葭棚

【よしだな】


 半間巾に一尺四寸五分の袖を付け、葭簀を張りめぐらせ煤竹で押えた、利休好みの杉木地の大棚。台目を行うための大棚で、下部が吹貫となっている。客付の柱に一寸五分丸の赤松の皮付丸太を用い、客付向隅に一尺八寸と八寸四分角の棚板が仕付けられ、白竹で吊る。 利休台目棚ともいう。
 風爐でも爐でも用いる。

 ■寸法■
 総高:二尺一寸五分
 柱:柱は一寸五分丸松
 葭洲:二分厚位に三分半の煤竹押さえ
 棚板:長さ一尺八分、巾が八寸四分、板厚三分五厘。竹吊り。


  ・利休好
    杉木地

  ・表千家即中斎好
    台目棚
    杉木地。広間で用いることができるように葭棚を再好したもの。
    半間巾に一尺四寸五分の袖を付け、風炉先が襖張り。
    隅柱から襖張の上に三分の一程と、隅柱から袖の客付の柱まで香狭間透しある板がある
    入隅に棚板が付き、袖の下部が吹貫となっている。
最終更新:2014年09月18日 18:44