1934年(昭和9年)創業。創業時は木造二階建て、八畳が三間の小さな茶屋だった。ここから南に富士山と河口湖を一望できることから、 古くから富士見三景の一つとして数えられている。
太宰治は1938年(昭和13年)9月に井伏鱒二に連れられてやってきた。約3ヵ月の天下茶屋の滞在を、小説「富獄百景」に残している。
1948年(昭和23年)に太宰治が入水自殺したのを受け、1953年(昭和28年)に井伏鱒二とともに太宰治文学碑を建立。
2階に「太宰治文学記念室」を併設している。現在の建物は3代目で太宰滞在時とは異なるが、太宰治が滞在した部屋を復元し、当時使用した 机や火鉢、初版本やパネル等を展示している。
御坂峠、海抜千三百米。この峠の頂上に、天下茶屋という、小さい茶店があって、井伏鱒二氏が初夏のころから、ここの二階に、こもって仕事をして居られる。私は、それを知ってここへ来た。井伏氏のお仕事の邪魔にならないようなら、隣室でも借りて、私も、しばらくそこで仙遊しようと思っていた。
時間:9時~日没
休日:年中無休 (4月上旬~12月上旬の営業期間内は無休、冬期は休業)
料金:天下茶屋を利用することで、無料で記念室を閲覧できる。
駐車場:10台
住所:〒401-0304 山梨県南都留郡富士河口湖町河口2739
TEL/FAX:0555-76-6659
アクセス:
・電車・バスで・・・
富士急行線「河口湖駅」から富士急バス「天下茶屋行き」路線バス にて所要約30分、終点下車。
※バスは午前中に数本しかなく、冬季は運休いたします。
詳細は富士急行のホームページにてご確認ください。
・車で・・・
中央自動車道「河口湖IC」より国道137号線、河口湖大橋を経由 して一宮御坂方面へ約15分、
「峠の茶屋」を通過後、 新御坂トンネル手前を右折し、旧137号線をさらに約15分。
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