2位 『SSその7』


得票数: 25


GK評

  • 4万字という今回最大のボリュームながら、息もつかせぬ展開で魅了されてしまいました。名シーンのオンパレードですが、私は特に「人が死ぬのなんか、嫌だよ」のセリフが大好きです。ちょっと泣きそうだった(不祝誕生日)
  • 暴力的ともいえる文字数で読者を張り倒した後で、圧倒的な完成度で抱きしめてくるような作品でした。八日間という執筆期間で仕上げられたとは思えない文章の精度に脱帽です。
丁寧な読みこみによって魅力が存分に引き出されたキャラ描写、王道でありながら最後まで誰が残るか判らない練られた展開。読者はもちろんそれぞれのキャラクターの作者も納得のいく結末だったのではないでしょうか。(tasuku)
  • 文字数に比例するかのような熱い展開の連続には思わず手に汗握りましたね。共闘展開、私は非常に大好きです! このSSはとにかく皆が格好いい! 仕橋くんや臥間の格好いいシーンが特に好きです! あとパンツ盗まれた季紗季ちゃん可愛い!(冥王星)

投票コメント

  • 90分映画の映画のような盛り上がり。終わり方につなげるのも上手い。なにより、すべてのキャラクターの持ち味を引き出していた。
  • その5と同様に、文量が苦にならない洗練された文章でした。話としてのまとまりの良さはその5に分を感じたのですが、全ての要素を拾い上げて練られたスケールの大きさが凄くて甲乙つけがたいです。
  • あの期間であれだけのものを書くなんて・・・!
  • 4万字越えのストロングスタイル。が、字数が多いから面白いのではない、内容が面白いから面白いのだ!全キャラ、本当に全キャラの持ち味を生かしきった描写には脱帽の一言。争奪戦が決着した後も諦めない冬頭さん、素敵です。あと、パン崎君やっぱりパンツ食うと覚醒するんだね!
  • 長さを感じさせず、全員を活躍させる手腕に感服しました。
  • 全員の結末をきっちり書いて、かつ全員幸せにしているのが好印象でした。長いのに、文章の乱れもほとんどなく、それだけでも賞賛に値するほど。なんといっても、この人数のキャラをモブまできっちり、しかもブレなく使い切った手腕がとんでもないです。考察する時間どこにあったんですか!
  • 参りました。全編を通して参りっぱなしですが、特に戦慄したのは住吉君プロローグの奉納日と、舟行さんプロローグの納品日の矛盾について解決している点です。僕は!しろはさんに矛盾点を指摘する係なのに!気づいていながら!スルーしてたよ!だって、この程度の矛盾はほっといても別にいいかなって思うじゃん!!くっそー、負けました!!全キャラ全プロローグを隅々まできっちり拾って!この短期間で四万字を!こんなに精緻な文章で!おのれおのれおのれーっ!!まさに王者!おみごとです!!
  • 演出力に圧倒されました。どのシーンも見せ方が映える!しかもギャグまで面白い。お見事。
  • 今キャンペーン屈指の長SS。でも全然気にならない。相変わらずパン崎君格好良いし終わり方の余韻も良かった。あと季紗季ちゃん可愛かった
  • ヒュドラ戦の住吉くんと掏児くんが滅茶苦茶にかっこよかったです。
  • 最長の作品であるがそれに見合う内容があり素晴らしい作品であった。
  • 全プレーヤーキャラどころかNPCまで網羅しようとしたその意気や良し!それだけの人数を扱っていながら全てのキャラクターの魅力を引き出しており、納得の4万字でした。
  • SS公開日。まず、文字数で度肝を抜かれたのが、この「その7」でした。しかし、読んでみれば文字数以上に濃い内容!それでいてダレさせない軽快さ!キャラとキャラの因縁が絡み合い、そしてきっちりと収束していくこの素晴らしさ。強大にして邪悪な敵を前に共同戦線、その中でも描かれるドラマ!……感服の限りです。文句のつけようがないとはこのことかと。
  • 敵対していたキャラ同士が共通の大敵を前に総力戦、という構図が熱かった。
  • 読み応えはもちろん、全キャラクターを個性を殺さず登場させてしっかりまとめた腕前はすごいの一言。
ライバルを安直に殺すということをせず、しかし最後は一人が勝つという終わり方も高ポイント。
  • 完敗です。素晴らしい。
NPCを含めた全キャラを登場させた上での構成、全員集合からの決着の流れ。
登場させうる全てのキャラが戦っているにも関わらず、誰一人として格が下がっていない。キャラ投稿者としても、読んでいて大変気持ちのいいものでした。
とても読みやすい文筆で、4万字という長さを全く感じません。
僕もこういうSSを書きたかったんや……。
  • 4万字越えという大ボリュームながら、10名の参加キャラクターにそれぞれ見せ場があり、また終盤では強大な敵相手の共闘が展開され、飽きることなく読み終えることが出来ました。
  • こっちはこっちで40000字て。どんだけ書くねんキミら。
もちろん文字数相応に読み応え抜群で、特に終盤の共闘展開とラストバトルがもう大好きで大好きで大好きでした。
こういうのさ……ベタだけどいいよね……!!
掏児の「人が死ぬのなんか、嫌だよ」も、不良キャラのいいヤツ描写自体はベタながら非常に心に響く、強い描写力。
全体的に、お約束を分かってらっしゃる。素晴らしいことですね。
  •  8つの中でももっとも技巧を感じたSS。
 闇雲くんを舞台装置に利用するSSは多かったが、それに舟行呉葉さんの設定を兼ね合わせた、偽物を出したうえで本物を取りに行く内容は、
 似た形であるその7と比べてもかなりスマートな回答だった。
 途中で共闘していた舟行と惣佳が仲間割れする(惣佳はそうとは気付かない)会話も流れが自然でコメディが上手いと感じた。
  • 一番短い文字数でしたが、良くまとまっており、かつ最も話の流れが綺麗に感じられたSSでした。
「兵動 惣佳」のキャラ説、プロローグを読んだ時に作者はこのキャラでどう話を展開させるのかと思っていたのですが、これは納得。
彼女、確かにプロローグで争奪レースに参加すると言ってないんですよね。
他のSSの作者も彼女の扱いは中々上手かったんですが、やはり作者が一番考えているなと思わされました。
また、「焼きそばパンを食べたものが幸福になる」という結末がさり気なく書かれていたのが非常に好印象。
全て読み終えた後、このSSには迷わず投票しよう、と思いました。

全体感想より抜粋