十分という意味です。これが5枚6枚に増えたりすると、逆に味方の駒が邪魔になりかえって攻めが遅くなってしまうことがあります。逆に2枚だと少なすぎて攻めが止まります。しかし3枚あればギリギリ攻めきることも可能になります。なので&bold(){寄せる際には攻め駒は4±1枚}にしましょう。 **具体的な寄せ方 終盤は難しいですが、ちゃんと効率のいい攻め方というのは存在します。 それらを習得するだけでも終盤力は桁違いに伸びます。あとは詰将棋などで読みを鍛えると終盤に関しては一人前になれるでしょう。 以下具体的な寄せ方の局面を見てみます。 [[囲い崩し]] [[駒の特性を活かした寄せ]] [[逃げ道の封鎖]]

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