真台子

【しんだいす】


 木地でつくられた四本柱の台子。大小の寸法があり、大は風炉、小は炉に用いる。武家茶には大台子とよばれる大きな台子がある。現在よく知られるものは、利休形で唐物写。珠光や紹鴎は唐物をそのまま用いていた可能性が高い。

真台子

 利休好の真台子は、それまでにあった一間もある大台子から整理して作りだされたもので、風炉を載せて用いる。大円盆を長盆に改め、茄子又は円壺の茶入に台天目を組合、真行台子の法を定められたとされる(『源流茶話』)。

 ・利休好
   真塗、大

 ・如心斎好
   真塗、小。元々あったとされる小を起こし直したもの。川上不白に下賜し、江戸間用の台子として現在は風炉にも用いられている。

 ・元伯宗旦好
   桑木地、大

 ・裏千家認得斎好
   桑木地、小

 ・裏千家又玅斎好
   松木地、大

 ・表千家惺斎好
   松木地、小

 ・裏千家圓能斎好
   杉木地、大

 ・裏千家淡々斎好
   飛騨春慶塗

 ・裏千家又玄斎好
   老松蒔絵、大?

 ・裏千家圓能斎好
   老松蒔絵、小?

 ・裏千家認得斎好
   夕顔蒔絵、大?

 ・裏千家圓能斎好
   青漆爪紅、大?

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最終更新:2014年09月18日 15:10