ファイルのアクセス権
基本的にUNIX/Linuxはファイルを共有する
しかし、ファイルによっては人に見せたくないものもある
そんなときにファイルのアクセスの制御を行う
ファイルの詳細情報を確認するためのコマンド
ls -l ファイル名(なくてもよい)
実行例(
- rw-r--r-- 1 user group 100 06月 30日 22時16分 FileName
① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦
少しずれるが平にご容赦を
①ファイルモード
②
リンク数
③ファイルの所有者
④所属グループ(必ず1つ以上のグループに所属している)
⑤ファイルサイズ
⑥最終更新日時
⑦ファイル名
少し書き直すとこんな形になる
- rwxrwxrwx リンク数 所有者 グループ ファイルサイズ 最終更新日 ファイル名
ファイルモードの詳しい説明
左から順番に
ファイルの種類、所有者のアクセス権、グループのアクセス権、その他のアクセス権
になる
ファイルの種類
d:ディレクトリ
アクセス権
r:読み取り可能かどうか
w:書き込み可能かどうか
x:実行可能かどうか
例(
drw-r--r--
ディレクトリファイルである
所有者は読み取りと書き込みが可能
グループは読み取りのみ可能
その他は読み取りのみ可能
ファイルのアクセス権を変更する前に自分のユーザー名とグループを確認する
確認するには「idコマンド」を使用する
基本的にファイルのアクセス権を変更するには
そのファイルの所有者でなければならない
例外としてroot(スーパーユーザ)がいるが
ファイルのアクセス権を変更するには「chmodコマンド」を使用する
chmod ①②③ ファイル名
①誰に対して行うのか
u:所有者
g:グループ
o:その他
a:全員
②許可か禁止か
- :許可
③何のアクセス権か
r:読み取り
w:書き込み
x:実行
①③は複数指定可能
例(
chmod g-w hoge
hogeファイルのグループの書き込みを禁止する
chmod ug+rx hoge
hogeファイルのユーザーとグループの読み取りと実行を可能にする
ファイルのアクセス権を変更する方法には八進数で指定する方法もある
興味のある人は調べてみるとよい
ディレクトリのアクセス権の変更
ディレクトリの詳細を確認するには-dオプションを使用する
ls -l -d ディレクトリ名
ls -ld ディレクトリ名(こんな書き方もできる)
ディレクトリとファイルではrwxの扱いが少し違う
ディレクトリでのrwx
r:ディレクトリ内にある一覧リスト閲覧の許可
w:ディレクトリ内のファイルまたはディレクトリの作成・削除許可
x:ディレクトリの利用許可
最終更新:2009年07月09日 22:35