臨戦レウス戦記の設定

『臨戦レウス戦記』 設定まとめ


◆ 世界観

スチームパンクとファンタジーが融合した世界「カゾルミア」を舞台に、主人公レウスが壮絶な戦いを繰り広げる物語。
蒸気機関と魔法が共存し、強大な魔物や機械兵器が各地に点在する。
黒竜ガルダンが都市を襲い、多くの人々が命を落とした。この悲劇を胸に、レウスは復讐と正義のために旅に出る。
カゾルミアの都市にはさまざまな派閥が存在し、それぞれが独自の技術や魔法を持ち、時には協力し、時には対立する。

この世界には数多くの未知なる秘術や、失われた技術が存在しており、それらを求める者たちの暗躍が絶えない。魔物たちは未知の進化を遂げ、都市を襲う脅威となり続けている。さらに、異次元の力を操る存在も確認されており、カゾルミアの未来には多くの試練が待ち受けている。

◆ カゾルミア

カゾルミアは巨大な歯車仕掛けの都市であり、蒸気と魔法の力によって発展している。空には飛行船が行き交い、街中には歯車が回り続ける工場や研究施設が立ち並ぶ。都市は複数の地区に分かれ、それぞれ異なる文化と技術が発展している。

  • **工匠街**:発明家や技術者が集う地区。蒸気機関技術の最先端を担い、様々な兵器や装置がここで生み出される。
  • **魔導区**:魔法の研究と教育が行われる区域。魔術師たちが集まり、秘術や錬金術を研究している。
  • **旧市街**:昔ながらの建築と市場が広がる地区。貴族や交易商が集まり、情報戦も繰り広げられる。
  • **アンダーシティ**:都市の地下に広がるスラム街。ならず者や犯罪組織が跋扈し、違法な魔法や技術が取引されている。
  • **時計塔区域**:都市の中心部にそびえる巨大な時計塔を擁する地区。時間操作技術が研究され、特定の儀式によって過去や未来を観測できるとされる。

カゾルミアは科学と魔法が混ざり合う独特の文化を持ち、派閥間の対立や協力が絶えない都市である。

◆ 主人公

レウス(通称:モップ野郎

武器:モップとライフルを駆使し、独自の戦闘スタイルで戦う。
一人称:「俺」
口癖:「SWEEP!」
過去:故郷を滅ぼされた復讐のために戦う。
特徴:半人半魔の存在となり、魔物の力を得ることで驚異的な身体能力を発揮する。
性格:皮肉屋でありながらも義理堅く、仲間を見捨てることはしない。

◆ キャラクター

アイリス

戦闘用の中世風の制服を身にまとい、巨大なハンマーを操る戦士。
レウスとは長年の戦友であり、戦場においては彼の背中を守る存在。
冷静沈着な性格でありながら、仲間が傷ついたときには激情を露わにする。
生まれながらに戦闘の才能を持ち、圧倒的な戦闘力で敵を打ち砕く。

アトレ

19歳の天使と人間の混血で、対魔術専門部隊のエリートスナイパー。
光輪による防御能力と黒い翼を駆使した高速飛行で、縦横無尽に戦場を駆け巡る。
「天罰の狙撃銃」による精密射撃は、一撃必殺の威力を誇る。
冷静沈着ながら仲間想いで、レウスと共に戦う中で強い信頼関係を築く。

ラプラス

謎の青年。剣と銃を自在に使いこなし、レウスの仲間として行動する。
その正体や過去は謎に包まれているが、戦闘において卓越した実力を誇る。
寡黙だが信念を持ち、仲間のためならどんな危険も顧みない。

アル

魂装機関の使い手であり、強力な魔術を操る。
彼の魔術はレウスすら圧倒するほどの威力を持ち、敵を一掃する戦闘スタイルを取る。
冷静かつ理知的な性格であり、戦術家としても優秀。

鉄輪同盟(Iron Ring Union)
カゾルミアの技術者・職人・発明家たちが集う同盟であり、スチームギア技術の発展と維持を担う組織。
都市の発展に不可欠な存在であるが、ギルストや影の手の干渉を受けることも多く、裏では独自の戦闘用ギア開発も進めている。

1. ルイ(Rui) – 「鉄輪の技術者」
役職:スチームギア技術者
能力:スチームギアの開発・修理
概要:

スチームギアの整備と改良を担当し、レウスたちに協力することもある。
温厚で気さくな性格だが、機械に対するこだわりは強い。
武装ギア開発には慎重な姿勢を取るが、必要とあれば戦闘用改造も行う。
かつてギルストの技術部門に狙われたことがあり、その影響で対抗策を考え始めた。
「機械は人のためにある。間違った使い方は、絶対に許さない。」

2. ガルダ・ヘルツ(Garda Hertz) – 「鋼鉄の鍛冶師」
役職:金属加工の達人
能力:レアメタルを鍛え、特殊な武器や防具を作る
概要:

鉄輪同盟の武器鍛冶の第一人者で、スチームナイトたちの武器を供給している。
見た目は豪快な大男だが、細やかな技術も持ち合わせている。
レウスのモップを改造し、隠し武器を仕込むことも可能。
「鉄と炎が織りなす芸術、それが俺の誇りだ!」

3. リネット・スパーク(Lynette Spark) – 「雷轟の発明家」
役職:電気機器の開発者
能力:スチームエネルギーと雷電技術を融合させた兵器開発
概要:

鉄輪同盟で最も前衛的な発明をする天才科学者。
雷をエネルギー源とする武器や防具を開発しており、一部はスチームナイトにも提供されている。
皮肉屋で毒舌だが、根は仲間想い。
「機械も人間も、動かなきゃ意味がないのよ。」

4. ボルド・アイゼン(Boldo Eisen) – 「装甲の巨匠」
役職:防具・戦闘スーツの設計者
能力:強固なスチームアーマーの開発
概要:

スチームギアを利用した重装甲スーツの設計を得意とする。
「絶対に壊れない防具」を追求し続ける頑固な職人。
実戦には参加しないが、スチームナイトたちの装備を裏で支えている。
「俺の作った装甲が破れたら、それは神の仕業だな。」

5. カーヴィン・オルディナ(Carvin Ordina) – 「歯車の調律師」
役職:スチームギアの精密調整師
能力:微細な調整と修理、古いギアの復元
概要:

歯車や精密部品の調整を行い、機械の耐久性を最大限に高める専門家。
古いスチームギアの修復も手掛け、過去の技術の保存にも力を入れている。
職人気質で無口だが、機械に触れると饒舌になる。
「音を聞け。機械の声が、すべてを教えてくれる。」

6. ヘレナ・シュトローム(Helena Strom) – 「蒸気の戦乙女」
役職:戦闘用スチームギアの試験運用者
能力:スチームギアを駆使した戦闘
概要:

自ら開発中のスチームギアをテストする戦闘専門技術者。
防御重視のスチームアーマーを装着し、最前線で戦うこともある。
スチームナイトたちと連携し、戦術支援を行う。
「戦場で使えないギアなんて、ただの鉄くずよ。」

7. ダグラス・フィンレイ(Douglas Finlay) – 「燃焼の錬金術師」
役職:スチーム燃料の研究者
能力:燃料の改良とエネルギー効率の最大化
概要:

スチームギアの動力源である燃料の研究を行う科学者。
高効率の燃焼システムを開発し、カゾルミアの産業発展にも貢献。
時折、暴発する燃料を生み出してしまうため、周囲からは恐れられている。
「この燃料の爆発力、想像を超えるぞ!」

8. ザイラス・グレイブ(Zylas Grave) – 「亡霊の技師」
役職:旧時代の技術を研究する発掘技師
能力:失われたスチームギアの解析と再構築
概要:

過去の文明が残した技術を復元し、現代に応用する研究者。
カゾルミアの地下遺跡を探索し、未知の技術を持ち帰ることもある。
その技術の一部は、ギルストに狙われている。
「過去を知ることで、未来を創れるのさ。」

9. メイベル・クロックワーク(Mabel Clockwork) – 「機巧の魔女」
役職:オートマタ(自動人形)の設計者
能力:自動機械の制御と人工知能プログラム
概要:

スチームギアと魔導技術を融合させ、自動機械を開発する天才技術者。
ギルストの機械兵とは異なり、より高度な知能を持つオートマタを作り上げることが目標。
ルイと協力し、新たなスチームギアの可能性を模索している。
「機械にも心があるって、信じてみない?」

10. バルド・ハンマーフィスト(Bald Hammerfist) – 「機械仕掛けの猛者」
役職:スチームギアの戦闘用強化装備開発者
能力:パワーアシストギアの改造と武装化
概要:

自身もパワーアシストスーツを着用し、戦場で戦う鍛冶職人。
力任せの豪快な性格で、スチームギアの新兵器テストには自ら参加する。
ギルストとの戦いにも積極的に関与する。
「技術は使ってなんぼだろうが!」

鉄輪同盟はカゾルミアの発展を支える存在であり、レウスたちの戦いを裏から支援する重要な勢力となる。

魔導議会(Magus Council)
カゾルミアの魔導区を統治する強大な魔術師集団。
都市の魔法に関する全ての研究・管理を担い、古の魔導技術をも保管している。
議会は20名のネームド魔導士で構成され、それぞれ異なる魔術体系を極めている。
彼らの権力は都市政府に匹敵し、一部は影の手や他派閥とも密接な関係を持つ。

魔導議会 主要メンバー(20名)
《大議長》

グリムロード・ヴァネス(大議長)
 称号:「魔導の極北」
 最古参の魔術師で、議会を束ねる存在。重力魔術と空間魔術を極めている。
 「魔導議会の理念は、世界の均衡を保つことだ」
《七賢者》(議会の上位組織)

エルゼ・アレクト(魔導兵器開発責任者)
 称号:「魔導技師」
 魔法と機械を融合させる研究を推進し、戦争兵器を開発している。鉄輪同盟とも関わりが深い。
ゼフィロス・オルン(時間魔術の権威)
 称号:「刻の番人」
 時計塔区域の魔導研究主任。時間停止や未来予知を可能とする。
 「私はもう、千年先の未来を見てきた」
ルクス・フレアライト(光魔術の権威)
 称号:「光輝の聖者」
 聖なる魔法を操るが、影の手と密かに繋がっているという噂がある。
ベリアル・ノクターン(闇魔術の権威)
 称号:「黒き賢者」
 影の手と最も接触が多い。裏で人体実験や禁忌の魔術を研究している。
 「この都市は闇に包まれる運命なのだ」
イヴリン・ミストルナ(錬金術の権威)
 称号:「賢者の石の探究者」
 究極の錬金術「賢者の石」の完成を目指しており、不老不死の研究にも手を出している。
カイル・フェンリル(召喚魔術の権威)
 称号:「幻獣の主」
 異界の神獣や悪魔を召喚することを得意とする。
《通常議員》(13名)

魔導議会の通常議員は、それぞれの魔術体系において極めて高い実力を持つ。
彼らは魔導区の運営や研究を担う一方で、派閥争いや影の手との裏取引も存在する。

1. シェイド・ヴァーミリオン(幻術・精神干渉)
称号:「千の幻影(ミラージュ・マスター)」
特徴:

幻術による錯覚や精神操作を専門とする魔術師。
相手に偽の記憶を植え付けることも可能。
優雅で冷淡な性格。黒のローブをまとい、常に仮面をつけている。
「現実とは、私が見せる幻影に過ぎないのだよ。」

2. マーラ・ブラッディローズ(呪術・血の魔法)
称号:「緋薔薇の呪姫(ブラッディ・クイーン)」
特徴:

自らの血を媒介にして強力な呪術を発動する。
若々しい外見だが、実年齢は百年以上と噂される。
美しさと残虐性を併せ持ち、敵を弄ぶように戦う。
「あなたの血、もっと見せてくれない?」

3. ヴォルク・グレイム(雷魔術・戦闘狂)
称号:「雷轟の狂戦士(サンダーブレイカー)」
特徴:

雷を纏った戦斧を操る肉体派の魔導士。
理論よりも本能で魔法を扱う、議会内でも異端の存在。
快活な性格だが、戦いにおいては無慈悲。
「雷と共に、貴様をぶっ飛ばすぜッ!」

4. ダリウス・アイゼンバーン(氷魔術・冷徹な策士)
称号:「氷結の策士(フロスト・ストラテジスト)」
特徴:

氷を操る冷徹な魔導士。あらゆる戦略を計算し、冷静に行動する。
冷気で敵の体内の水分を凍らせ、内部から破壊する戦法を好む。
感情を表に出さないが、魔導議会の秩序を最優先に考えている。
「勝敗はすでに決している。無駄な抵抗はやめろ。」

5. ヘリオス・サンフォード(炎魔術・破壊衝動が強い)
称号:「灼熱の暴君(フレイム・ロード)」
特徴:

火炎魔術の専門家であり、戦場では炎の竜巻を巻き起こす。
破壊衝動が強く、敵味方関係なく焼き尽くす危険な男。
しかし意外と義理堅い一面もある。
「燃やせばすべて終わる。それが俺の流儀だ。」

6. アストリア・ヴェルモンド(風魔術・スピード特化)
称号:「疾風の刃(ストームブレード)」
特徴:

風を操り、超高速で移動しながら魔法と剣を繰り出す。
優雅で品のある女性だが、戦いでは冷酷な判断を下す。
影の手の動向を探っている。
「風が囁いているわ…お前の終わりを。」

7. ネメシス・ダークスフィア(呪詛魔術・怨念の化身)
称号:「闇夜の怨嗟(ダークカース)」
特徴:

呪詛を専門とし、相手の魂そのものを蝕む魔法を使用。
かつて魔導議会により処刑された呪術師の亡霊が憑依していると噂される。
声が二重に聞こえ、不気味な雰囲気を醸し出す。
「お前も…怨みの底へ落ちるがいい…!」

8. レナ・アルトワーズ(聖歌魔術・音で敵を操る)
称号:「調律の歌姫(セイクリッド・ソング)」
特徴:

音楽を魔術の媒体とし、歌で味方を強化し、敵を弱体化させる。
美しいが冷淡な態度を崩さない。
影の手の幹部、セズとは何らかの因縁があるらしい。
「美しい旋律に耳を傾けなさい…最後の音色よ。」

9. ルーファス・ゼンガー(剣術魔導・魔法剣士)
称号:「魔刃の剣士(マギアブレード)」
特徴:

剣と魔法を組み合わせ、圧倒的な剣技を誇る魔導士。
騎士道精神を重んじるが、弱者には容赦しない。
「剣に生き、剣に死す。それが我が誓いだ。」

10. シリウス・メルキオール(星辰魔術・占星術師)
称号:「天穹の預言者(スターリーダンサー)」
特徴:

星の動きから未来を読み取り、宇宙の魔力を操る。
精神世界に意識を飛ばし、予知や精神干渉を行うことができる。
「運命は星に刻まれている…お前の運命もな。」

11. カリスト・ヴォイド(虚無魔術・存在抹消)
称号:「虚無の支配者(ヴォイド・エンペラー)」
特徴:

物質を消し去る虚無の力を操る。
感情が希薄で、実在しているのかすら不明な存在。
「全ては無へと還る…抗うことは許されない。」

12. ヴァレン・ミスティック(空想魔術・具現化能力)
称号:「夢幻の造物主(イマジナリウム)」
特徴:

彼が空想したものは現実になる。
しかし、自分自身の過去の記憶が曖昧である。
「想像しろ。そうすれば、全てが現実になる。」

13. レオナ・ウィンドレイヴ(獣化魔術・獣人化可能)
称号:「獣王の咆哮(ビーストロード)」
特徴:

自身を狼や獅子のような獣に変身させることができる。
野生的な性格だが、誇り高く仲間想い。
「狩りの時間だ…お前は獲物だ!」

この13人が魔導議会の通常議員として、都市の魔法世界を支配している。

魔導議会のメンバーは都市の魔法技術を支えているが、一部の者は闇に堕ちており、影の手や他派閥と密かに繋がっている…。

◆ 敵勢力



黒竜ガルダン

レウスの故郷を滅ぼした災厄。巨体を誇る黒き竜であり、圧倒的な破壊力を持つ。

レウスとの激戦の末に討たれるが、その死の背後にはさらなる陰謀が潜んでいた。

影の手 カゾルミアのアンダーシティを拠点とする闇の組織。

犯罪ネットワークを牛耳り、暗殺、違法取引、人体実験などを行う。

その背後には未知の存在が暗躍していると噂され、表の世界には決して姿を現さない。

組織の幹部たちは、それぞれ異なる特殊な能力を持ち、都市の裏側で恐れられている。


1. 「首領(ドン)」ヴァルク・グレイブ
特徴:影の手の最高幹部であり、組織の創設者の一人。
武器:黒曜石の長剣「グリムファング」
能力:「冥府の契約」—契約した者の魂を奪い、自らの力に変える
性格:冷酷で計算高いが、部下の実力を見極める慧眼を持つ
背景:カゾルミアの元貴族だったが、権力闘争に敗れ闇へと堕ちた

2. 「影蜘蛛(シャドウスパイダー)」オルゴ・ワイス
特徴:影の手の情報担当。裏社会の情報網を掌握し、都市の全てを監視する。
武器:ワイヤーと毒針
能力:「千の目」—都市中に配置した小型のスパイカメラや生体ドローンを通じて全てを見通す
性格:陰湿で執念深く、敵を精神的に追い詰めるのが得意
背景:かつては政府の諜報機関に所属していたが、影の手に寝返った

3. 「死商人(デスディーラー)」ファビアン・クロウ
特徴:影の手の武器供給担当。違法兵器や人体実験による改造兵器の開発を行う。
武器:カスタムした魔導銃とガントレット
能力:「生体兵器化」—人体と機械を融合させ、戦闘用の強化兵士を作り出す
性格:享楽的でサディスティック、興味のあること以外には無関心
背景:元は王国の研究者だったが、禁忌の研究を続けるため影の手に加担した

4. 「屍操師(ネクロマンサー)」グレイヴ・ハルバート
特徴:死者を操る禁忌の魔術師。影の手の戦闘部隊を指揮する。
武器:呪われた杖「ソウルリーパー」
能力:「死者の軍勢」—倒した者を蘇らせ、自らの僕として従わせる
性格:冷静沈着で合理的、自らの研究にのみ興味を持つ
背景:かつては神聖教会の神官だったが、禁忌の研究に手を出し追放された

5. 「獄炎(ごくえん)」ロス・バルディア
特徴:炎を操る狂戦士。影の手の拠点の防衛を担う。
武器:両手剣「インフェルノブレード」
能力:「獄炎操術」—魔力を燃料にして消えない炎を生み出す
性格:好戦的で粗暴だが、戦士としての誇りを持つ
背景:元は傭兵団の一員だったが、影の手にスカウトされた

6. 「静寂(しじま)」ノエル・ヴァレンタ
特徴:音を消す暗殺者。影の牙とは別枠の単独行動を好む殺し屋。
武器:細身のレイピアとサイレンサー付きの魔導銃
能力:「無音世界」—一定範囲内の音を完全に消し、気配を悟られずに動ける
性格:寡黙で冷徹、必要以上の会話を嫌う
背景:元は貴族の護衛だったが、主を裏切り影の手に加わった

7. 「狂毒(きょうどく)」マルゴ・ヴェルナ
特徴:毒を専門とする暗殺者。拷問技術にも長ける。
武器:毒薬を仕込んだナイフと吹き矢
能力:「万毒の姫」—あらゆる毒を操り、身体の中に蓄えることができる
性格:妖艶で残忍、相手が苦しむ姿を楽しむ
背景:影の手に拾われ、幼少期から毒の訓練を受けた

8. 「断罪者(だんざいしゃ)」レオン・ハウザー
特徴:影の手の内部処刑人。組織の掟を破った者を粛清する。
武器:巨大なギロチンブレード
能力:「絶対審判」—裁定した相手の動きを封じ、逃げ場をなくす
性格:厳格で無慈悲、感情を押し殺している
背景:かつては王国の処刑人だったが、政府の腐敗に嫌気がさし影の手へ

9. 「千幻(せんげん)」リシャール・マクスウェル
特徴:変装と欺瞞の達人。影の手の交渉担当であり、敵を騙し内部から崩壊させる。
武器:仕込みナイフと変装道具
能力:「千の顔」—外見だけでなく声、匂い、魔力波長までも自在に変えられる
性格:軽薄で掴みどころがないが、冷徹な一面も持つ
背景:元は王宮のスパイだったが、ある事件をきっかけに影の手へ逃亡

影の牙(Shadow Fang)
影の手の最精鋭暗殺部隊。カゾルミアの都市上層部や軍関係者、技術者たちにとって最大の脅威。彼らは完全な匿名性を保ち、暗殺対象の前に現れた時にはすでに逃げ場はないとされる。彼らはそれぞれ異なる暗殺術を極め、都市の闇に潜む存在として恐れられている。

1. 「獣鬼(じゅうき)」ダグラス

特徴:超人的な身体能力を持つ獣人暗殺者。肉体強化を施された強靭な体で敵を仕留める。
武器:鉄爪と牙、強化骨格による素手での戦闘
能力:「獣化強化」—発動すると身体能力が2倍以上に向上し、弾丸すら弾く防御力を誇る
性格:冷酷だが実力者には敬意を払う
背景:かつては傭兵団の一員だったが、影の手に拾われ人体実験を施された

2. 「幻奏(げんそう)」セリア

特徴:音を操る暗殺者。彼女の奏でる旋律は対象を幻覚に陥れ、死へと誘う
武器:細身の短剣と音波を発する魔導チェンバロ
能力:「死の調べ」—特定の周波数を使い、対象の脳を破壊したり、行動不能にする
性格:皮肉屋でミステリアス、相手を弄ぶのが好き
背景:表の世界では有名な音楽家として活動しているが、裏では影の牙の一員として暗殺を行う

3. 「無影(むえい)」ザイル

特徴:完全なるカモフラージュ能力を持つ影の手の最も危険な暗殺者
武器:双刃のダガーとワイヤーガン
能力:「完全迷彩」—光を屈折させ、完全な透明化を行う
性格:無口で無表情、感情をほとんど表に出さない
背景:孤児だった彼は影の手に拾われ、幼少期から暗殺技術を叩き込まれた

4. 「血霧(ちぎり)」エンリコ

特徴:血を操る恐怖の暗殺者。自身や他者の血を刃に変えて敵を切り裂く
武器:血液の刃を生成する魔術
能力:「血刃形成」—自身の血液を変化させ、刃や槍として使用する。強力な相手ほど流血しやすく、彼の武器となる
性格:冷酷で残忍、相手をいたぶることに快感を覚える
背景:影の手の人体実験によって特殊能力を得た元貴族の出身者

5. 「黒蛇(こくじゃ)」リィン

特徴:毒を操る暗殺者。接触しただけで致死毒を注入する能力を持つ
武器:毒仕込みの針と鞭
能力:「毒蛇の抱擁」—触れた相手に即死レベルの毒を注入し、苦しませる
性格:妖艶で狡猾、敵を魅了して破滅させることを楽しむ
背景:元は王国の宮廷毒殺師だったが、粛清を逃れ影の手に加わった

10. 「影王(シャドウロード)」レウス・セザール
特徴:影の手の最奥に潜む存在。表の歴史には記録されておらず、ヴァルク・グレイブですら彼の意志に従って動いていると言われる。

武器:魔導銃「セズの魔弾」
能力:「魔弾の支配者」—セズの魔弾を独自に改造し、対象の因果を捻じ曲げる能力を発現させた
性格:冷静沈着で計算高いが、時折異様な執着を見せる
背景:
その正体は、かつての王国軍の戦術家レウス・セザール。優れた頭脳を持ちながらも、王国の裏切りに遭い処刑されたはずだった。しかし、影の手によって救出され、セズの魔弾を手にしたことで因果律を歪める力を得る。

その後、彼は影の手の真の支配者として暗躍し、ヴァルク・グレイブですら知らぬ間に彼の計画の一部へと取り込まれていた。彼の目標は未だ不明だが、都市の影に潜みながら「最適な未来」を演算し続けているという。

「影の手など所詮は手駒に過ぎん。
 真に世界を変えるのは、運命そのものを撃ち抜くこの魔弾だ。」

ギルスト(GILST:Global Instability & Lethal Shadow Terror)
目的:

世界秩序の崩壊と新世界の創造。
病・死・戦争・恐怖を利用し、人類の再構築を目論む。
影の手とも取引を行い、裏社会にも影響を及ぼしている。
本拠地:不明(浮遊都市説、地下要塞説あり)

この10名の幹部が、レウスとその仲間たちの行く手を阻むことになる。

ギルストの幹部(計10名)
ギルストは世界の秩序を破壊し、混沌と病をもたらすことを目的とする秘密結社。
彼らはそれぞれ異なる分野で絶大な影響力を持ち、レウスの最大の敵となる。

1. ゼラス(Xeras) – 「天蓋の支配者」
能力:暗黒の力を操る
概要:

ギルストの最高幹部にして世界の支配を目論む存在。
すべてを支配し、自らの理想郷を築くことを目的としている。
「天蓋の支配者」として、天空要塞を拠点に活動。
レウスとは因縁があり、彼の旅路の最大の障害となる。
「この世界は、私の理に従わねばならない。」

2. ヴェゼル(Vezel) – 「影の支配者」
能力:病と混沌を操る
概要:

かつては偉大な学者だったが、禁断の研究により堕ちた。
夜光病を広め、世界を病と混沌に沈める策略家。
科学と魔法を融合させた戦争兵器の開発者でもある。
戦闘よりも陰謀や計画を得意とする。
「病こそが、この世界の真の支配者だ。」

3. ガルヴァス(Galvas) – 「機神の暴君」
能力:機械と雷を操る
概要:

巨大戦闘機械「ギア・デウス」を操る戦闘狂。
かつては機械技術を研究する科学者だったが、ギルストに忠誠を誓う。
血の通わぬ機械こそが世界を統べるべきと信じている。
ギルストの兵器開発の中心人物。
「機械に魂は不要だ。貴様も不要だ。」

4. イリス・ナイア(Iris Naia) – 「千瞳の魔女」
能力:千の瞳を持ち、万象を見通す
概要:

未来視や千里眼を駆使する謎多き女魔導士。
過去・現在・未来を同時に視ることができる。
情報操作や心理戦を得意とし、敵を精神的に追い詰める。
「あなたの未来? もう見えていますよ。」

5. スローン・アークライト(Sloane Arclight) – 「破滅の剣皇」
能力:次元斬を操る剣士
概要:

かつては聖騎士だったが、堕ちてギルストに仕える。
剣一振りで空間を切り裂き、次元を歪める力を持つ。
「正義とは弱者の幻想」と豪語し、力のみを信じる冷徹な戦士。
「剣が導くものは正義ではない。破滅だ。」

6. バスティア・モルド(Bastia Mold) – 「死霊の王」
能力:死者を操るネクロマンサー
概要:

大陸最強のネクロマンサーと称される。
滅びた都市の亡者を従え、不死の軍勢を率いる。
肉体は既に死んでおり、魂のみで存在している。
「死を拒むな。お前もまた、我が眷属となるのだ。」

7. ディアナ・ベルセルク(Diana Berserk) – 「紅の処刑人」
能力:血を操り、殺戮を好む狂戦士
概要:

自らの血を武器とし、斬撃や防御に用いる。
ギルスト内でも最も危険視される存在。
目的はただ「強き者との戦い」を楽しむこと。
「殺しは芸術よ。美しく散りなさい。」

8. ロゼル・ディファ(Rozel Difa) – 「絶対零度の処刑人」
能力:極寒の魔法を操る
概要:

すべてを氷結させる冷酷な殺し屋。
彼の標的は必ず死ぬと言われている。
余計な感情を持たない寡黙な人物。
「すべて、凍てつかせてしまおう。」

9. フォン・グラウゼ(Von Grauze) – 「災厄の錬金術師」
能力:あらゆる物質を錬成・変質させる
概要:

かつては王国の宮廷錬金術師だったが、ギルストに寝返る。
不老不死の研究を行い、人体実験を繰り返す狂人。
触れたものを強制的に変質させ、分解・再構築できる。
「世界はただの素材に過ぎん。より完璧な形に練り直そう。」

10. ネザリオ・カイン(Nethario Cain) – 「魂狩りの司祭」
能力:魂を刈り取り、別の器に移し替える
概要:

「神に選ばれし者」を自称する狂信者。
人の魂を収穫し、別の肉体に移す技術を持つ。
不死者を作り出し、己の教義に従わせる。
「魂とは、ただの器の中の光に過ぎぬ。」

組織概要

◆ 用語

  • **夜光病**:ヴェゼルが作り出した危険な病で、感染者の肉体と精神に異常な変異を引き起こす。
  • **セズの魔弾**:古代の魔法使いセズが編纂した魔弾の技術書に記された特別な弾丸。
  • **鉄輪同盟**:蒸気機関と機械工学を重視する技術者たちの集まり。
  • **魔導議会**:魔術師たちが統治する魔法の研究機関。
  • **影の手**:地下組織で、スラム街を支配する犯罪者たち。
  • **ガウスライフル**:磁場を利用し、弾丸を超高速で射出する武器。
  • **魂装機関**:魔力を動力源とする機械の総称。
  • **永続歯車機関(エバーギア)**:半永久的に動き続ける動力装置。
  • **時計都市**:カゾルミアの中心部に位置する巨大な時計塔を擁する都市。
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  • 臨戦レウス戦記
最終更新:2025年02月15日 00:24