アナログ信号とディジタル信号
アナログ信号は情報を連続的な量として扱い、デジタル信号は情報を離散的な数として扱っています。
パソコンや機械などの電子回路はデジタル信号で処理がされる信号処理回路となっています。
デジタル信号の利点としては
①精度が良い
②雑音に対して強い
③記憶に適している
④信号処理が標準化できる
ですが、音声信号や画像信号などは、一般的にアナログです。
これらの情報をデジタル信号として処理するためには、アナログ信号をデジタル信号に変換しなければなりません。
そのための基本的な操作として標本化(サンプリング),量子化,符号化などがあります。
標本化
標本化とは、連続的に変化する信号から標本値(サンプル)を取り出して、離散的な信号に変換することです。
このように連続的な情報を一部分の情報として切り取っていくことを標本化と言います。
標本化するためには、標本化定理(サンプリング定理)と言うものがありますが、難しいので今回は説明はしません。
量子化
量子化とは用途に応じて必要な分解能を満足するような最小単位を定め、その整数倍によって信号の大きさを
離散的に表現することである。
量子化によって得られた信号は元の信号に対してひずんだものとなるが、このひずみを量子化ひずみ
もしくは、量子化誤差と言います。
量子化誤差が使用目的の許容限界内に入るように、分解能は選定します。
最終更新:2009年05月31日 15:35