2015-09-04
スマホゲームで時間を取られているってのは確かにあるんですが、
最近の私が遊戯王から離れている直接的な理由がタイトルのコレ。
《キラー・スネーク》《破壊輪》みたいに色々と変えるならもう別に新規の互換カード出せばいいよって不満は中々消せない。
良調整だから問題ないとかそういう話じゃない。大幅な歴史の改ざんみたいな事をされるのが嫌で。
壊れと言われるカードも基本的に「デュエル中1度」「ターン中1度」等の制限を付ければ大体解決できるものなので、
そこまで変える必要があるのかっていうね。
最近の新規カードを見るともうそこまで整形しなくてもいいだろうって気持ちは募る。
これからもこういう過剰な配慮エラッタが続くかも知れない恐怖は萎えさせます。
カードフォーマットもカードの購買意欲を削ぐ大きな要因。
変更するにしても必要の度合いとタイミングで全然評価は変わってくるのでね。
今までのフォーマット変更を振り返ってみましょう。
最初のOCG。
- 『Magic Ruler -魔法の支配者-』2000年4月20日発売。
最初のフォーマット変更。
変更までの期間としては一番短いですが、効果欄の小ささは問題であったし、
コピー防止のホログラムを入れられたりと必要な措置がなされたという事で当時の反応は好意的でありました。
変更した最初のパックが金無しユーザーにも優しい魔法カードてんこ盛りパックだったのも重要。
1期の頃は魔法・罠を集めようとすると結構厳しく、デッキセットの『EX』が出るまでは凄い格差がありましたし。
2年で変更。変更のペースとしては近年と同レベルなんですが、
ここでの変更は“世界統一フォーマット”と銘打ち世界共通のデザインに一新するというもっともらしい理由付けがあったのと、
やはり2期のフォーマットでは効果欄がまだ小さかった問題もあって、OCGの歴史からみても一番の良変更だったと思います。
原作の『M&W』の元ネタであるギャザ的なデザインになったのも受け入れやすかったところです。
実際このフォーマットは8年続き、愛着のあるデザインですね。
できれば『MR』の時点でこれだけの思い切った変更ができれば良かったのですが、
それだと急に変わり過ぎないかという懸念があって段階を踏んだのかなと察します。
確かに1期からこのフォーマットになるとBANDAI版からOCG版になる以上の差を感じたかも?。
- 『STARTER DECK(2010)』2010年3月20日発売。
8年ぶりの変更。テキスト欄の拡大を狙った変更ですね。
上部の余白を狭くしその分テキスト欄を大きくして文字も小さくした訳ですが、あまり良い印象はなかったですね。
前のデザインのままでテキスト欄の背景色だけ明るくすればそれで良かったのにと当時思いました。
何よりVジャンプに付属した神のカードが影響を受けてしまいまして。
オベリスクとラーは先のフォーマットでオシリスはこのフォーマットという格好の悪さ。
同様に『DT』に再録されたサイバーダークも1体だけ違ってしまったし、とにかくタイミングが悪かった印象。
変えるにしてももう少し時期をずらしてやって欲しかったと今でも不満があります。
- 『スターターデッキ(2012)』2012年3月17日発売。
2年ぶりの変更。
イラスト欄が大きくなったのは良いんですが、そのツケとしてレベルランク欄が窮屈になり、
テキスト欄の文字の大きさがそのテキストの長さによって変わるという、少し謎の変更。
文字サイズの変更で見易くなったのは見た目はダサいけど実用性はあったので許容できましたが、
レベルランク欄の窮屈さはちょっと抵抗がありました。
でも、それでもここまで変えてくるのならこのフォーマットで長くやっていくつもりなんだろうと受け入れました。
- 『スターターデッキ(2014)』2014年3月21日発売。
2年ぶりの変更。
先のレベルランク欄の狭さは失敗だったのでしょう、☆の表示サイズを少し変えて窮屈さを改善しました。
効果テキストには番号が振られて、用語も短縮したり効果によって統一する等なかなか有能な変更となりました。
OCGとようやく真剣に向き合おうという気構えさえ感じ、好印象です。
……ただね、何でこの変更を2012年の時にやらなかったのかと。
セット販売された『決闘王の記憶』とパック販売された『決闘王の記憶』とではカードフォーマットが違うとか嫌がらせですか。
再録パックの『DUELIST EDITION』や2014年1月発売の『GOLD SERIES2014』も先のフォーマットになっちゃったし、色々商品を出すタイミングがおかしい。
ナンバーズエクシーズもフォーマットが3種類になってしまったしなぁ。
Vジャンプの三幻神から何も反省してしなかったという事なんでしょう。そういうこだわりとかは無く売れれば良いという考えで。
- 『デュエリストエントリーデッキVSバーサス』2015年3月21日発売。
現行のデザイン。
フォーマットはそのままなんですが、テキストの長さに関わらず文字の大きさは同じという以前の仕様に戻りました。先祖帰りですかね。
文字が大きくなるのはゲーム上では分かり易くて好きでしたが、芸術性の観点で見るとやはり私としてはこの方が有難いです。
まぁ今のデザインは好きですね。
好きなんですが、「どうせまた2年くらいで変わるんでしょ?」という懸念が拭えない。
2012年の時みたいな改悪がまた来るかも知れない。
データなら更新で反映できますが、現物はどうしてもユーザーの大きなコストになりますからね。
「このフォーマットで今後10年やります宣言」でもしていただけたら私はまたOCGを買いたくなるでしょうね。
まぁそんな訳でOCGは好きだけど手を出せない理由でした。
遊戯王好きですよ。今後もずっと。
最終更新:2015年09月04日 18:41