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星ねずみ - (2007/11/16 (金) 01:19:35) のソース

***1940年代--星ねずみ


『20世紀SF〈1〉 1940年代 星ねずみ』

「星ねずみ」 フレドリック・ブラウン ☆☆☆☆

おお、やはりブラウンにはまだ読んでいない作品があった!
これも面白い。宇宙船の実験でねずみが宇宙へ。スター・ラット。ねずみは超存在により進化、
人間並みの知能を持つ。そしてミッキー・マウスの格好で帰還。
オーストラリアにねずみの国を作ろうとするが、実験用の電気ショックで元通り。悲しい。
さすがブラウンだ!


「時の矢」 アーサー・C・クラーク ☆☆

タイム・スリップした教授らのジープが、恐竜に踏まれ、その足跡の化石を見つける。
ちと退屈で今時のSFとしてはつらいが、短いので良いでしょう。

「AL76号シ失踪す」 アイザック・アシモフ ☆☆☆☆☆
キター!何故か「我はロボット」に収録されていないこの作品。
話はやや適当ながら、これも魅力の内と断言しよう。


「万華鏡」 レイ・ブラッドベリ ☆☆☆☆

おお、ブラッドベリとは相性が悪いので期待してなかったが、これは面白い。
宇宙船が損傷、乗組員は宇宙服で船外へさまよう。あと数時間で死ぬ。
それぞれ人生を振り返ったり。科学の要素は無いが、その発想そのものがイイ!


「鎮魂歌」 ロバート・A・ハインライン ☆☆☆☆☆

個人的に好き。名作の部類に入るだろう。こういうのを見ると「昔の人は月へ行くのが
夢だったんだなー」と思う。イカすね、この爺さん。


「美女ありき」 C・L・ムーア ☆☆

前半はなかなか面白いのだが・・・火事にあった踊り子がロボットの体になる。
で、また舞台に立つ。動きそのもので人間と変わらない評価を得る。
が・・・後半は良く分からん。何だが理屈ばっかりで面白さが薄い。個人的に描写の
巧みさとかどうでも良いので、何とも・・・


「生きている家」 ウィリアム・テン ☆☆☆

奇抜なアイデアで面白いぞ。しかし、さすがに他の作品と比べると、ちと劣るかな。


「消されし時を求めて」 A・E・ヴァン・ヴォート ☆

良く分からん。記憶が無く、それを探しているようだが、何か面白くない。
長いし、読むの面倒いんですけど・・・


「べムがいっぱい」 エドモンド・ハミルトン ☆

これは選に入れるような作品だろうか?年代を代表させるような作品なのか?
どちらかというと奇手だろ、これは・・・つまらなくはないけどな・・・う~む。
どうせなら正統派の作品を入れてほしいものだ。


「昨日は月曜日だった」 シオドア・スタージョン ☆☆☆

発想は良いが、いまいち良く書けてない感じ。もう少し頑張って欲しい気もする。
小人が階段に傷を付けたりしてる。人間を役者と呼んでる。昨日は月曜だったので
今日は火曜のはずだが、水曜だった。火曜に送り返してもらう。


「現実創造」 チャールズ・L・ハーネス ☆☆☆☆

これはいいなあ。世界を滅ぼす機械の説明がなかなか読ませる!
ちゃんとした科学がある。ひょっとしたら本当にできるかも、と思わせる(ないか?)。
量子力学を勉強したくなってみたり。
でもオチは変な方向に行ってると思うが、どうだろう・・・。






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