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ストーリーの翻訳

【PS3】Dead Nation【PSN】Part2スレ、419氏より転載


The Beginning

アウトブレイクから一年以上が過ぎた。それは私から愛する人全てを奪っていった。

咬まれた人間は奴らの仲間になってしまう。だが私は違った。なぜ自分が特別なのか、そんなことは知らないしどうでもよかった。ただ死んでなお歩き回らずに済むのがありがたいというだけだった。

だが生きたまま食われる苦痛を味わうのはごめんだ。その時のために、私は噛んで飲み込めばすぐに逝けるカプセルを用意していた。

食料と水がとうとう底を付き、最後のバリケードも破られてしまった。

近くのガソリンスタンドに一台のトラックが打ち捨てられている。そこまで辿り着かねば。

Downtown

一人また一人と奴らを葬っていくうち、一種の満足感が私を襲った。おそらくそれは...正義感に近かったと思う。

永遠とも思えるほどの長い間、私は車を走らせ続けた。ある時点で――何とはなしに――私はラジオを付けてみたのだった。

通信を聞いたのはその時だ。メッセージのようだったが、微弱すぎて聞き取ることができない。

車のスピードを落とそうとしたらブレーキが故障していた。

ゾンビを大勢轢き殺したせいに違いない。

ちゃんとした無線機が必要だ。この先に警察署がある...警察ならまだ動く備品を持っているかも知れない。

Sorrow Park

署内はひどい有り様だった。最後まで立て籠もって戦った人間がいたらしい。

一人の警官を見つけた。彼にはもう無線機は必要なかった。

雑音の中から、もう少しで一言か二言聞き取れそうだった。もう少しで。もっと高台に上らなければならない。

その道中、公園を散策することになった。

Grieving Towers

その高層ビル群は、かつてはその目の届くところ全てを見守りながら、天高く堂々とそびえ立っていた。

だが骨組みを内から溶かし基礎を根こそぎ引き裂く炎には、彼らもついに膝を折らざるを得ない。

まだ手付かずのその一つにも、業火はすぐそこにまで手を伸ばしていた。

急がなければ。

Edge of City

ついに通信が聞き取れた。自動メッセージで、緊急チャンネルを使いコンタクトを取るよう生存者に促していた。

私は自分の名前と居場所を呼びかけ続けた。必死に願いながら何時間も。ついに応答があった。

Dr.「はじめまして、Mr. McReady。

  どうやら君は感染していないようだね?ありえないと言う者さえいるほどの非常に貴重な状態だよ。感謝したまえ。

  私の名はDr. Mordon。職場はEgogate製薬、聞いたことはあるだろう。我々は治療法を研究している。安全な施設の中でね。

  君の命は君自身が思っているよりはるかに重要だ。だが今免疫を持っていると言っても、ウイルスが変異するのは単に時間の問題に過ぎない。」

McReady「俺にどうしろと?」

Dr.「君のDNAは治療法の鍵の一つを握っている。もう一つを握っているのは、ウイルスの最初の犠牲者である、Patient Zero。

  本名、Douglas Bane。彼の運ばれた病院は君から遠くない場所にある。

  行くのだ。カルテを探し、彼の遺体の在処を突き止めてもらいたい。」

Marrow Hospital

病院の前で、私はDr. Mordonに連絡を入れた。

McReady「聞きたいことがある。あんたの3倍のガタイ、手の代わりにナタ、岩のように硬い皮膚のバケモノだがあれは?」

Dr.「答えられない。

  政府はウイルスの流行と戦うために生物兵器実験を立ち上げたが、その全てに内々関わっていたわけではないのでね。」

McReady「危うく八つ裂きにされかけた。」

Dr.「とにかく、組織のサンプルを持ってくるんだ。話ならその後でしてあげよう。」

Graveyard

二、三の死体が転がっていたものの、この場所がいつからか放棄されていたことは間違いない。

私はカルテを漁ってみた。

あった。Douglas Bane。到着時すでに死亡。死因不明。

遺体は検死解剖を待たず、National Biohazard Containment Unit(国家生物災害封じ込め部隊)の指示によりGrimlake墓地、サイト3Bへ移送。

Trainyard

墓を掘り返し始めたところで、私は遺体がまだ使える状態であるよう願ったことを覚えている。

だが疑うべきは、連中がPatient Zeroを埋めたままにしているだろうかということだった。遺体は移動させられていた。

その跡は線路へと伸びている。これを辿って行かなければならない。

Harbor Docks

運搬車を見つけたが、肝心の積荷は列車へと移されていた。

二時間ほど線路を行くと、大破した列車が見えた。

事故の原因など知る由もない。Baneの遺体も見当たらなかった。唯一考えられる行き先は近くの港だ。一隻くらいは船が無傷で残っているかもしれない。

Highway to Hell

遺体は出港した後だった。だがどの船も、中継先が港湾当局の自動応答機を備えていた。

最後の通信記録には、軍に徴用された一隻の船のことが詳しく記されていた。向かった先は北のRaven's Field空港。

まともな船は残っていなかったので、唯一の選択肢は...

...ハイウェイを行くことだった。ひどい有り様で、追突した車の列がどこまでも続いていたが、徒歩でならなんとか通れるはずだ。

なんとも長い散歩になるだろう。

The End

軍が何を計画していたにしろ、それは中途で終わっていた。コンテナも漏出。

ついにサンプルが手に入った。さらに燃料満載の脱出手段も。

軍は核を使った滅菌作戦を計画していたのだ。弾頭の起爆準備は整っていたので、私はボタンを叩いた...。

私は長い時間飛び続けた。

地上の様子はどこも同じ、死の世界だった。隔絶された地下壕ほど響きのいい場所はないように思われた。

何時間もの飛行の後、ようやくEgogateの施設へ到着した。

恐らく私の残りの人生は、彼らの研究に捧げられることになるだろう。だが私はもう逃げ隠れする生活にはうんざりだった。

Dr.「さてMr. McReady。組織サンプルは持ってきてくれたかね?」

McReady「ああ。これがサンプルだ。」

Dr. Mordonは研究員に合図し、私を案内させた。一個のバイオコンテナの中へと...。それはPatient Zeroが入っていたものとよく似ていた。

博士は私のDNAとPatient Zeroのそれを結合させる方法を見つけたと言う。私は治療法の生きた源となるのだと。

思うにこれが彼らお得意の殺し文句だったのだろう。治療法は存在しなかった。

私は先人たちと同じく生物兵器になるのだ。ウイルスに免疫を持ち。プログラムされた。忠実な。

だがもちろん、青酸カリのカプセルのことなど博士らは知る由もない。まだ口の中に隠したままだった。

死ねば私の利用価値はなくなる。なので噛んで飲み込んだ。心電図が止まると、Dr. Mordonが駆けつけてきて私のコンテナを開けた。だが彼の言った通り、ウイルスは変異していた...もはや私の免疫は無効だった。

彼が、私の最初の犠牲者。

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最終更新:2011年07月14日 20:03
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